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『墨のゆらめき』三浦 しをん……バディの過去はしらないほうがいい
(2024.02.19) ストーリーを説明している記述があります。ご注意ください。
■三浦 しをんの『墨のゆらめき』を読んだ。バディの過去はしらないほうがいい……とおもった。
三浦 しをんのバディものといえば『まほろ駅前』シリーズだが、この作品では老舗ホテルで働いている 続 力(ツヅキ チカラ)が多田 啓介で、遠田 薫(書家)が行天 春彦
中野 翠は、最強だ!
中野 翠が、すきだ。ん?! 中野 翠のコラムがすきだ。映画評も。
このブログを始めてから早く書こうと思いながら、生来の先送り癖から今になってしまった。という言訳は、週刊文春2020.12/10号のCinema Chartがきっかけだったからだ。『燃ゆる女の肖像(仏)』(監督・脚本:セリーヌ・シアマ)への中野 翠の評価が、星☆二つ(ちなみに芝山幹郎は満点の星☆五つ)、そのコメントがすごい。
『青春とは、』姫野 カオルコ 読書記録(2021.06.20)
年をとってきて小説が読めなくなった。昔からファンタジーや緻密な世界観を作っていくようなのも苦手だ。(それでも、『十二国記』9冊が手つかずで枕元に置いてある)翻訳ものや国内ミステリーにも勇気が出ない。『白夜行』なんか、文庫のその厚さに降参した。
なにを読んできたかというと、エッセイやコラムをまとめた本だ。通勤で読むのにちょうど良かった。ただし、北大路公子や西原理恵子は危険だ。笑ってしまって電車で
宮澤 エマと気になる女優たち
宮澤エマ(栗子役)がNHK朝ドラの『おちょやん』で㊗大ブレイク!!
『おちょやん』の当初、南河内で、ろくでもない飲んだくれの千代の父ヨシヲが引っ張り込んだ悪ずれ女栗子として出てきた時にも、そのキャスティングの意外さに驚いて、ネットニュースでも取り上げられた。さらに、終盤へきての再登場で…ここまで引っ張ってくるかー!…と感心。まさかのあの「花の人」が栗子とは!また、宮澤エマはこんなにうまかったのか
白鳥あかねはロマンポルノの守護神だった!! 『スクリプターはストリッパーではありません』白鳥あかね 読書記録(2021.04.11)
ニューアクションからロマンポルノへと路線変更した日活の撮影現場で、スクリプターとして奮闘努力した白鳥あかねは、言わばその「お仁王様」であった。ん…?、シーサーであった。いや、モスラであった。いやまずい、…とにかくそういう守護神だった。
この本が面白いというのは、昨年(2020)小林信彦が「本音を申せば~週刊文春」で紹介していたと記憶している。すぐにさがしてパラパラと読んだら、とても面白い。これ
がんばれ嘉風!!(令和3年春場所)
現在、春場所の11日目だが優勝争いにはあまり興味が無くなった。
横綱鶴竜は休場、白鵬は3日目から、遠藤・十両の宇良も休場、大関陣は全くさえない、ときてあとは贔屓の力士がいい相撲を取ってくれるのと「北の富士コラム」を読むのだけが楽しみになってしまった。
先場所優勝の大栄翔は、5日目の御嶽海戦で調子を取り戻したようだ。明生と阿武咲はケガが治って本来の力強さが出てきた。体も張りがでてきた。この3人
『猫を棄てる 父親について語るとき』村上 春樹 読書記録(2021.02.01)
「時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある。-中略-歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた。」
ここ書いてある「時が忘れさせるもの」とは、父親との関係のことでは無い。それは、確執が生じたときの生の感情(怒りや悲しみや反抗心などの直接の気持ち)は薄れてきたということだろう。父親に小説家になることを告げてから頑固な二人は交流もなく、できるだけ
森 七菜の笑顔で疫病退散!!
■「森 七菜の明日はどっちだ!」というタイトルで「この恋あたためますか」が終了する前に書く予定だった。が、年を越してしまい2020年の活躍の評価やこれからの大きな可能性についても既に書かれてしまった。でも、気を取り直して…
■森 七菜が最初に気になったのは、「エール」二階堂ふみの妹役(メガネっ子)でどんどん良くなっていった経過を見てからだ。相手役の岡部 大への評価までも上がっていった。こんな新人
北大路公子 NHKガッテン!もやし特集で印税ガッポリ?!
NHKガッテン!でもやしを取り上げていた。先日読んだ北大路公子の『ロスねこ日記』を思いだした。ロスねこといってもネコはほとんど関係ない。十何年も前に死んでいる。今回は、スプラウトつまりもやしを6種類(ついでに椎茸・舞茸・ヒアシンスまである)栽培してその経過を書く、という編集者からのイジメとしか思えないような企画だ。おそらく北海道の一部で細々と売れただけではないか、と心配していたところへ「ガッテン
もっとみる鈴木京香-ライザ・ミネリへのオマージュ(共演NG第6回)
第6回のラスト近く空港で、海外映画出演のため出発する大園瞳を見送る遠山英二、なんか構図が記憶にあるなー、『キャバレー』やるんじゃねえかな?…と思っていたら、やったー!!
ライザ・ミネリがマイケル・ヨークと別れ際、後ろ姿で振り向きもせず右手を上げ指だけでバイバイ、緑のマニキュア!クーッ、かっこいい。ナチス政権下で、男よりダンサーとしての夢を選んだサリー(ライザ・ミネリ)の男前、もう30年以上も前