マガジンのカバー画像

“わたし”が紡ぐ虚の物語

156
わたしという存在の片鱗。 ちょっとした余白にメモする感覚で書いています。 【タイトル変更履歴】 『嘘つきは作家のはじまり』⇒『わたし世界』⇒今
運営しているクリエイター

#エッセイ

生活を再デザインしよう

生活を再デザインしよう

日々の生活の再デザインの必要性を感じている。
以前のようにギリギリまで頑張って、その後1週間〜1ヶ月寝込む、みたいなことはなくなったけど、気づいたらエネルギーが枯れ果てていて、『わたしから1ミリでも奪わないで、即死するから』みたいな状態にはよくなってる。

朝晩の瞑想とか、自分と丁寧に対話する時間とか、寝起きのひとりティータイムとか、日々の生活の中で自分を満たす時間は作ってるし、そこで回復はしてる

もっとみる
近頃、自分が恥ずかしくて仕方がない

近頃、自分が恥ずかしくて仕方がない

近頃、自分の未熟さ(精神的、魂的な部分)を感じる瞬間が増えて、たびたび悶絶している。
自分の反応や発する言葉のすべてが恥ずかしい。自分という存在そのものが恥ずかしい。そういう状態。

でも、これは、ある視点から見たら、『これまで見えてなかったものが見えるようになったけど、自我やら何やらがまだそこに追いついてない』というだけの話なのかもしれない。

そもそも、わたしが隠したい未熟さに気づける人はわた

もっとみる
天に佇む

天に佇む

高いところから街の灯りや人の往来を眺めていると、自分に戻ってくる感覚がある。

ここ数日はfamily shipシェアハウス・ノアに滞在させてもらっていて、基本ずっと心地いいんだけど、ひとりでゆっくり自分を内観する時間を取っていなかったせいさ、変に考えてしまう瞬間もあって。

ノアの屋上で風を感じながら、移り変わってゆく景色をぼんやり眺めていたら、そういうノイズが除かれて純粋な世界だけが残った。

もっとみる
底なしの欲と向き合う

底なしの欲と向き合う

北くんが後部座席を姫仕様にしてくれたので車旅がとても快適になりました。
こうなると靴も脱ぎたいので、ブルーシートと枕で即席のフットレフトも作りました。

後部座席を姫仕様にしようと言い出したのは北くんで、わたしもノリノリだったけどあくまでも遊びの一環のつもりでした。

でも、実際に体験してみると、大事にされている感覚、自分を大切に想う感覚が強くなって、想像していたよりも何十倍も心が満たされました。

もっとみる
たましいのおしごと

たましいのおしごと

数か月前にオーダーいただいていたスマホケースの絵が今日完成しました。

ブランシェールさんでの個展以来、平面の絵を描くと不協和音がひどくて、描こうとしては途中で嫌になって投げ出す日々が続いていたのですが、お師匠様からアドバイスしてもらったことを意識して、エネルギーを使おうとせずに、ただその人のことを想いながら、『どんなふうにしたら依頼主さんが希望するイメージに沿うかな~♪』と楽に構えていたら、急に

もっとみる
姫宣言

姫宣言

まちまち、これから全力で姫として生きていきます。
みなのしゅう、以後よろしゅうに。

『姫として生きるとはなんぞ?』という問いについては、わたし自身もまだイメージや感覚をつかみ始めたばかりなので、これから実際に体験しながら言語化していけたらと思います。

自分の性質やお金を稼ぐとはどういうことかを理解した上でビジネスという課題に取り組むうちに、

『わたし、姫として生きた方がいい感じに循環するので

もっとみる
最果タヒ展・体験記

最果タヒ展・体験記

会場の中に足を踏み入れると、何もかもが白い世界のそこかしこに言葉が浮かんでいた。壁の表面、天井から吊るされた輪っかの内側、部屋の中央に配置されたオブジェの側面……どこから読み始めようかしばらく迷ったのち、近くにあった輪っかの中に頭を入れた。

ちょうど視線の高さに文字列の曲面があった。始まりを探して、その場で一回転してみる。どこにも空白はなく、どこが始まりでもおかしくはなかった。そのままもう一回、

もっとみる

人と話すことがしんどくなる時期と楽しくて仕方ない時期の考察

わたしはよく意図的に人を近づけないようにして、ひきこもる期間を作る。その時期は人と話すとしんどくなりやすい。

いま、ちょうど五ヶ月続いたその時期を抜けて、社交モードに入ったところなのだが、人と接している時の感覚の違いをはっきり感じているので、忘れないようにメモしておこうと思う。

人と話すことがしんどい時期は、良くも悪くも繊細になっていて、ちょっとしたことに心が反応して大きく揺れてしまう=常に刺

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑪ ~最終回~

魂開き(たまびらき)⑪ ~最終回~

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

いよいよ最終回です。絵の謎解きなども入っているので長くなりますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。



4月2日、10日目の加筆。翌日いっぱい使って

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑩

魂開き(たまびらき)⑩

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

3月26日。前日に引き続き9日目の加筆です。メンタルが復活してから日常のリズムの中で絵を描けるようになりました。

現状はこんな感じ。

ゴールドで左上にあれこれ描

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑨

魂開き(たまびらき)⑨

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

前回から一日空いて8日目の加筆。メンタルが復活してから、キャンバスに向かうことが楽になりました。

だいぶ念が蓄積してきたらしく、絵を眺めているだけで意識が強く引き

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑧

魂開き(たまびらき)⑧

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

7日目の加筆。過去記事を確認したら、前回更新したのは13日らしい。10日間も何をしていたのだろう。

手帳を確認したところ、外出が続いていのと、気分の落ち込みがひど

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑦

魂開き(たまびらき)⑦

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

3月13日、6日めの加筆。前回から、なんだかんだで4日も空いてしまった。
その間、夫の友人が泊まりに来たり、ミニキャンバスや丸キャンバスの下塗りをしたり、髪を切りに

もっとみる
魂開き(たまびらき)⑥

魂開き(たまびらき)⑥

このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。

3月8日、5日目の加筆。この日は細かい描き込みを中心に。

こうする、と決めたら、その先どうするかは考えない。その瞬間は、筆を進めることだけに集中する。
遠すぎる未

もっとみる