【エッセイ】里の駅に行ってきました11 あちこちの田んぼが刈り入れられていました [道の駅・里の駅](1140文字)
2023年9月9日。
夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。
天気予報を見ると、一番暑かった時に比べて、だいぶ気温が下がりましたが、それでも、まだまだ私の子ども時代の盛夏の気温くらいはあるので、真夏の格好、トップスは袖なし綿ブラウスという出で立ちで外出しました。
この気温なら、強い陽射しも心配ないかなと思って、長袖麻シャツを羽織らなかったのですが、意外と陽射しが強くて暑かったです。
天気は、晴れ。
里の駅行きでは、久しぶりの晴れです。
青い空に、白く薄く平べったい雲が、いくつも並んでいました。
沿道や山々の木々は、水を欲しているように見えました。
道中、蝉の合唱は聞こえてきませんでした。
あちこちの田んぼで刈り入れが済んだようでした。
まだ刈り入れの済んでいない田んぼでは、たくさんの粒をつけた稲が、黄金色に輝いていました。
寂しいなぁ!
作物の実りは楽しいものですが、これから半年ちょっとの間、田んぼが空っぽになるのは寂しいなぁ。
蛙の楽しい合唱も、また来年の春まで聞けなくなりますね。
私の好きな半年間が終わってしまいました。
里の駅では、胡瓜・茄子・ふわとろ長茄子・米ぬか・餅菓子を購入。
野菜があまりありませんでした。
季節の変わり目ですね。
夫の大好きな、ふわとろ長茄子があって、夫が嬉しそうでした。
私も、ふわとろ長茄子の鉄鍋蒸し焼きを楽しみにしていますが、他にも茄子類を食べたいなぁと思っていたので、無くて、残念でした。
今年は茄子類が少ない気がしました。
米ぬかは新米のものかな?
我が家のぬか床に入れます。
新米のぬかは微生物の活きが良くて、ぬか漬けが良く漬かって美味しくなるので、楽しみです。
夫が精算の済んだものを持参した袋に入れて帰ろうとした時、私は、まだ台の上に餅菓子が残っているのを見つけ、慌てて、夫に後ろから声をかけました。
夫は振り返り、笑顔で言いました、
「忘れたよ!」。
それを後ろから見ていた、よくお喋りをする生産者さんが、面白そうに声をあげて笑いました。
「大変です」
と夫に餅菓子を渡しながら、私は生産者さんに言いました。
「香りが良くて気に入っています」
と餅菓子を袋に入れながら、夫は生産者さんに言いました。
生産者さんは口を大きく開けた笑顔で大きく2回、頷きました。
「これから野菜は何が出てきますか?」
と夫。
「種を蒔くところなので、暫く品薄ですね」
と生産者さん。
大好きな夏野菜も、もう終わりのほうなのですね、寂しいなぁ。
車の中で餅菓子を食べました。
ん?いつもとちょっと味が違うかな?里の駅の餅米ではないのかな
?
いつもの味を好きなので、残念。
もう少ししたら、新米の餅菓子になるかな。
それはとても美味しそう、楽しみです。
まだ夏の暑さですが、季節は初秋。
秋の味覚が待っています。
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