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お仕事

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食べていくためにお仕事に行きます。楽しいこと、つまんないこと、色々あるけどここで吐き出します。
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老後を支えるものとは

老後を支えるものとは

私は郵便局の電話受付の仕事をしています。再配達、不着、苦情、なんでもござれ。そして、もちろんお客さまからの相談事も賜ります。

一人暮らしの高齢者からの相談をよく受けます。
「足が悪くて集合ポストまで取りに行けないので部屋まで届けて欲しい」
しばしばそんな相談をうけますが、残念ながら対応することができません。

どなたにも公平に配達するという理由からです。皆の希望に添い、集合住宅で一軒ずつ部屋まで

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「コールセンターもしもし日記」を読みました

「コールセンターもしもし日記」を読みました

「コールセンターもしもし日記」吉川 徹著 
文字通りコールセンターのオペレーターの方が書かれた本です。
たまたまネットのタイムラインで見かけてちょっと読んでみたら、まあ面白い。
自分も同じような仕事をしているので、答え合わせのような気持ちもありました。私の苦労なんて甘いのかしら、もっと苦労している人がいるのかしら、とか。
あるいは、うんうんわかる!と共感して自分も頑張ろうって思えるんじゃないかしら

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占いは当たるのか?〜給料日前に思う

占いは当たるのか?〜給料日前に思う

給料日前である。この時期はいつも金欠だ。いや、毎日財布の中との相談は欠かせないんだが、特に厳しくなる。なんとか収入をアップできないかと髪を掻きむしるのもいつもこの毎月20日過ぎである。

遠い昔、漫画家の一条ゆかり先生が雑誌「りぼん」の付録のソノシート(あ、薄ーいレコードのことね、若い方は調べてね)の中で月収のことに触れたのを聞いたとき(なんてことをさせたんだろう、集英社)のこと、あまりの額に子供

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お金って大事。お金について考えることはもっと大事。

お金って大事。お金について考えることはもっと大事。

さっき洗濯しながらふと思った。相変わらず生活が厳しいなあって。もっとお金のことを若い時から勉強しておけばよかったって。そして、久々にnoteを開いたら、な、な、なんとタイムリーなお題がポン!と目の前に現れたので、この場をお借りして考えをまとめてみたいと思います。

母はいわゆる江戸っ子気質で、宵越しの金は持たないって性格だった。自分にも他人にも気前が良かった。そんな人に育てられた私も、お金にはほと

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熱き血潮の映画館

熱き血潮の映画館

当時私はワーカホリックだった。夢であった絵を描く仕事になかなか就けなくて足掻いたのちに、ようやく店舗設計デザインの世界に潜り込めて嬉々として仕事をしていた。とはいえまだまだ修行の身、なのにお給料をいただきながら勉強できる状況に自分はなんて幸せ者なんだろうと日々感謝しながら仕事をしていた。

帰宅はいつも日付が変わってから。仕方がない、昼間は現場に出て監理や打ち合わせ、帰社してから図面の修正をしたり

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面倒くさがり日記

面倒くさがり日記

もともと面倒くさがりだけど、歳とともにますます磨きがかかってきた。ここまでベテランになると、”はしょっていいこと”と”はしょったら後々大変なことになりそうなこと”の判断を瞬時にできるようになる。

例えば、出した物は必ずそこに戻さないと瞬時に行方不明になるから、面倒くさくても必ずあったところに戻す。これは絶対はしょってはならない。一方ボタンやホックが取れているのに、見えないところだからと安全ピンで

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「他人は変えられない」...ならば。

「他人は変えられない」...ならば。

昨日仕事終わりに同僚に呼び止められた。仕事内容は違うものの、毎日連絡を取り合う部署同士で、彼も私も今の会社に勤めて4年くらい。お互い仕事に慣れてきた反面、職場の良くない部分とかも充分見えてる時期。そこからしばらく話をした。

どの会社でもあると思うんだけど、ウチの良くない部分って「言ったもん勝ちで得をする人がいる」ってこと。なんか声が大きくて強気に出る人だけが得をしている。例えばシフトに関しても、

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「同じ釜」の大きさを考える

「同じ釜」の大きさを考える

私のシフトは朝10時半から始業。早朝から8時台くらいまでに出勤する人がほとんどなので、あまり多くの人とは出勤時刻がかぶらない。それでもロッカールームでは誰かしらと会う。まずは挨拶をして、業務上しょっちゅう関わる人はその後、今日は暑いだの寒いだの、身支度を整える時間の間で完結するような当たり障りのない無駄話もしたりする。

他の部署であまり業務で関わらないお互い名前すら知らない人たちもいて、その中に

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パッヘルベルのカノン~忘れられない出会いの曲

パッヘルベルのカノン~忘れられない出会いの曲

パッヘルベルのカノン。

人生最後に聴きたい曲は?と聞かれたら、真っ先にこの曲と答えるでしょう。

出会いは、1980年代半ば。NYのデザイナーの「SHAMASK」の婦人服を、当時私の勤務先のデパートではプライベートブランドとして展開していて、私はそのショップの担当として働いておりました。ときはバブル、ボディコンシャスが流行りでしたが、ミニマルでまるで和服のような直線のデザインはストイックとも言え

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お気に入りのサングラスが似合わない

お気に入りのサングラスが似合わない

私は子供の頃は結構な肥満児で、それが高校生の頃から痩せ始めて20代にはすっかり標準体型になった。立ち仕事から座る仕事に転職したとたん、結局肥満体型に戻ってしまったけど。その一瞬だけスタイルが標準だった若かりし頃、当然顔も今より小さくてよくサングラスや伊達メガネをかけていた。何度かの引越しでどこかへしまい込んでしまっていたが、少し前そのサングラスたちがひょっこり出てきた。お気に入りだったのを恐る恐る

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休日出勤についての考察〜誰のためにがんばるか

休日出勤についての考察〜誰のためにがんばるか

今日は休みで朝寝坊できる〜!って二度寝してたら電話で起こされた。

「今日〇〇さんが体調崩して急に休みになったから廃休で出て来れる?」
って上司から。

寝ぼけてたからハイハイと返事して出勤したけど、断れば良かったと後悔した。よく考えたら次の休みまですっごく間が開いちゃう。つらい。

私の部署はギリギリの人数で回してるから、誰かが突発で休むと出勤してる人の負担が増える。今日は突発で休んだ人が遅番だ

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