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ふとした時に読み返したい記事🌟

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noteで出会った気になる記事や読み返したい記事をまとめています。
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【TALK ROOM】おすすめしたい、俳句関連Webサイト&アプリ

【TALK ROOM】おすすめしたい、俳句関連Webサイト&アプリ

#句具ネプリ -2024春分-のTALK ROOMで、「おすすめしたい、俳句関連Webサイト&アプリ」についてお聞きしました。

こちらの記事で、みなさんからのおすすめコメントと合わせて、リンク先も合わせてご紹介します!(リンク先は2024年3月現在)

俳句や関連記事を読むセクト・ポクリット

毎日更新される記事は読み応え抜群!執筆陣も様々で俳壇の「今」が見えてくるようです。/読み物もとても面白

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初めて読む句集が『青水草』な人へ

初めて読む句集が『青水草』な人へ

(1)俳句は分からなくてもいいまず、俳句は、作者と読者という2人の間の「共通感覚」を土台にして成り立っています。

この土台が地続きになっていると「分かる」、繋がっていないと「分からない」、になります。

ちなみに「季語」は土台の1つです。

この土台のことが省略されて、隠されているから、俳句は「分かりにくい」と印象されがちなのです。

なお1句1句によって、土台が変わります。

だから、1冊の句

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〔公開記事〕『歌壇』22年12月号「年間時評 歌集が本屋で売られるということ」(前半)

「歌集が本屋で売られるということ」(前半)

 本当に一握りの売れる歌集以外は、長らく歌集歌書は著者が自費出版し、それを寄贈する、されるという方法でのみ流通してきた。自費出版した本を著者が買い取り、名簿を入手し、寄贈する。あるいは出版社に依頼して代送で寄贈してもらう。
 寄贈文化とは、長い目で見た物々交換である。ある日知り合いの歌人から歌集を寄贈される。自分が歌集を出版したらその人に寄贈する。ある

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ゆうぐれの櫛

ゆうぐれの櫛

櫛というさびしきかたち思うとき仮名にひらきてゆうぐれは来る

 
 「好きな歌人は誰か?」という問いには、なかなか答え難いところがある。誰に、どのような状況で訊かれているかで答えは変わり得るだろうし、 
実作者であればこそ、それほど不用意に自身の好みを明かしたりはしない。
実際のところ、自身の作風に直に影響を与えた歌人ももちろんいるけれど、作風の変化に呼応するかたちでその都度、贔屓の歌人も移り変わ

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小野小町と小野篁 ふたつの「花の色は~」の和歌

小野小町と小野篁 ふたつの「花の色は~」の和歌

毎日寒い日が続きますが、あちこちでつぼみがほころび、春の息吹が感じられる季節になってきました😊

本格的な春の到来が待ち遠しいですね…✨

◆2月の祭礼についてさて、今月2月は当社にとって「祭礼が多い月」でもあります。
毎年2月11日は「紀元祭」が、2月17日は一年の平安を祈る「祈年祭」が行われます。

そして令和の御代になり、天皇陛下の誕生日をお祝いする「天長祭」も2月23日に行われることとな

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バイカ(梅花)カラマツ|写真

バイカ(梅花)カラマツ|写真

物語を書いていると、男性の心理を疑似体験することになります。役に入り込む俳優さんと似たようなことをしているのかなあ、と思いながら。

ソースは身の回りの男性や殊に関係の深い人(?)などで、それを、本の中に描かれた男性像をもとに再構築してストックしているのかなと、なんとなく思っています。最近では『アンナ・カレーニナ』の男性陣には本当に、本当に勉強させていただきました。トルストイ、すごいです。厚く御礼

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絵から香りを感じますか?―上村松園《楚蓮香之図》

絵から香りを感じますか?―上村松園《楚蓮香之図》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリーズ。学芸員がコンパクトに解説します。おなじみの作品も、はじめましての作品も、どうぞご堪能ください。

ゆるやかな曲線を描き、流れるように歩く女性のまわりを、蝶が舞っています。楚蓮香は中国唐時代の伝説の美女です。身体から漂ういい香りに魅せられて、外を歩くと蝶や蜂が飛び従ったといわれています。絵の作者は、生涯

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俳人 菖蒲あや

俳人 菖蒲あや

 「春嶺」主宰だった菖蒲あやさんには、お会いした事は無いのですが、俳句に関わってから知りました。
 彼女の俳句に初めて触れた時に、衝撃が走りました。其処に彼女の生々しい生活があったのです。
 まっさらな俳句、飾らない俳句、誠実な俳句。彼女の俳句は、私の胸に飛び込んで、
「貴女もそうでしょう?」
 と、問いかけて来るのでした。
 私は、貧しい暮しのなかで、女である哀しみや、苦しみ、不自由さ、それらの

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