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実体験をもとにしたノンフィクション小説おすすめ3選

こんにちは! 小説と旅行が大好きな月見里です!

小説も書いているので、ぜひ読んでみてください!


今回は、体験をもとにしたノンフィクション小説の中でおすすめのものを紹介します!!

また、ほかにも本紹介のnoteを出しているので、こちらもぜひご覧ください!

それでは参りましょう!


聖の青春(村山聖)


聖というのは、将棋のプロ棋士・村山聖のことです。

将棋といえば、昨今『3月のライオン』などの漫画、そして漫画もびっくりな成績の藤井聡太さんで有名です!


さて、そんな将棋の棋士の村山聖は、過去には、「東の羽生善治、西の村山聖」と言われた、天才棋士でした。

羽生善治といえば、だれもが知っている平成を代表する天才棋士です!

永世竜王、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の称号を持つ、生きる伝説で、将棋ブームの火付け役です!


そんな羽生棋士と村山聖の生涯戦績は6対7とほぼ互角で、東西で対となるような存在にもかかわらず、村山聖のことを知っている人は少ないかもしれません。

なぜならば村山聖は、29歳という若さでガンで亡くなってしまったからです。

村山聖は生まれつき腎臓の難病であるネフローゼ症候群にかかっており、学校にもまともに行けず、苦しみながら幼少期を過ごしていました。

そんな中で夢中になったのが、将棋です。将棋ならば、病気で動けなくても、盤上で自由に動けるからです。

そうして闘病しながらもプロ棋士になり、最高の称号「名人」を目指した生涯が描かれているのが、『聖の青春』です。この作品は、誰よりも近くで彼を見てきた将棋ライターの大崎善生氏が書いたノンフィクション作品です!

命の煌めき、尊さ、あきらめない心。苦しい闘病生活。そんな中でも生きようと懸命に努力する姿。そのすべてに感動します。


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また、映画化もされています!

ハンサムの松山ケンイチが役作りのために太り、泥臭い努力を死に物狂いでする冴えない孤独な村山聖を演じたことが話題になりました。実際、この作品の魅力は、主演の村山ケンイチの命への訴求の表現力だと思います!

1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。東京-。髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、みな彼の将棋にかける思いを理解し、陰ながら支えた。その頃、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。


その生きざまから、子供用の児童文学版もあります! 闘病の姿、負けず嫌いの姿、努力する姿は教育にいいです!


また、村山聖の生涯は漫画でも描かれています!


刑務所なう(ホリエモン)


ホリエモンといえば、東大を中退したり、学生時代に起業してライブドアを上場させたり、今では評論やライフハックを紹介している、実業家、評論家で有名です!

著作もたくさんあり、投資や人生論、ライフハック、仕事術を紹介して、多数の反響を呼んでいます!


また、最近話題の「ひろゆき」ともコラボ本を出しています!


そんなホリエモンですが、実はライブドア時代に証券取引法違反で刑務所に服役していたことがあります!

その時の獄中生活を綴った本が自伝として書かれているです!

それがこちらです!

本書では、

・実際の刑務所はどんなところか

・刑務所ではどんなことをするのか

・刑務所にはどんな人がいるのか

・刑務所ではどんな交流があるのか

・差し入れはどんな感じなのか

・刑務所ではどんな食事が出るのか

……などなど、刑務所の実態を面白おかしく紹介してくれています!

読み物としても社会実態解説書としても暴露本としても自伝としても面白いので、ぜひ読んでみてください!


余はいかにしてキリスト信徒となりしか(内村鑑三)


現代から一転して、今度は明治時代の自伝です!

この自伝は、明治のキリスト教思想家・文学者として名高い内村鑑三の自伝です。

内村鑑三は、なんとなく昔歴史の授業や教科書で見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?

内村鑑三は、札幌農学校(現・北海道大学)の、2期生として入学し、新渡戸稲造や宮部金吾と同級生でした!

内村鑑三はそのころに洗礼を受け、キリスト教徒となり、札幌独立キリスト教会を立ち上げたり、アメリカに留学したりし、最終的には日本独自の無教会主義というキリスト教派を立ち上げました!

また、明治天皇に忠誠を誓うことに疑問を抱き社会活動をしたり、キリスト教を通して日本人という存在を研究した『代表的日本人』が著名な著作です!


そんな激動の人生を歩んだ内村鑑三が書いた自伝が、この本です!

幕末から明治へ,激動する時代を生きた内村が,自らの魂の変容を記した記録.札幌農学校に進学した青年は,上級生に強制されてキリスト信徒となり,新しい自分と世界を知る.二十四歳で単身渡米,養護院で働き大学に通うなかで,徐々に天命を悟る.傑出した宗教家は,キリスト教の「聖地」アメリカと明治日本で,何を見,経験したのか.【新訳】
武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信する。しかしその懐の深さに心を打たれた彼は、仲間たちとともに自分たちの教会を建てるにいたる。やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つが……明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。(解説・橋爪大三郎)


この自伝は主に大学生編、アメリカ編、日本編で構成されています!

大学生編では、

・クリスマスという海外の風習をまねて、我々もパーティーなるものを行った。鍋を囲み、酒を飲み楽しんだ。楽しくなりすぎて、裸で外に出て雪の中に飛び込んだ。

であったり、

・聖書の読み合わせ中に、友人が寝てしまった。疲れているからしかたがない。

というようなエピソードが面白かったです!

今も昔も変わらないんだなあと思いました!

アメリカ編は、明治時代のアメリカがどのような環境だったのか、当時の日本人がアメリカという国をどうとらえていたのかが書いてあり興味深いです!

日本編では、頑張ってお金を募金してもらい、教会を作るなどして、徐々に活動の幅を広げていくさまが面白いです!



今回は以上となります。

まだまだ面白いノンフィクション体験談作品はあるのですが、別の機会にします!

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また、Amazonで私の書いた小説や体験記を電子書籍として出版しているため、下リンクからぜひご覧ください!

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