マガジンのカバー画像

建築DXまとめ

23
建築業界のDXとして活用できるものをとりまとめています。マーケティング関係も入れるので、会社方針によっては関係ないものも含まれるかもしれません。
運営しているクリエイター

記事一覧

建設DXとは?基礎知識と5つの必要性を解説!

建設DXとは?基礎知識と5つの必要性を解説!

新型コロナウイルスが収まりつつある昨今、建設業界では労働生産性の低さや労働者不足が問題になっています。

その解決策として最近関心を寄せられているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。

特に建設・建築業界は業界特有の課題があり、DXへの注目度が高い分野のため、導入することで業務の効率化や建設業界が抱える課題解決に一役買ってくれるでしょう。

「DX化が必要でも、建設DXとは具体的に

もっとみる
UIから「白」が消える日

UIから「白」が消える日

こんにちは。ritarと申します。
今年の10月頃、YouTubeに大きいデザイン変更がありました。

アイコンの変更、角丸やレイアウトなど全体的に一新されているのですが、中でも自分が仰天したのは「アンビエントモード」という新機能です。

このモードをオンにすると、動画の下側のUI領域が、まるで動画部分から光が漏れているかのようにじんわりと色づきます。
これを見たとき自分は度肝を抜かれました。なん

もっとみる
【BIM/3DCAD】展開図を比べてみた

【BIM/3DCAD】展開図を比べてみた

3DCADやBIMソフトが普及してきたため、建物の各情報や立体的な整合性を設計段階のモデルそのもので見て確認できるようになってきていますが、今も現場レベルでは2D図面の出力が必須です。

3DやBIMはデータを適切に入力できれば、多種多様な情報を広く横断的に確認できるため、設計者にとっては非常に便利です。しかし、施工者、特に専門工事を行う各業者の視点に立てば、そもそもBIMソフトを持っていないし、

もっとみる
建築業界におけるDXはBIMにあり?

建築業界におけるDXはBIMにあり?

1.労働生産性を上げるためにBIM?12月6日に建築DXに行ってきたが、BIM活用と現場カメラ活用の展示が多い印象だった。令和3年に行った国土交通省の調査ではBIM導入していると回答した企業が46%、BIM導入していないと回答した企業は53%だ。

国土交通省の令和4年12月の調査によれば、建築業界の特徴は4つある。
①建設技能労働者の高齢化
60歳以上の者が25.7%を占めており、30歳未満の者

もっとみる
ホワイト職場すぎて離職?

ホワイト職場すぎて離職?

1.ホワイト職場で離職とは?ブラック企業という言葉が浸透している世の中で、逆にホワイト職場にしようと意識しすぎて離職する事例が目立ってきているのをご存じでしょうか?

ネットで「ホワイト職場 離職」などと検索をすると記事がいっぱいでてきます。私はこの理由がわかる気がします。

昔、仕事がものすごくヒマな時期と、とてつもなく忙しい時期がある職場にいたときがありました。忙しいとそれはそれでつらいのです

もっとみる
DXをはるか昔にやっている世界がある?!

DXをはるか昔にやっている世界がある?!

1.アートの歴史いま世間をにぎやかにしているDXで起こっていることを実は遥か昔に考えている世界があるのはご存じでしょうか?

アートの世界です。

いまから4万年ほど昔に人類史上における芸術が始まりました。洞窟壁画です。原始美術と呼ばれています。

それからローマ美術を取り入れながら形成されたのが紀元前2~3世紀(いまから2024年前)の初期キリスト教美術です。ここから長く宗教画の時代が続きました

もっとみる
フィードバック文化を浸透させよう

フィードバック文化を浸透させよう

1.DX推進でもっとも必要なことはなんだろうか?DX推進においてもっとも大切なものは何かご存じでしょうか?

世間では色々なことが言われておりますし、営業をしてくる人たちも様々なことを言ってきます。色々ありすぎて、結果を出すには結局何が一番大切なのか見失ってしまいますよね。

社風改革、新規ビジネス創出、営業機会拡大、業務効率化など、どれを進めるにしても必ず人間が絡みます。つまりもっとも大切なもの

もっとみる
DX推進は地域や中小企業は不利?

DX推進は地域や中小企業は不利?

先週講演をした「両備共創DX2022」でお話ししていた「地域におけるDX」について今回は書きます。

タイトルに書いている「DX推進は地域では難しい」「中小企業では投資ができない」と言われることが多いです。本当にそうなのでしょうか?

当日は上記のテーマをITmediaの酒井真弓さん、両備システムズの福田俊行さんと共にパネルディスカッションしました。

地域は人材も資金もない今回、両備システムズさ

もっとみる
建設DXに関わる法律・規制のイロハ 弁護士・秋野先生にインタビュー③ ~建設DXに関わる法規制や新技術の最新動向(前編)

建設DXに関わる法律・規制のイロハ 弁護士・秋野先生にインタビュー③ ~建設DXに関わる法規制や新技術の最新動向(前編)

【はじめに】今回は匠総合法律事務所・秋野卓生弁護士へのインタビュー第3弾(前編)です。

本インタビューでは、建設DXに関わる法律・規制や新技術の最新の動向について、幅広く様々な観点から迫っています。過去のインタビューに負けず、とても興味深いお話を伺うことができましたので、是非ともご一読いただければと思います。

【過去インタビューの記事はこちら】
 ① 建設業界における電子契約
 ② IT重説の

もっとみる
Meta Quest Pro、VRがもたらすこれからの働き方の可能性について

Meta Quest Pro、VRがもたらすこれからの働き方の可能性について

10月25日にMeta Quest Proが発売されましたが、このVRヘッドセットが私たちの生活にどのような可能性をもたらすのか、まだお試しいただけていない方も多いと思い記事を書こうと思います。

今回はこの革新的なデバイスの紹介を含めて、メタバースの普及が今後の私たちの働き方をどう変えていくのかという将来を見据えた話をしましょう。

自分の分身、アバターがよりコミュニケーションを加速する

オン

もっとみる
(前編) 経営にマーケティングを実装させるために必要な4つのポイントについて解説します。

(前編) 経営にマーケティングを実装させるために必要な4つのポイントについて解説します。

皆さん、こんにちは。HONE Inc.の桜井と申します。静岡県で「地方×マーケティング」をテーマに地方のブランド支援を行っている会社を経営しています。

この前ツイートした↓の反響が大きかったため、それぞれのパーツを深掘りして解説していきたいと思います。

また一部踏み込んだ解説を行うため有料に設定させていただきました(&ひとつの実験として試してみたかったため)。

このnoteに含まれる内容は以

もっとみる
生産性を上げるとはどういう意味?

生産性を上げるとはどういう意味?

労働生産性を上げようという声が高まっています。しかし、計算式はネットで検索するとあちこちで見かけるものの、実際行動にうつすとなると何をしたら良いかわかりませんよね。専門でやっている人ならともかく、普通の人は費用対効果とかROIとか、業務効率を上げるといわれてもイマイチよくわかりません。

そもそも業務プロセスとは何でしょうか?そこで今回は、「労働生産性を上げる」ということについて深堀したいと思いま

もっとみる
建設DXに関する最新の政策動向  ~政府文書を読み解く~

建設DXに関する最新の政策動向 ~政府文書を読み解く~

令和4年6月7日に岸田政権の新たな政策指針を取りまとめた「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」や翌年度の予算編成に向けた基本的な考え方を示した「経済財政運営と改革の基本方針2022」等の重要文書が閣議決定されました。
これらの文書においては、新しい付加価値を生み出す源泉であり、様々な社会的課題を解決するための鍵としてDXが特に重要視されており、多様な分野のDX関連政策や取組が掲げられてい

もっとみる
住宅・不動産業界におけるDXの現状

住宅・不動産業界におけるDXの現状

みなさんこんにちは。
リブ・コンサルティングの篠原です。

先日は不動産テック協会さんからカオスマップも発表されましたね。
様々なサービスが新しく出現を続ける中で、今まで住宅・不動産業界テックの事業成長にフォーカスをあてた内容をお伝えしてきました。
今回は着眼点を少し変え、住宅・不動産業界におけるDXの現状について触れていきたいと思います。

住宅・不動産業界に特化したコンサルティング機能を有して

もっとみる