マガジンのカバー画像

お気に入りの詩

17
運営しているクリエイター

記事一覧

煌々と照らす者

その姿は、人間でも動物でもない架空の中の生き物。
ただ佇む。

時を越える程の時間が
この宇宙を作った。

今も、大きくなっている。
あの暑さを教えてくれる。
生きるための光。

太陽は、円を描く。
また同じ時が
流れ始める。

優しい香り

優しい香り

優しい香りがふっと 私の周りに漂う春日和

遠く離れた場所から届いたそれは

優しくて強くて温かいでしかない

心のこもった 最強のもの

テレパシーか 魔法か 奇跡か

知りたいこと 思っていること 考えていることを

なぜこんなにも感じてくれるのだろう

そこにはちゃんと大きな 愛 があって

私の深い深いところに ちゃんと届く

ちゃんと届いてる

温かい ぬくい気持ちと 最大の愛情

春の

もっとみる

【詩】 父が詩人にしてくれた

父が詩人にしてくれた
むすめの私をむすめと扱い
むすめとしてしか見てくれなくて
わしの娘と自慢して

母がもの書きにしてくれた
字を書くことを禁止して
あることないこと書くのを恐れ
お話づくりをやめさせて

おとうさん わたし
詩人になった
あなたのことを書いて

おかあさん わたし
もの書きになれた
あなたのことを書いて

買ってもらった文学全集
毎週土曜の習字教室
毎月はじめの学習雑誌
どれで

もっとみる
五月五日の詩

五月五日の詩

星に生まれたせいで、光り続けるしかなかった、夜空の点滅。包丁の先端みたいにキラキラしているのに、誰も殺せないのがかわいそうだと思った。
今この瞬間も、少年少女は自分の存在を証明するために、世界のどこかで生まれている。

ねえ、知ってるか。
赤信号を渡っても、何人もの人が今も生きていて、何人かは死んじゃって、その子は少年少女に生まれ変わって、大人と戦ってるんだって。
でもこれは内緒話にして、大事

もっとみる
うさぎくんと自転車(new beginning)

うさぎくんと自転車(new beginning)

うさぎくんと自転車(new beginning)

この間は
踏んでしまって
ごめんなさい

うさぎくんは
落葉さんたちに
謝りながら

自転車置場から
自転車を
そっと取り出した

走り出すと
数日前より
落葉が増えていることに
うさぎくんは気づいた

あっちに
こっちに
かどっこ かどっこに
落葉が集まっている

水気がなくなって
カラカラになった落葉
黄色い落葉
真っ赤な落葉
まだ緑のまま落

もっとみる

接点 #みんなでポエム書いてみた



海辺の朝
誰もいないカフェで聴いた
不思議な旋律

旅先の夜
コンビニの前に繋がれていた
痩せた老犬の目

風にざわめく 木々の梢
水面を照らす 光の欠片

いつもと何ら変わらない 
日常の中で

なぜか こだましている音
なぜか 焼き付いている光景

理由はわからないけれど 
今もそこにある
無意識の彫刻刀で彫り出された
記憶のモニュメント

それらを時々
ぼんやりと眺めながら
わたしは待っ

もっとみる
縦書きポエム『薄藍』

縦書きポエム『薄藍』

に 空 泣 空 ぼ き 泣 こ  き 何 め 空 そ 雲     薄
ご を き が く み き ん  み だ ず の こ を
っ 睨 た 憎 は を た な  は か ら 色 に 突     藍
た ん い か 空 励 い の  空 き し な ひ き
空 だ の っ が ま の ち  を み く ん ろ 抜
が ら は た   そ は ょ  仰 の 前 か が け
    ぼ か   う ぼ 

もっとみる
『きみには雨が似合うねなんて』 フォトポエム

『きみには雨が似合うねなんて』 フォトポエム



きみには雨が似合うねなんて 決めつけてほしくなかった
日陰にひっそり佇むその姿こそなんて 誉められてもうれしくなかった
ねえ 知っていますか
さわわと乾いた葉を揺らす 日陰の風の頼りなさを
ねえ あなたは知っていますか
初夏の雨も 夜は冷たいんだっていうこと
きみには雨が似合うからなんて、わたしは
あなたに決めつけてほしくはなかった

夜通し降りつづいた雨が上がり 光がかわりにその身体を、

もっとみる
73コトめ。形 #みんなでポエム書いてみた

73コトめ。形 #みんなでポエム書いてみた



『形』

まる
しみでる優しさを見る
私の瞳に映るのは 君の満点笑顔

さんかく
人を傷つける鋭さを持つ
私の瞳に映るのは 君の傷つけまいという強い意志

しかく
大切なものを守るハコ
私の瞳に映るのは 君の大きなその背中

ほし
最上級のかっこつけ
私の瞳に映るのは 君のピースつきニヤリ顔

はーと
世界で一番幸せな形
私の瞳に映るのは 君の言葉にしない温かさ

両手を広げ
両瞳(りょうめ)

もっとみる
[ 創作墨字 嬉しみ ] #みんなでポエム書いてみた

[ 創作墨字 嬉しみ ] #みんなでポエム書いてみた



晴れ舞台

貴女の姿を瞼に焼き付けようと

見つめるほどに

貴女のいろんな顔が姿がチラつき

嬉しいけれど複雑な気持ちが溢れ

とびっきりの笑顔にうれしい涙が止まらない





ずっと続きますように

その笑顔が

やがて穏やかな微笑みに

安らかな微笑みにかわるまで

黄色いバラ

幸せな花嫁の未来の像

家族となり友となり

平和な友情を育む

シングルマザーが、頑張って頑張って育

もっとみる
この恋を許して #みんなでポエム書いてみた

この恋を許して #みんなでポエム書いてみた

憂鬱な雨の朝
気まぐれ色の花が咲く

オレンジ色の傘が
君を思い出させる

君の笑顔を守りたかった
君の側にいたかった

君に伝えたかった
たった一言

好きです

言えない想いを
胸に抱きしめた

雨の季節が続けばいい
気まぐれ色の花が
この想いを許してくれる

こちらの企画に参加しています。

2020.6.3

ぼくが何等星かは知らないけれど #みんなでポエム書いてみた

ぼくが何等星かは知らないけれど #みんなでポエム書いてみた



闇夜にちいさく震えていた

遠くに見える巨大な一等星と
自分との凄まじい距離にめまいを感じ

近くに見えるよく似た六等星と
自分の何が違うのかとやっかんだ

闇夜にちいさく震えていた

となりをみると
ちいさな光が震えていた

ぼくはちいさく手をふって
ぼくはやさしく光ってみた

ちいさな光は笑った
ぼくも笑った

ぼくらは光を交換しあった
ずっとずっと交換しあった

ぼくが何等星か知らないけ

もっとみる
球形の天使たち #みんなでポエム書いてみた

球形の天使たち #みんなでポエム書いてみた

あたし,天使なんかじゃないから
だって,羽根生えてないでしょ
くるりと軽快に回ってみせて
君は快活に笑った

ステージの明かりが急に消えて
何度も夢ではないかと疑った
これで第1幕が終わってそのまま終演となるのか
絶望に沈む僕の前に君が現れた

歌うように点滴の針を刺す
これ,古武道の心得よ,と笑って
僕の体を難なく起こし
車椅子に乗せる

まるで小さな子どもをあやすように
花々の説明をしながら

もっとみる

小さな後押し #みんなでポエム書いてみた



風の行方にすべてを託し
今日まで生きて 来ましたの

お天道様に見守られ
道々 虫と戯れて

出自に不平はありません
存在意義など問いません

わたし等 しがないタンポポは
自我などとうに 捨てました

風の行方にすべてを託し
綿毛が飛んだら さようなら……

立ち止まっていた わたしの足元から
そんな声が聞こえてきた

その生き様は
清々しいほど 単純で
憎らしいほど 堂々としていた
 

もっとみる