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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2021年9月の記事一覧

少子化とは「生まれてくる子どもの数が少なくなる」のではなく「生まれてきた子どもが死なない社会」のこと

少子化とは「生まれてくる子どもの数が少なくなる」のではなく「生まれてきた子どもが死なない社会」のこと

日経に読み応えのある特集「人口と世界」というものがあります。世界の人口は減少するということ(僕にとってはずっと言ってる話ですが、いまいち理解していない人が多すぎるファクト)についてちゃん説明してあり、ビジュアルもキレイでおすすめです。

さて、そんな不可避な世界及び日本の人口減少について改めて説明するとともに、少子化というものが悪いもんだと思い込んでいる人に対する新しい視点を注入する記事をプレジデ

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結婚は「坂の上の雲」ではない。

結婚は「坂の上の雲」ではない。

前々から言っていて、拙著「ソロエコノミーの襲来」でも「結婚滅亡」でも東洋経済の連載でも、それこそCOMEMOでも書いていますが、世界は全体的に人口減少になるし、人口14億人の中国でさえ2100年には半分の7億人に減ります。

講演などでそれを言っても信じない一流企業の偉いおじさんも多いですが、信じようが信じまいが現実はそうなる。日経の記事でも取り上げられるようになりました。とてもよいことです。

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しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

「しあわせ」について考えてみる。

不幸な人は何かに執着しているからだと思います。執という字にも幸がありますが、元来「幸」という字は「手錠」の意味です。不自由でなければ自由を感じられないのと同様、幸せもある程度の縛りがある小さなところでしか感じられないという解釈もありますが、そもそも「しあわせ」とは「幸」という字ではありませんでした。

文字の語源については、以下の記事本文をお読みいただきたいので

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捨てるのではなく、置き場所を変える

捨てるのではなく、置き場所を変える

こちらの経済同友会のセミナーの記事。日経では取り上げていないが、サントリー新浪社長の言葉がネットで炎上した。炎上の元となった記事は多分これだろう。

ウィズコロナの時代に必要な経済社会変革について「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と述べた。政府は、社会保障の支え手拡大の観点から、企業に定年の引き上げなどを求めている。一方、新浪氏は社会経済を活性化し新たな成長につなげるには、従来型の

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「外食市場の6割、旅行市場の2割」はもうソロ客が支えている。いつまで戦艦作るつもり?

「外食市場の6割、旅行市場の2割」はもうソロ客が支えている。いつまで戦艦作るつもり?

日経にも当たり前だが、ソロ活支持層の記者は一定数いて、たまにこうしたソロ活(ソロ外食やソロ旅)についての記事が出ます。

こちらは2019年の記事。

そして、こちらは2018年、僕のインタビューを紹介する形で朝刊の一面でも扱われたものです。

日経だけではなくNHKでも取りあげられました。

僕は、2014年からずっと市場におけるソロ活市場を提言し続けてきたわけで、その内容はソロ社会におけるマー

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「社員の健康のために今後一切揚げ物を食うことは禁止です」と言われたら?

「社員の健康のために今後一切揚げ物を食うことは禁止です」と言われたら?

「下着の色は白」みたいなくだらない学校の校則がいまだにあるらしいですが、それを聞いてどう思います?アホじゃないの?って思いますよね、普通。

ところが世の中アホみたいな事例はあるようで…。

在宅勤務でも勤務時間は禁煙とか言い出す企業がいるようです。

百歩譲って、出社時の勤務時間中禁煙は他人への受動喫煙の防止の観点から妥当性はあると考えらます。喫煙者の方もそれなら会社にいるうちは我慢もできるでし

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