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冠雪か目ほそめて見るいしづち山
季語:ゆき( 晩冬 ) 現代俳句
冠雪=かんせつ
雪は、冬に降ってくる白い氷の結晶のこと
西日本最高峰の石鎚山の初冠雪、
今年は10月末ごろだったそうです
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4 9 5爆発《詩》
400に…
90を足して…
5を乗せたら…
500円玉を取り出す
残りの5は何
それは余白
私はそっと箱に夢を詰め込む
やがてエネルギーが膨張し
真
空
誤
爆発で超新星誕生
太陽は燃えているように見えるが
燃えていない
そして私も燃えていない
じゃあ何
ただあなたの影を愛しているだけ、495爆発
賽の河原 【幻想詩】
僕のからだは
いつのまにか薄い布になって
ふわふわただよっていた
空から見ると
灰色の荒野の中を
一筋の川が流れている
銀色の砂利が光っていて
鉱物の擦れ合う音が響いていた
川のほとりの風は
灰色の土を巻き上げた
丸い透明なものが
あちらこちらに浮いている
風に吹かれるままに
散ったり 集まったり
その 透明な
しゃぼん玉のなかに
坊さまが棲んでいた
しゃぼん玉のなかで
坊さまの弾く琵琶は