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書評・宇野常寛『ゼロ年代の想像力』
この文章は『ゼロ年代の想像力』の書評です。
はじめにことわっておくと、わたしは宇野常寛という批評家がきらいでした。東浩紀や宮台真司もきらいだったけど、宇野は特にきらいでした。
今回『ゼロ年代の想像力』を読んで思ったのは、「宇野の文章は面白いな」ということです。文章わかりやすいし、(当時の人気批評家に対して)<世代間闘争>を仕掛けているのも、牧歌的というか、なんか好感が持てる。
『ゼロ年代の想
サラダボール「サド侯爵夫人」など
2024年2月16日。こまばアゴラ劇場にサラダボール「サド侯爵夫人」を観にいきました。
自分はアゴラ劇場に行くのが初めてだったため、無事に会場に辿りつけるのかドキドキしましたが、なんとか辿りつけました。(渋谷から歩いて30分くらいで、いい天気だったので気持ちよく歩けた)
「こんな場所だったのか…」という感慨深さがありました。
「サド侯爵夫人」は3時間以上あるお芝居だったので、長かったです。熱が
やついフェスレポート2023/06/17
こないだのやついフェスのレポートです。私は、は2016年くらいからやついフェスを観に行っているのですが、ちゃんとレポートを書くのは初めてかもしれません。
(朝は、東京神保町のアートスクール「PARA」で授業があったので、いいタイミングで切り上げて、半蔵門線に乗って渋谷へ向かいました。リストバンド交換所であるLOFT9に向かいました。)
渋谷に着いたのが11:40。
11:30開演だったので焦っ
自分は、なにもかも中途半端でよくない
人生やっちまった。
こればかりは、全て自分の責任だし、背負っていくしかない。だけど、なんの覚悟もないので、宙ぶらりんな状態で生きている。
自分は男性で、健常者で、生育歴には多少問題があるけれど、どれも思春期を過ぎてからのことなので、家庭環境が悪かった、というより、おれ個人の問題で、仮に、この生きづらさに、なんらかの名前がついたとしても、そのことで「生きづらさ」が解消するとは到底思えないし、病院
ポエトリーブックジャムの感想と、そこから引き出された何か
ポエトリーのイベントに参加するのは、2018年のUPJ6以来です。
自分は2018年の後半、とにかくきつかった。
父親はアル中で発狂、母親はてんかんで倒れ、自分はトラウマで、食欲も性欲も落ちて、あんまり眠れない、何かをしていないと、気持ちが暗くなっていく。
このままだと、実家で潰れてしまう。実家を脱出しなくてはならない。だけど、自分が持っているリソースは、無に等しく、大学も中退だし、社会人経
弱者男性など考えたこと
自分には「彼女がほしい」という欲望がある。
それがどうしたって話だが。
(実際のところ、誰も自分には興味ないのだ)
せいぜい「彼女が出来たところで何も変わらないぜ?」って言われるのが関の山。それでも自分は「彼女が欲しい」と言い続けるのだった。
ともかく、彼女を作るには、「前へ前へ」と進んでいかないといけない。成長して、自己実現を繰り返して、魅力的な人間になり、他者からは決して見返りを求めず、