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【エッセイ】里の駅に行ってきました6[道の駅・里の駅](1050文字)

2023年8月3日。

夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。

晴れて暑くなるとのことで、陽射しの強いのが心配なので、袖なしボタンなし綿ブラウスに長袖麻シャツを羽織った出で立ちで外出。

紫外線対策としては、麻はあまり向いていないらしいですが、何も羽織らないよりはましかなと思いました。

外に出ると、気持ち良く晴れた空に、横長のもくもくした大きな白い雲がたくさん。

明るい陽射しと合わさって、リズミカルで楽しげな雰囲気です。

8月の第一週というと、私は子どもの頃には毎年、旅行に行っていました。

海の見える宿に宿泊し、3泊4日のうちの1日は海水浴に行き、後は併設のプールで泳いで、最終日の夜には海で花火大会という日程でした。

だから、この雰囲気に触れると、旅行に行きたくなります。

私はワクワクしながら、車の助手席に座っていました。

明るい陽に照らされて、キラキラと輝くような、綺麗な緑の山々。

田んぼの稲は本当に大きくなりましたね。

里の駅に到着すると、畑に特産の赤紫蘇が繁っていました。

里の駅では、四葉胡瓜・あさかぜ胡瓜・茄子・山科茄子・白茄子・オクラ・トマトを購入。

いろんな茄子があるから、茄子好きの私は全種類購入したくなりますが、食べられる量だけにしました。

茄子以外にも、夏野菜好きの私としては、見るだけでも幸せな気持ちになる野菜がいろいろと並んでいました。

「あさかぜ胡瓜を切りながら食べたら、とても美味しくて、気に入りました。あさかぜ胡瓜は、もう終わりのほうですか?」
と夫は、よくお喋りをする生産者さんに話しかけました。

「あさかぜ胡瓜は、もう終わりになりますね」
と生産者さん。

四葉胡瓜も、あさかぜ胡瓜も、もう終わり。

あさかぜ胡瓜、もっと早く食べてみれば良かったなぁ!

こんなに気に入るとは。

来年は出てきたらすぐに食べよう。

四葉胡瓜とあさかぜ胡瓜が終わったら、次はどんな野菜が並ぶかな。

それはそれで楽しみです。

購入したものを袋詰めする時に何となく掲示板を見てみたら、左京区役所で、山間部特産市というものがあるとのことでした。

京都市の山間部の特産品が集まるようで、面白そう。

普段は縁のない、いろんな土地の特産品と出会えそうです。

里の駅のお餅が全種類売り切れていたので、近所の志野さんで黒豆大福を購入して、車の中で食べました。

おせち料理の黒豆のような味の黒豆が入った、珍しい豆大福です。

黒豆が印象的で、粒餡が適度な甘さの深みのある味で、美味しかったですが、お餅はちょっと乾いていたかな。

盛夏の里の駅行きでした。






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