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書くこととわたし

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わたしのことと、ライターという仕事のこと。
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#編集

一度も締切を破ったことのない私が、絶対に締切を守るためにしていること

一度も締切を破ったことのない私が、絶対に締切を守るためにしていること

ライターになってもうすぐ9年。何百、もしかしたら何千の原稿を納品してきましたが、一度も締切を破ったことがありません。ついでに徹夜もしたことがないし、人並みにお休みもいただいています。妊娠・出産、子どもや自分の体調不良も、なんとか乗り越えてきました。

劇的なハックはないけれど、どんな進め方をしているのか、一度まとめてみたいと思います。

■スケジュール・タスクの管理方法
まずは前提となる環境づくり

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“企画が出せない病気”にかかった

“企画が出せない病気”にかかった

ライターとは、文章を書く仕事です。
でも、Webメディアや雑誌などの媒体に記事を書くには、企画を出さなければなりません。自分で考えた企画が、編集会議を通過してようやく、仕事になる。基本的に、企画が出せなきゃ媒体の仕事はとれないともいえるし、書きたいネタがあればそれを仕事にできるともいえます。

編集者が考えた企画にもとづいて、取材・執筆を任されるケースもたくさんある。けれど、自分で企画を出せたほう

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取材175本という、2018年のお仕事を振り返る

取材175本という、2018年のお仕事を振り返る

2019年、仕事はじめです。
昨年はちょっとあくせくしすぎたので、今年の抱負は「研ぎ澄ます」にしました。技術向上とやるべきことに集中して、いのちだいじに、頑張っていきたいと思っています。

■やっぱりインタビューが好きインタビューが得意! と、口に出し始めた2018年。うれしいことにそんな評価をいただく機会も増え、とてもよいお仕事とたくさんめぐり会いました。
好きなジャンルは「生き方」「パートナー

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週1~2日の複業で、これまでと違う筋肉を鍛えたい

週1~2日の複業で、これまでと違う筋肉を鍛えたい

直球のタイトルをつけました。
私、ライターになって8年、だいたいフリーになって5年です。
技術もすこしは身について、同年代の同業者のなかでは、中堅どころになってきたかなと思います。さいわいにもお客様に恵まれて、毎年きちんと収入が上がり、手応えのある仕事も増えてきました。
でも近ごろ、どこかべつのステージに行きたいな、という気持ちがむくむく膨らんできています。

そんな思いを抱えつつ、今日はスマイル

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詳しくなくても、お金にならなくても、好きなものを「好き」と言いたい。

詳しくなくても、お金にならなくても、好きなものを「好き」と言いたい。

ライター・編集という仕事をしていると、好きなものや得意分野をしょっちゅう聞かれる。
「どういうジャンルが好きなんですか?」
「専門は何系ですか?」
何十回、もしかしたら何百回と尋ねられているのに、私は、いつも答えに詰まる。

その質問の裏には
「あなたは、どんな仕事ができるんですか」
「何に詳しいんですか?」
という意図が見えるからだ。

(それは仕事を頼む側からすればとても適切な質問だし、自

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ライター・菅原さくらのできること

ライター・菅原さくらのできること

はじめまして、フリーランスでライターをしている菅原さくらと申します。

この仕事をしていると「どんなジャンルが得意なの?」「どんな原稿を書いてきたの?」といった質問をよくいただきます。

でも、私のような雑食ライターが、それにうまく答えるのはちょっと難しい。また、似た系統の仕事が続く時期があると、それだけで「その分野の人」と思われてしまい(とても幸せなことでもあるのですが)仕事の幅を狭めて

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雑誌「走るひと」を、はじめて外側から見て考えたこと

雑誌「走るひと」を、はじめて外側から見て考えたこと

いっとき毎日遊んでいた幼なじみとひさしぶりに会ったら、髪を切って、見たことのない服を着て、全然知らない表情をしている。私が「走るひと5」をはじめて読んだときの感情は、たぶんそんなかんじだった。

私が「走るひと」の副編集長になるまで「走るひと」は、ランニングカルチャーの雑誌だ。速く走るためのノウハウとか、マラソン大会の情報などは載っていない。「僕らを走らせるひと」をテーマに、アスリートでもないのに

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