お 鯰に乗っかられて 揺れることも 怒ることも できない朝 いっそ 魚になりたい、と 考え出したら 暮れてゆくだけ
よる疲れたら 部屋は地割れ 墨 薄墨の手 100本 血を吸うでもなく 撫でるでもなく 言葉の海をうようよ 漂い散歩
鯛 鱒 鯖 鮭 おお 夜中静かに たたずむ 沈黙だ 眼球の言語を吐くなよ 発色の爆弾を 黙る君と 街の 隙間にぶん投げて 倒れる おれは 爆裂する
さいきんは、あまり詩を書いてない。 本を読み、気に入った文章を、紙のノートに書き写す。この作業を、ずっとやっている。自分の感性、ものの見方を鍛えたいからだ。詩を…
寒い。朝は。 分かる本、わからない本について。 分かる本→司馬遼太郎、石垣りん、吉野弘など。 わからない本→マルクス「資本論」、丸山眞男「日本の思想」、吉本隆明…
君に細胞はあるのか 君はビートルズすきか 麺は固めか へんな訛りだなあ クビになって ヒマなんだ だから君 インタビューさせてくれ 味に自身はあるのか 自分をカ…
左側がわにかたむいたヒトが 歩いてくる まけずに 左側にかたむきながら 歩く 彼にとっては右側にかたむいているが ぼくにとっては左側にかたむいている 鏡のような関係を…
寒い。眠い。喫煙。 昨日も古本屋へ。2冊購入。 ①新・反グローバリズム 金子勝 ②日本の近代美術 土方定一 2冊、千円かあ。うーむ。 言語への欲望が、…
寒い、寒い。煙草、うまい。 また、古本屋へ。週に何回いってんだろ、おれ。まあ、いっか。以下、本日の収穫です。 ①探求 I 柄谷行人 ②凡庸な芸術家の肖…
眠れないなあ。 昨日は古本屋で3冊購入。 ①東山魁夷 日本の美を求めて ②ニーチェ ツァラトストラかく語りき ③有島武郎 惜しみなく愛は奪う 3冊で300円。 …
青い空。 図書館へ行く。まず、ランダムに本を選ぶ。三木清、丸谷才一、柄谷行人。 で、適当に開いたところを、手書きで書き写す。ホントに適当に、パッと開いた部分を。…
どういうわけだろうか 静かなのに かえって 騒がしくなる 静けさが、積もる 納豆をかき混ぜ 朝飯、朝飯、と たった8語呟くだけでも 騒がしくするのは 朝なのか 納豆な…
茨城大学のそば 小さなアパート 美しいおんなが住んでいた 近くには池があり 蛙が ぜえぜえ鳴く以外に なんの取り柄もない場所 おんなは 粗末なかっこうを いつ…
3月21日 豪雨 傘をさした バス運転手がいた 妻に死なれ また妻をもらい 今日はバスの窓を割ってしまった すべての失業者は 運転手になるといい 雨のなか 眼を開…
美しいもの 三つ教えてあげよう ひとつ 野間宏 ふたつ ブリューゲル みっつ 君だ 包囲された島で命からがらぼくは逃げてきた 爆撃はほうぼうに絶望を生み育ててゆき…
シャボン玉を買ったのは いつぶりか 泡が3人生まれた 3が道をよけ 2はうつむき よろけた1は弾けて 燃えた 消える わたしは 逸れる 大きな字を書いてみること …
たかあき
2024年4月10日 06:20
お鯰に乗っかられて揺れることも 怒ることもできない朝 いっそ 魚になりたい、と考え出したら 暮れてゆくだけ
2024年4月9日 08:08
よる疲れたら部屋は地割れ 墨 薄墨の手100本血を吸うでもなく 撫でるでもなく言葉の海をうようよ 漂い散歩
2024年4月9日 05:18
鯛 鱒 鯖 鮭 おお夜中静かに たたずむ 沈黙だ眼球の言語を吐くなよ 発色の爆弾を 黙る君と 街の隙間にぶん投げて 倒れる おれは爆裂する
2024年4月6日 15:31
さいきんは、あまり詩を書いてない。本を読み、気に入った文章を、紙のノートに書き写す。この作業を、ずっとやっている。自分の感性、ものの見方を鍛えたいからだ。詩を書くより、楽しい、と感じることもある。X(旧Twitter)に詩を書くのも、さいきん嫌になってきた。Xには、雑誌で入賞した経験のある詩人もたくさんいる。そのなかには口の悪い人もたくさん。名指しではないけれど、しょっちゅう、他人の作品の
2024年4月2日 05:25
寒い。朝は。分かる本、わからない本について。分かる本→司馬遼太郎、石垣りん、吉野弘など。わからない本→マルクス「資本論」、丸山眞男「日本の思想」、吉本隆明。僕は分かる本、わからない本も両方楽しんでいる。ふつう、分かる本のことを面白いとみんな感じるかもしれない。でも。それは本当にそうなんだろうか。わからない本のなかにも、面白さを感じる、ということは十分にありえることだ。それは言葉
2024年3月30日 19:39
君に細胞はあるのか君はビートルズすきか麺は固めかへんな訛りだなあクビになって ヒマなんだだから君 インタビューさせてくれ味に自身はあるのか自分をカッコよい、とおもうか漱石と春樹どっちが天才だ乃木坂46どうおもうそもそもきみは誰だ
2024年3月30日 17:21
左側がわにかたむいたヒトが歩いてくる まけずに左側にかたむきながら歩く彼にとっては右側にかたむいているがぼくにとっては左側にかたむいている鏡のような関係をお互いたもちながら彼の顔は ぼくではなく僕の顔も ぼくのまま
2024年3月25日 17:47
寒い。眠い。喫煙。昨日も古本屋へ。2冊購入。①新・反グローバリズム 金子勝②日本の近代美術 土方定一2冊、千円かあ。うーむ。言語への欲望が、最近高まっている。貪欲にいろんなジャンルに手を伸ばしてる。趣味ではあるが詩を書いているので、どうしても語彙が欲しくなる。少ない語彙で詩を書けるほど、自分には才能はない。ジャンルの壁を超えて読書すると、例えば「経済学の言葉を使って
2024年3月23日 19:39
寒い、寒い。煙草、うまい。また、古本屋へ。週に何回いってんだろ、おれ。まあ、いっか。以下、本日の収穫です。①探求 I 柄谷行人②凡庸な芸術家の肖像 蓮實重彦③無門関③は、「禅」の本である。たまには知らない世界を覗こう。で、古本屋の近くには図書館がある。図書館に置いてあった「立花隆の本棚」を読んだり眺めたりする。立花隆の膨大な蔵書の数々。文学、歴史、脳科学、サル学、経
2024年3月23日 00:58
眠れないなあ。昨日は古本屋で3冊購入。①東山魁夷 日本の美を求めて②ニーチェ ツァラトストラかく語りき③有島武郎 惜しみなく愛は奪う3冊で300円。 よい時代だ。閉じたままだと、なんだかぶっきらぼう。でも、一度開くと言葉の宇宙が広がる。本というのは、不思議だ。荒川洋治さんの詩集、「心理」を図書館で借りてくる。散文詩の世界だ。荒川さんの思考、情熱、感性に満ちた作品なので、
2024年3月22日 17:19
青い空。図書館へ行く。まず、ランダムに本を選ぶ。三木清、丸谷才一、柄谷行人。で、適当に開いたところを、手書きで書き写す。ホントに適当に、パッと開いた部分を。手書きで。こころを込めて。繋がりのない、文章ができあがる。三木清+丸谷才一+柄谷行人だから。でも、良いのだ!それで。繋がりがなければ、じぶんで勝手に作ればよい。それが、楽しい!積ん読していた芥川也寸志「音楽の基礎」三浦雅士「バレ
2024年3月22日 08:37
どういうわけだろうか静かなのにかえって 騒がしくなる静けさが、積もる納豆をかき混ぜ 朝飯、朝飯、とたった8語呟くだけでも騒がしくするのは 朝なのか 納豆なのか初源の言葉言葉をもたない未開のひとびと かれらはじめて海を見たとき 何と言ったのか納豆から海へ 海から初源へ触手は伸び イメージは広がる沈黙は降り積もるだろう言葉をもたないならば、だだが 内蔵は 脳は 手は震えた
2024年3月22日 05:45
茨城大学のそば 小さなアパート美しいおんなが住んでいた近くには池があり 蛙が ぜえぜえ鳴く以外になんの取り柄もない場所 おんなは 粗末なかっこうをいつもしていたが(たまにブーツをはく)艶かしく 蛇になり オスの蛙どもを食い 吐き捨てるああ! 秘密だ!秘密が彼女に 艶かしさを与えた!秘密を抱えたら人は誰でも!農学部在籍だった、という秘密年上のおとこに 春を与え続け
2024年3月22日 00:00
3月21日 豪雨傘をさした バス運転手がいた妻に死なれ また妻をもらい 今日はバスの窓を割ってしまった すべての失業者は 運転手になるといい 雨のなか 眼を開けて言った(雨、止む) 運転手には苦労が多い バックミラーで眼が合う 客 この時代に生きている、ということそして 死別「太宰治と 宇宙物理学には 共通点があるんだ」と友人が話す 「ええっ?どんな?」世間の風向きとは別に 考えては見
2024年3月21日 15:10
美しいもの 三つ教えてあげようひとつ 野間宏ふたつ ブリューゲルみっつ 君だ包囲された島で命からがらぼくは逃げてきた 爆撃はほうぼうに絶望を生み育ててゆき ついには ぼくの耳元で囁くのだ 失え、とぼくが射殺したものたちの 息子たちよ娘たちよ 妻たちよ 親たちよ かれらを見守っていた 霊魂たちよ ぼくの眼からは ただひたすら光が失われてゆくから ぼくの身体からは 倫理と悪行の境界線が
2024年3月20日 15:32
シャボン玉を買ったのは いつぶりか泡が3人生まれた3が道をよけ 2はうつむきよろけた1は弾けて 燃えた 消えるわたしは 逸れる大きな字を書いてみることこれほど難しい ことはない職場に睨まれたとき小さな、小さな字を書いたあれから 10年たった通学路のシャボン玉10才のきみよ字が おおきいななら ばっちり男だ背中をまげた わたしが言う道をよけた さんにんめの泡が