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002 これからの時代におけるプロジェクトは
会社の組織は色々な形態がありますが、商品やサービスといった「事業」を生み出す部署の組織の基本形は二つ。一つは機能型でもう一つはプロジェクト型になります。そして、この二つを融合したものがマトリックス型となります。大企業は資源・人材の効率性を考えマトリックス型組織が多いのではないでしょうか。ただ、マトリックス型の課題は「親分」が複数居ることにより、プロジェクトの運営が難しくなるという課題を持っていまし
もっとみる025 人の話を聞ける人=いい人 果たして本当?
人の話を聞いてくれる、とか耳を傾けてくれる という話題が最近特に多い。人の話に耳を傾ける人が良い人で、その逆は「悪」というという構図が成立している風潮だが果たして本当か?
私には多少違和感がある。
人の話を聞ける人=いい人 確かにそうかもしれない。が、ここで気を付けたいのは「話し手側」の問題が問われていない。
人に話を聞いてもらいたいのであれば、よく考えた方がいいい。その話をさらに聞きたくなる
018 二番手という妙
世の中「一番になりたい!」「一番でなければ意味がない」という声は多い。しかし私は「二番」という位置が実は好き。何故か?
二番は常に前を見て追う立場ともいえる。前を向いてチャレンジできる最も素晴らしい位置。我武者羅に追いかける、そして戦法も考える。一番手は良きライバルでもある。
逆に一番はとても辛い。一位であることを期待され、そうでなければ自らを肯定できないプレッシャー。それでも断トツの一番は素
015 自分の仕事にGPSを付ける
コロナの影響によりオンラインワーク、テレワークが浸透してきた現在、上司も部下も同僚も、皆が快適に業務を進めるにはどうしたらよいのでしょうか?これから大勢の人が直面する課題です。海外の会社を運営しているのでかれこれ約2年、ほぼテレワークで仕事を進めてきた私から見てもテレワークの形態はCOVID19の影響によりこの数か月で劇的に進化したと言えます。一番変化したものは、ツールよりも「仕事の仕方として認知
もっとみる019 品質検査もVARの時代に
機械加工部品の場合、出荷検査や現地での立会品質検査はとても大事。弊社でもコロナの影響により中国の生産工場に出張できずに半年以上が経過。そこで、とうとう遠隔VAR(ビデオ判定)を試験的に採用してみました。最初は、カメラの位置、ピント、光量などの設定が難しく一つの部品を検査するのに3時間位かかっていましたが、4回目を迎えてかなり実用域に達してきました!
1.意外と使えたVARVARとはビデオアシスタ
014 プロジェクトは、8時だョ!全員集合
変なタイトルで恐縮です。実はこれ典型的なチームワークなんじゃないかな?と思っているからなんです。もちろんお馴染みドリフターズのメンバーは元より、お茶の間の皆さんだけでもなく、ショーを作り上げる全員が集合したとてつもないチームワーク。
上から「たらい」が落ちてくる場面。これも計算された絶妙な「間」があるようです。しかもメンバー毎にその「間」が微妙に違うらしい。ほぼぶっつけ本番の屋台崩し。かなり綿密
013 内部改革は上手に外圧を利用
大企業にとって社内の改革はやたら骨が折れる。こういう時は外圧を上手に利用してみましょう。外部と上手く連携し内部を変えていく。大企業ほど、新規事業への進出や、社内改革、DX化の推進などと大きなスローガンを掲げているのですが、実は社内でそれを推進することはとても大変だという実態があります。そこでベンチャー企業の力を借りて推し進めよう!という話は枚挙に暇がありません。しかしながら、どれも上手く進まないケ
もっとみる012 プロジェクトは、任せて任される
唐突ではありますが、サッカーの試合で日本とドイツを比べてみると、ドイツの試合運びは無駄が無いなぁ と感じてしまいます。日本人は、毎年ドイツ人よりも354時間長く働いているのに、国民1人あたりのGDPは、ドイツよりも約13%少ないと言われています。日本の1人当たりのGDPは2018年に26位まで転落。その理由の一つとして日本人は会議と書類整理に時間を費やし過ぎと指摘されています。仕事の仕方でもやはり
もっとみる011 リーダーはゴールを目指した判断が大事
プロジェクトリーダーに限らずリーダーとなった場合に最も必要とされるアクションは「判断」とも言えます。リーダーシップというと統率力や牽引力を第一に思い浮かべるのは当然ですが、順序としては「的確な判断が出来る>信頼される>リーダーとして認められる」と考えてみてください。
色々な事が不確実になってきた昨今、この原点となる「判断すること」が特に難しくなってきました。
1.それ、本当に正しい?これまで変
010 シニアはプロジェクトで「知」を提供
1.関わり方を見失ったシニア高齢化、省人化、テレワーク、Job型、再雇用 などミドル・シニアを取り巻く今、雇用環境は日本の年齢構成の変化とコロナの影響によるダブルパンチ状態と言えるでしょう。人数が多い大企業ほど、コンピテンスのはっきりしないミドル、シニア層の有効活用は人事部にとっても重要な課題。
こういったシニア層への厳しい批判は、「妖精さん」もしくは「働かないおじさん」という言葉を生み出し、ま