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チームコーチング

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パートナー、家族、組織等人と人との「間」にある対立、行き違い、コミュニケーション不全等の解消、チームとしての機能回復、向上のためのチームコーチング・コンサルティングを行っています… もっと読む
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#はたらくってなんだろう

コロナの状況でこそ、本業を磨くことが大事だと思う

コロナの状況でこそ、本業を磨くことが大事だと思う

今年最後のnoteです。年末を迎え、皆様お忙しくされていることと思います。

今年の漢字は「密」だということですが、コロナ対応に追われているうちにあっという間に一年が過ぎたという感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私の知人にスーパーマーケットで販売員をしている20代の女性がいます。
お店はコロナの影響で大きく売り上げが減って苦しい状況にあるようです。

少しでもコストを抑えたいというこ

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なぜあのおじさんは働かないのか?の記事を読んでピーターの法則を考えた

なぜあのおじさんは働かないのか?の記事を読んでピーターの法則を考えた

現在、東洋経済onlineで「なぜあのおじさんは働かないのか?」というテーマの記事が連載されています。

http://toyokeizai.net/category/not-work

この連載の中では、職場の中でやりがいをもって働き続けることが難しくなった中高年社員の課題が取り上げられており、興味深く読みました。

以前と比べて、一つの組織で働き続けるという人は少なくなりました。

そもそも、

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U理論入門を読んで。変革とは思い込みから自由になるプロセスである

U理論入門を読んで。変革とは思い込みから自由になるプロセスである

今回は、皆様に是非知ってもらいたい本をご紹介させてください。

U理論入門(http://p.tl/iYH2

U理論という言葉を聞かれたことはございますでしょうか。

本書の言葉を借りると、U理論とは、変革を実現するための手法やテクニックというより、むしろ変革の原理というべきものであり、どんな方向に舵をきれば変革が生まれやすくなるのかというガイドラインです。

この理論は組織を良くしたり、個人

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研修後に現場で使われ、定着するために必要な要素をリストアップすると

新年あけましておめでとうございます。

新しい年が始まり早くも1ヶ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。

うちの会社では、来期の戦略を構想提案する時期なため、この一年の取り組みを整理しています。

昨年は、自分なりにあれやこれやと新しい取り組みを形にした一年でした。いろいろと取り組んでみての感想は、やはり、プランをつくるまでよりも、それを組織に根付かせることの方が何倍も大変だということです

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私に〇〇していいですか?と許可を求めてくるなという話

私に〇〇していいですか?と許可を求めてくるなという話

先日、ある方の印象的な話を聞く機会がありました。

その方は、独立してフリーランスで働いている方なのですが、まだ会社員として雇われの身だった頃、当時の上司がその方に次のようなことをおっしゃったのだそうです。

「(私に)○○をしていいですかと聞いてくるな。」

その方はそれを聞いたときにぱっと目の前が開け、次のように思ったそうです。

「そうか。○○していいですか?」といちいち許可や確認を求めてい

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異動が多かったことでプラスに感じていることとは何か

異動が多かったことでプラスに感じていることとは何か

10月から販促マーケティングの担当になりました。

ずいぶんと異動が多い役回りで、もうすぐ3年半になる在籍期間において、子会社2つと、本社にて営業評価制度の設計と運用を担当しました。今後はプロモーション全般とマーケティングを担当していきます。

めまぐるしく異動していますと、一つの職種に集中して専門性を高めることができているのかと焦る思いもあります。

ただ、異動が多かったことでプラスに感じている

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簡単なことでも相手の得になることや、お手伝いになるようなことを、見返りを求めずにやること

簡単なことでも相手の得になることや、お手伝いになるようなことを、見返りを求めずにやること

今回は働く上での「信頼」をテーマに書きたいと思います。

前職時代、尊敬する先輩2人が、キャリアについて同じことを、違う言葉でおっしゃっていました。

・幸せなキャリアは自分の応援者を増やすこと

・幸せなキャリアはクレジット(信用)を積み重ねること

お二人とも、良い仕事を続けていけば、周囲からの信頼が蓄積され、そのことで自然と道が拓けていくものだということをおっしゃっているんだなと思いました。

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座右の問いのすすめ

座右の問いのすすめ

今回は「座右の問いのすすめ」というテーマで書きたいと思います。

「座右の問い」という考え方をある方に教えてもらいました。

座右の銘というのはよくありますが、同じように、事あるごとに自分の立ち戻るべき場所を繰り返し確認する「問い」を持つとよいということです。

私は、この「問い」が自分の進むべき方向性を知る助けになると考えています。

たとえば、最近noteでご紹介している東北で活躍している方に

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私の可能性を限定させているのは、私の心の偏見であり、世界を決め付けて見ている自分の目や心の在り方に理由がある

私の可能性を限定させているのは、私の心の偏見であり、世界を決め付けて見ている自分の目や心の在り方に理由がある

前回、被災地で課題を解決するということは、新たな仕事を創り出すことにつながると考えられていることを紹介しました。

これまでは実現不可能だと思われていたような事業をどうやって成り立たせるか、現地の人はよく考えて実践されています。

たとえば、現地の鹿の角を使って美しいアクセサリーをつくるという事業を始めた人がいます。

製品のデザインやブランディングなどに関しては、活動に共感した外部のプロと協働し

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福島を「支援する」ということが誤解であり、逆に、福島の地によって日本が支えられているという話をきいて

前回、私が今関わっている「みちのく仕事」についてご紹介しました。

みちのく仕事(http://michinokushigoto.jp/

震災が起きてから1年ほど、私は特に何も行動をしていませんでした。

がれき撤去など力仕事に自信がなかったり、何をやったらいいかわからないといろいろと理由をつけて他人事として思考停止してしまっていたというのが本当のところだなと思います。

みちのく仕事とつなが

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NPOにかかわる中で発見した3つのこと

NPOにかかわる中で発見した3つのこと

私は現在、仕事外でNPOに関わっています。今回はそこで感じていること、学んでいることについて書いてみます。

みちのく仕事                 http://michinokushigoto.jp/

※このサイトは、被災地で復興のために様々な事業を立ち上げて活動している人を紹介し、その活動に参加する人材を募集する求人サイトです。

私は今このサイトのインタビュー記事作りをお手伝いして

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営業管理の仕組みづくりについて私が取り組んだこと

営業管理の仕組みづくりについて私が取り組んだこと

前回まで、私が取り組んでいた営業管理の仕組みづくりについてご紹介してまいりました。改めて、以下に整理してみます。

1.よくヒアリングをして業務フローを見える化する。

2.その中で、営業にとってどの数字を管理していくことが重要なのかを見極め、指標と運用の仕組みを設計する。

3.管理する数字を改善していくためのマネジメントの仕組み、適切な上司の配置を行う。

4.部署間のコンフリクト解消やモチベ

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天才が天才を生む。データなどの二次情報じゃわからないものはたくさんある

天才が天才を生む。データなどの二次情報じゃわからないものはたくさんある

前回まで、営業体制の見直しについて書かせていただきました。

会社の営業力を上げていくには、個人の能力の問題と、組織のコンフリクトの解消という大きく2つに分けて方向性を探ってみたいと考え、私なりに日々の営業管理の仕組みを構築していることをお伝えしました。

その運用がいよいよこの5月からスタートします。

営業さんにはこれまでとは異なる指標で日々の行動結果を記録していってもらいます。

これらの数

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コンフリクトがある時に、お互いの信頼をベースに対話ができ、ベストな落とし所を話し合える

コンフリクトがある時に、お互いの信頼をベースに対話ができ、ベストな落とし所を話し合える

前回は、今取り組んでおります営業体制の見直しプロジェクトに触れ、
プロジェクトを失敗しないため、2つのことに気をつけているとお伝えしました。以下がその2つです。

1.実行する人の知識や能力不足

2.利害関係や立場が異なることによって生じる組織のコンフリクト

今回は、2についてお伝えしてまいりたいと思います。

当社は従業員700名の中堅企業で、本社には100人くらいの人員が勤務しています。

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