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#映画レビュー
セブンス・コンチネント
1989年に公開されたハネケ監督のデビュー作。
104分に凝縮された「家族」。映画が時間芸術だ、というのはこのことなのかもしれない。と、映画の感想を書いていると考えてもみなかった文章を書いていることが多い。
面白かったか、と尋ねられれば、面白くはない。衝撃的でもない。おうちデートにもおすすめしない。ただ、つまらないか、と聞かれればそれはまた違う。ずっとぞわぞわしながら見ていた。やたら窮
ベロニカは死ぬことにした
2005年公開、堀江慶監督作品。真木よう子主演。
丁度10年前の作品で、当時監督は26歳だったようです。
主人公・トワは虚無感から自殺未遂をし、それによって精神病棟に入り余命を宣告され、短い余命の間を主人公は他の入院患者たちと暮らすうちに心情に変化が起こる。というあらすじ。
原作では主人公はベロニカという名前ですが、このトワという名前はどこからきているんでしょうかね。永遠?
一言でまとめると、
時計じかけのオレンジ
無事に見終わる事ができて安心した。
大変申し上げ難い事になるが、いま、世間では元少年Aの絵や文章の芸術性がどうとか言われているが、それに似通ったものをこの映画に想像していた。
平たく言えば、暴力や痛みやグロテスク、性的倒錯が2時間続くと思っていたし、冒頭は本当にそういう感じだった。
無事に見終えた、というのは、私は暴力や痛み、グロテスクなものを見聞きすることが極端に苦手でテレビのニュ