記事一覧
超音波解剖追記④(肩甲下筋について)
みなさま、祝日はいかがお過ごしでしょうか?
私は、コメダでコーヒーを飲んで朝活をしていました。
今日は肩甲下筋についての超音波解剖や病態について記事を書いていこうと思います!!
・肩甲下筋の基本解剖
肩甲下筋の特徴は、筋束が上部と下部に分かれている点です。
基本的には下垂での内旋運動で全体が作用しますが、特に下部筋束は
外転角度が上がると『骨頭を下方に引きつける』ように働きます。
この骨頭を下
超音波診断装置を使った病態把握
最初に、、、この記事は、私が超音波診断装置を業務の間で使用する際に、参考にしている論文などを病態別でまとめて、チラッと確認できるための
場所にしたいと思っています。
・腱板断裂の評価
超音波における腱板断裂の評価について説明します。
断裂の括りとしては完全断裂と、不全断裂に分けることができる。
腱板損傷は、あくまで断裂がないの状態のことを指す。
ARCRというのは関節鏡視下腱板修復術の略
腰部疾患の下肢、臀部症状を考えていくにあたって①
こんにちは。
最近、下肢の症状や臀部の症状に悩まされているのはこの私です。
毎回シリーズ性にしようと思ってもすぐに違うことを書きたくなって一貫性がないなって思っているので今回は何回かに渡って下肢症状や臀部痛について記事を書こうと思います。
(色々意見をいただきたいですね。)
まずは神経から理解しよう。神経の解剖を理解できていなければ、この後の下肢や臀部の症状について考えていけないので簡単に解剖
成長期シリーズ(腰椎疲労骨折・分離症①)
いろいろまとめたいことが多くて困る今日この頃です。
なんとかシリーズが好きすぎて、手をつけきれていないものが多いです。
今回は、成長期に起こるオーバーユース障害の中でも、非常に多い腰椎疲労骨折(分離症)についてまとめていきたいと思います。
本日のテーマの題材は、これです。
本当によくまとまっているので、皆様興味のある方はご購入されることをお勧めします。
我がクリニックでは、院長が定期購入して
筋の緊張状態を表す用語たち
おはようございます。
突然ですが『筋肉が緊張してるね!』と患者さんに伝えたりすることがあると思います。
緊張と聞くとネガティブなイメージがついてしまうかと思いますが、本当にそうなのでしょうか?
今日は、筋肉の緊張状態や、硬さの状態についての用語について
解説と考えをまとめていきたいと思います。
・緊張とは?辞書を調べてみると以下のように記載されています。
ひきしまってゆるみのないこと。
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関節可動域(ROM=ロム)っていうな!
みなさん、こんばんは。
4月も始まり、というかもう終わろうとしています。
私の職場では、新人PTが入職して、新人指導で慌ただしい毎日が続いております。
リハビリにおける基礎的なことを、教えている最中なので、Noteでもしばらくは基本的なところを復習していこうと思います。
本日のお題は、『関節可動域』についてです。
・関節可動域とは?そもそも関節可動域って、どのような定義でしょうか?
調べてみ
疼痛マッピング(肩関節編)
痛みの範囲から疾患を想像することって大切だと思っています。
疾患別で痛みが出る範囲に違いがあります。
本日は、肩の痛みの範囲を研究した面白い論文を紹介したいと思います。
疼痛に関しての基本的な問診の取り方や、簡単な説明はこちらの記事にも記載していますのでぜひ先に確認していただければ幸いです。
https://note.com/azuazu0508/n/ndeded95b6ef3
本日紹介する論
見落とせないRed flagの話
こんばんは。
本日は鑑別やリハビリをする上で絶対に外せない(頭の片隅に入れておきたい)Red flagの話をします。
・そもそもRed flagって?
Red flagって聞いたことがありますでしょうか?
私は、学生時代は一言も耳にせず、医療機関に入った新人の頃にPTの先輩から指導を受けました。
Red flagとは、生物学的兆候。重篤な疾患の警告兆候のことを指します。
例えば腰痛の患者が
運動器の機能障害の捉えかた
本日は、
以前から挙げている、臨床推論系の話で問診→身体所見を取得→統合と解釈までを具体的にどういったことをポイントにして行っているかを記載していきます。
ちなみに私の考えのベースは、前職でお世話になった理学療法士の『工藤慎太郎先生』が監修されているこの書籍がベースです。
(職場で試験などもあったため、脳みそに刷り込まれています。今でも読み返すことが多いです!)
・運動機能障害の評価戦略
足関節専門医から学んだ画像の話(ストレスレントゲン撮影)
みなさま。こんばんは。
本日は久しぶりに専門医シリーズを更新していきます。
前回は足関節の通常レントゲンの話をしました。
本日はレントゲンの中でも特殊撮影『ストレスレントゲン撮影』について説明をしていきたいと思います。
・ストレスレントゲン撮影の種類について
大きくは、前方引き出しテスト、内反ストレステストを行いながらレントゲンを撮影する二つの方法があります。
・前方引き出しテスト
足関
柔道整復師も知っておきたい医療面接〜OPQRSTモデルの深掘り②〜
こんばんは。
先日書いた記事の続きです。
本日は、R・S・Tについて記載します。
・R:region/radiation(部位/放散の有無)
・S:associated symptons(随伴症状)
RとSを同時に説明していきます。
まずは、医療面接において、患者さんの『痛みの部位』を把握することが重要です。
問診票などのボディーチャートに実際に患者さん本人に記載してもらい、『痛み・症状の