中村綾花 Ayaka Nakamura

仏在住ライター福岡出身→長崎。日本テレビ「ダーツの旅」製作&カメラマン。NY遊学経てリ…

中村綾花 Ayaka Nakamura

仏在住ライター福岡出身→長崎。日本テレビ「ダーツの旅」製作&カメラマン。NY遊学経てリクルート「R25」。世界で婚活後、パリへ移住・結婚。パリ郊外19世紀のアパートに住み改装DIY、治療へて子育て中。連載「パリジャン十色」 https://cakes.mu/series/3055

マガジン

  • 連載「パリジャン十色」で書けない事

    cakesでの連載+α 。十人十色どころでない色々な生き方をするパリジャン。それを見たり体験すると、日本での生きづらさから解放されるヒントだらけ。 最近は、不妊治療、妊娠、出産、子育て体験を通して、日々、いまだにぶち壊される日本の価値観などを書いています。

  • パリのリアル

    花の都、だけじゃない汚くてごちゃ混ぜで貧乏、だけどなんか楽しく気軽なパリの本当の生活を切り取ります

記事一覧

仏オミクロン感染がすさまじい

写真は全然コロナと関係ないですが、ヘアカット(ただすいてもらっただけなのに)すごい毛量が出たので記録撮影したものです。さて、私のウザい毛量はともかく。 withコロナ…

そんなに働かなくっても

日本になかなか帰れない。そこで日本の家族から色んなものを詰め込んだ段ボールを本日郵送してもらった。今朝、地元の小さな町の郵便局から発送してもらったら、その日の夜…

自分らしく、はハードル高い

自分らしく生きる 自分の軸を持って生きるというのが、いまを楽に生きる必須なポイントなのだけれど正直、これは数日で身につくものじゃない。私自身、それをものすごく孤…

バロック音楽 with 子ども

週末、フランスの至る所で文化遺産に触れられる年に一度のイベントでした。もちろん全て無料! 思いもよらずタイミングのあったバロックコンサートに参加。お城のシャペル…

生理再開。

生理の話は、どんどんしていこうと思う。授乳をやめてから1ヶ月くらい経ったか? ついに生理が再開。子宮せんきん症という病気があって、そのせいで妊娠しづらく治療もし…

久々に一人で歩いたら。。。

産後、もしかしたら初めてかも知れない、夜のひとり散歩をしたら驚いた。ベビーカーを押さずに、ひとりで歩く身軽さがこうも脳味噌も解き放つものだったとは!どこからか漂…

子育ては地味すぎるね

地味にコツコツ、が、思う以上に大切でその後の大きな成果につながるって聞いてはいるけれど。。。子育てって、ほんっと、毎日毎日、同じルーティーンの繰り返し。同じこと…

オリンピック株が心配だ

どうやら本当に、日本でオリンピックが開催される。私が住むフランスでは、マクロン大統領が、ワクチン打たないと生活制限をかけるという脅しを発表。その発表があった晩か…

東京五輪、中止希望の署名

どう考えても、開催することがおかしい東京オリンピック。国、政治、色々なしがらみと、すでに裏金をもらってる人たちが「開催すること」に必死になって無理やり進めようと…

忙しい=心を亡くす

フランスに住んでいた日本人の友人らが、色々な理由で日本へ帰って行くと、半分以上の確率で感じること。 それは、 「ああ、もう、あの時一緒に楽しく過ごしてた人じゃ…

出産後の忘れられない言葉

ぼちぼち連載中、cakes「パリジャン十色」記事が更新されました。 ここ最近続いた、壮絶な出産体験レポートはようやく書き終わり、正直、これまで溜まっていたトラウマの…

産後のパニック発作

まだまだつづく、産後の地獄体験。 私は、これまでフランスで入院、手術を何度か経験した時にパニック発作を起こすようになっていました。 日常生活を送っている時には全…

出血、おもらし、地獄の産後

cakesで連載中、フランスでの壮絶な出産体験レポートが更新されました。 壮絶っていっても、母子ともに無事だったし、命に別状はなかった、のだけれど、それにしても、や…

コロナも侵食できない孤島

子供を産んで、育てて、自分を超える存在が現れたり。 生まれ育った国を離れて、外国で暮らしたり。 未知のウィルスによって生活環境が変わったり。 自分を取り巻く環境…

感動できなかった出産

妊娠、出産というのは、本当に信じられないほど 「イメージと現実とのギャップがある」ということを、身をもって知りました。 「パリ症候群」というものがありまして、パ…

パニック発作と、無痛分娩の事故

ごぶさたしています!一時停止していたcakesでの連載がようやく再スタート。 前回までで止まっていた、フランスでの出産レポートです。 思っていたのと、聞いていたのと…

仏オミクロン感染がすさまじい

仏オミクロン感染がすさまじい

写真は全然コロナと関係ないですが、ヘアカット(ただすいてもらっただけなのに)すごい毛量が出たので記録撮影したものです。さて、私のウザい毛量はともかく。 withコロナ生活も2年以上過ごしてきましたが、ここ最近のオミクロンが今ままでに経験したことのない威力で広がっているのに驚いています。これまでパリに住んでいる友人らが、コロナが誕生して、早い段階で感染してはいましたが近隣に住む友人らが、あれよあれ

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そんなに働かなくっても

そんなに働かなくっても

日本になかなか帰れない。そこで日本の家族から色んなものを詰め込んだ段ボールを本日郵送してもらった。今朝、地元の小さな町の郵便局から発送してもらったら、その日の夜中から早朝にかけて、すでに飛行機に乗ってフランスに向かっているらしい。![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65823525/picture_pc_7db50bde

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自分らしく、はハードル高い

自分らしく、はハードル高い

自分らしく生きる 自分の軸を持って生きるというのが、いまを楽に生きる必須なポイントなのだけれど正直、これは数日で身につくものじゃない。私自身、それをものすごく孤独な自問自答と、地道な脳の筋トレを数年経てやっと身につけた気がしている。それを、このぐっちゃぐちゃな日本に住みながら身につけるってのは並大抵のことじゃない。でも、ごくシンプルに考えると、とりあえずはっきりわかりやすくなることに気がついた。

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バロック音楽 with 子ども

バロック音楽 with 子ども

週末、フランスの至る所で文化遺産に触れられる年に一度のイベントでした。もちろん全て無料! 思いもよらずタイミングのあったバロックコンサートに参加。お城のシャペルにいるだけで天使が降りてきそうな空気なのに、そこでビオラダガンバなど、古き楽器で演奏されるバロック音楽に全身、清き音のシャワーを思う存分浴びるひととき。オルガンとコーラスで始まった瞬間なんて、涙が滲み出そうになりました。あ〜、こんな素晴らし

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生理再開。

生理再開。

生理の話は、どんどんしていこうと思う。授乳をやめてから1ヶ月くらい経ったか? ついに生理が再開。子宮せんきん症という病気があって、そのせいで妊娠しづらく治療もしていたわけだけど妊娠=治療になる、らしく、この1年振りくらいの生理には痛みがない。痛みがないのが正常の生理って知ってましたか?私の人生の長期間、散々、ずーっと、うんざりするほど生理痛に悩まされてきたので、生理なのに生理痛がないのってものすご

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久々に一人で歩いたら。。。

久々に一人で歩いたら。。。

産後、もしかしたら初めてかも知れない、夜のひとり散歩をしたら驚いた。ベビーカーを押さずに、ひとりで歩く身軽さがこうも脳味噌も解き放つものだったとは!どこからか漂ってくる、他人の家の揚げ物の匂い。草花の匂い、窓のカーテン越しに見える寝室でお母さんとくつろぐ子供たちの様子、路上駐車してるあらゆる車、誰かと電話してるムッシュの会話。。。いろーんな情報が、五感でもってバシバシ入ってくる。赤子といると、自分

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子育ては地味すぎるね

子育ては地味すぎるね

地味にコツコツ、が、思う以上に大切でその後の大きな成果につながるって聞いてはいるけれど。。。子育てって、ほんっと、毎日毎日、同じルーティーンの繰り返し。同じことをコツコツすることが、苦手な私は、時々それに気がついてうんざりする。妊娠治療でなんとかどうにか子供が欲しい!って思ってやっと授かった子供でも、そう思うのだから自分に呆れるわ。 オムツを代えて、ミルク飲ませて、風呂に入れて、、、、の一つ一つ

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オリンピック株が心配だ

オリンピック株が心配だ

どうやら本当に、日本でオリンピックが開催される。私が住むフランスでは、マクロン大統領が、ワクチン打たないと生活制限をかけるという脅しを発表。その発表があった晩から、それまで空き空きだったワクチン予約が一気に大混雑したばかり。私の周りでは、ワクチン打ってない人の方が少数になってきた。さて、オリンピック。このまま強行されたら、オリンピック株ならぬ、日本での新種株が生まれるんじゃないかというリアルに当た

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東京五輪、中止希望の署名

東京五輪、中止希望の署名

どう考えても、開催することがおかしい東京オリンピック。国、政治、色々なしがらみと、すでに裏金をもらってる人たちが「開催すること」に必死になって無理やり進めようとしているとしか思えない。でも、どうやったらやめさせられるんだろう?半ば、何も出来ないと思って諦めモードだったけど、中止を求める署名ならすぐにできると知ったのでここでシェアします。https://utsunomiyakenji.jp/stop

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忙しい=心を亡くす

忙しい=心を亡くす

フランスに住んでいた日本人の友人らが、色々な理由で日本へ帰って行くと、半分以上の確率で感じること。

それは、

「ああ、もう、あの時一緒に楽しく過ごしてた人じゃなくなっちゃったな。。。」

ということ。

特に、東京に戻ったりした人だと、強くそれを感じることになる。

その原因ははっきりしていて、 忙しくなるから、人が変わってしまうのだ。

余裕がなくなる。自分が毎日生きること、仕事すること、

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出産後の忘れられない言葉

出産後の忘れられない言葉

ぼちぼち連載中、cakes「パリジャン十色」記事が更新されました。

ここ最近続いた、壮絶な出産体験レポートはようやく書き終わり、正直、これまで溜まっていたトラウマのウミを消化させてもらった気分です。

さー!次行くぞ!と気持ちがようやくスッキリ切り替わった感じ。

あれだけとんでもない出産の体験の記憶というのは、その後また続いていく待ったなしの赤子のお世話、子育てに脳が占領されて、どんどん消え

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産後のパニック発作

産後のパニック発作

まだまだつづく、産後の地獄体験。

私は、これまでフランスで入院、手術を何度か経験した時にパニック発作を起こすようになっていました。

日常生活を送っている時には全く問題ないのですが、入院、特に、手術後の麻酔から目が覚めた時の不安や気持ち悪さに発作を起こしてしまうんですね。

それが、出産というまた入院体験で発作を起こしてしまい、強いトラウマになってしまいました。

今回の記事では、この一番ピーク

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出血、おもらし、地獄の産後

出血、おもらし、地獄の産後

cakesで連載中、フランスでの壮絶な出産体験レポートが更新されました。

壮絶っていっても、母子ともに無事だったし、命に別状はなかった、のだけれど、それにしても、やっぱり個人的にはトラウマになるほどの体験でした。

出産後の腹は垂れ落ちるわ、股からいろいろ出血するわ、トイレに間に合わなくてもらしたり、本当に、自分がどうなっちゃったのかわけがわからなくて泣き崩れた出産直後。

出産=感動、赤ちゃん

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コロナも侵食できない孤島

コロナも侵食できない孤島

子供を産んで、育てて、自分を超える存在が現れたり。

生まれ育った国を離れて、外国で暮らしたり。

未知のウィルスによって生活環境が変わったり。

自分を取り巻く環境、世界は変われども、その度に、自分を見失いそうになったり、吹っ飛んで戻って来れなさそうな事態に溺れても、

また、泳いで戻ってくる小さな孤島のような場所。

それが私にとっての仕事だなと思う。
書くことだと思う。

それがあるから、ま

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感動できなかった出産

感動できなかった出産

妊娠、出産というのは、本当に信じられないほど

「イメージと現実とのギャップがある」ということを、身をもって知りました。

「パリ症候群」というものがありまして、パリに住む前のイメージと、実際に住んでみた現実のギャップに精神を病んでしまうというものなのですが、それとは全く、比べ物にならないほどだと感じました。

こんな大変なことだって、どうして端から見てても分からなかったんだろう?。事前に調べてお

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パニック発作と、無痛分娩の事故

パニック発作と、無痛分娩の事故

ごぶさたしています!一時停止していたcakesでの連載がようやく再スタート。

前回までで止まっていた、フランスでの出産レポートです。

思っていたのと、聞いていたのと、違いすぎた自分の出産体験。

フランスだから、というのもあるけれど、それにしても、心身ともにズタボロになった辛い体験です。

今回は、ある意味これは医療ミス!?になるのか、まさかの、いや、やっぱりすんなりうまくいかなかったパリの病

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