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#エッセイ
水を叩いて、世界を変えるのは難しい
世界や社会や組織を変えようとして、頑張っているけど変わらないときのお話。
どうも世界は、「水」や「海」と性質が似ているように思える。
そう考えると、世界を変える難しさが理解しやすい。水にエネルギーを加えて、変形させようとしても、らちがあかないのだ。
たしかに、水を叩いて変形させることは可能だ。手応えもあるし、派手に水飛沫も上がる。でもその変化は一瞬で、すぐに元に戻ってしまう」
そのことに気
できないあなたは特別じゃない。
Twitterですこし前に、「遅刻常習犯目線から時間守る人にお願いしたい事」というツイートがバズっていた。
そのお願い、というのはこのようなものだ。
・遅刻して待ってる時間は適当に過ごしてて欲しい
・+30分はデフォなので許してほしい
・あと何分で着くか聞かれるけどとりあえず100%到着するのは確実なので安心してほしい
・最終的には時間じゃなくて「到着したか否か」で評価してほしい
いちいち検索
自分の中の”神様”に向かって書く
いきなりスピっぽいタイトルですみません。でも、文章の話です。
梅の花が散り、空の上の方が透明になり始めると、ああ、春だなあ、と思い、重たい雨が降る日にはまだまだ冬だなあ、と感じる。やっと2019年が訪れたような気分。
2018年は修行の一年だった。小説も出たし、オンラインサロンやnoteの有料マガジンを始めたりして、「上々じゃん!」と思われることも多かったが、とにかく私にとっては苦しい、試行錯
全てを克服するべき、みたいな価値観を捨てる
年齢の割に業界歴や経験値が浅く、自信のなさで常に不安だった。だからいろんなことができるようにならなきゃ!と思い、あれこれ手を出した。会社で求められることがある程度できるようになってきて、自信のなさは少しずつ薄れていった。
でも、会社の外を見てみるとどうだろう。自分のやりたいことがわかっていて、何をやるか・身につけるか、ある程度絞って、それをどんどん突き詰めていく人たちに出会った。羨ましいと思った
人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月
人は死んでも、死なない「そういえば、そろそろ5年経つかな?」
「うん、そうだね。」
「今思い出しても、かっこいい旅立ちだったよね。」
「うんうん。あんなにすがすがしいお看取りは
後にも先にもないよね。」
かつての同僚と飲みに行くと
看護師である私たちは、決まってある患者さんの話をします。
名前は田中さん(仮名)
大腸がんで5年前に亡くなった患者さんです。
彼女は私が関わった患者さんの中でも