にゃん@エッセイ読んでね
おもに読了後の感想や解釈。すてきな表現は引用します。
おもたいこと、どうでもいいこと、あたたかいこと、悲しいこと。わたしの頭を行ったり来たりするすべてのこと。
ほかの誰かから「少食っていいね」「食べても太らないんでしょ」って、恰もわたしが楽をして生きてきたかのような口調で言われても、ふしぎなことに怒りや悲しみは微塵も湧…
犯罪を繰り返す不良少年が更生する物語、と言ってしまえばそれまでだけど、ラストは何度読んでも涙が止まらない。超おすすめです。 主人公が通り魔をする場面から始まって…
山田詠美を読むのは初めてで、「僕は勉強ができない」と迷った結果、こちらを選んでみた。 共に文芸編集者である夫婦が、お互いに恋人を作ってしまう話。ストーリー的には…
人間のこころのように不安定でゆらゆら揺れ動くものを信用することは、怖い。 読み終えて、まず、感じたこと。 だからこそ、“自分”の存在が、少なくとも自分…
これ嫌い、それも食べられない、あれもムリ…! そういう友達が、けっこう多い。しかも、苦手な食材が多い人に限って、"食べられない自慢"を堂々と繰り広げる。たいてい、…
卒業式の1日を、7人の女の子たちの視点から描いた連作短編集。人の数だけドラマがあって、感情の揺れ動きがあって、成長がある。人物関係が漸く見えてきたというときに読了…
18個のおはなしの詰まった短編集。初めての村上春樹でしたが、この独特な世界観にハマって、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」をいっきに読み切ってしまった…。それ…
ツイッターやインスタグラムで具合が良くないことを体温計の写真付きで載せる類いの人がどうしても無理!だったけれど、最近は考え方を変えて、体調不良を周りの人に悟らせ…
2019年3月21日 19:40
ほかの誰かから「少食っていいね」「食べても太らないんでしょ」って、恰もわたしが楽をして生きてきたかのような口調で言われても、ふしぎなことに怒りや悲しみは微塵も湧かなくて、いっそそのまま肯定して自分自身をも錯覚に陥れてしまえば、この先ずっと苦労しなくて済むんじゃないかと思うことがある。とは言え、それができないのは、給食が嫌で嫌で毎日吐いていた小3の時の昼休みや、ケーキを食べるのが苦痛で仕方なくて
2019年4月5日 19:27
犯罪を繰り返す不良少年が更生する物語、と言ってしまえばそれまでだけど、ラストは何度読んでも涙が止まらない。超おすすめです。主人公が通り魔をする場面から始まって、酷い奴だなあと共感できないまま読み進めていくと、主人公は田舎のおばあちゃんに出会う。このおばあちゃんをはじめ、椎葉村に住む人たちの方言がとても良かった。すごくいいことを言ってるけど、方言によって堅苦しさが緩和されて、心に染みていく感じ。
2019年4月2日 23:07
山田詠美を読むのは初めてで、「僕は勉強ができない」と迷った結果、こちらを選んでみた。共に文芸編集者である夫婦が、お互いに恋人を作ってしまう話。ストーリー的にはあんまり印象に残らなかった。26個の単語で物語が進んでいく形式が特徴的。発想は新しかったけど、そうする意味があったのかどうかは微妙…。恋すると年齢とか関係なくなるんですね(笑)こんな自由すぎる夫婦のカタチもあるんだ〜と思った。結局はお
2019年3月27日 10:14
人間のこころのように不安定でゆらゆら揺れ動くものを信用することは、怖い。読み終えて、まず、感じたこと。だからこそ、“自分”の存在が、少なくとも自分にとって信頼できるものであり続けなくちゃいけない。揺るがない自己の実現過程の中で、自信や強さを獲得するための「自分に正直」な姿勢が肝心だということは言うまでもないけれど、「自分に正直」でいるには、欲望や社会的な居場所の確立
2019年3月24日 11:16
これ嫌い、それも食べられない、あれもムリ…!そういう友達が、けっこう多い。しかも、苦手な食材が多い人に限って、"食べられない自慢"を堂々と繰り広げる。たいてい、「最初食べてムリだったから、そっからずっと食べてないや」といった感じ。そういうのを聞いていると、どうしても可哀想な人だなと思ってしまう。そもそも、家庭で食育を受けたことがないのだろうか?嫌いなものも少しは食べなさいとか、親は言わない
2019年3月22日 23:24
卒業式の1日を、7人の女の子たちの視点から描いた連作短編集。人の数だけドラマがあって、感情の揺れ動きがあって、成長がある。人物関係が漸く見えてきたというときに読了してしまった…。同世代の話だからか、青春がテーマの小説って、みずみずし過ぎて、読みやすいけれどものすごく疲れる。今時の高校生はこんなに青春してないわ…、と思いながら(わたしができてないだけかも)さらっと読み進めていたら、最後の2話はよ
2019年3月22日 23:20
18個のおはなしの詰まった短編集。初めての村上春樹でしたが、この独特な世界観にハマって、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」をいっきに読み切ってしまった…。それらの感想はまた後日。この短編は星新一っぽい要素もあって、メルヘンチックな感じ。「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に会うことについて」「あしか祭り」「スパゲティーの年に」あたりがお気に入りでした。○4月のある晴れた朝
2019年3月21日 07:13
ツイッターやインスタグラムで具合が良くないことを体温計の写真付きで載せる類いの人がどうしても無理!だったけれど、最近は考え方を変えて、体調不良を周りの人に悟らせないよう必死に動いてかえって迷惑を掛けるより、「調子悪いのでお手柔らかに」ぐらいのことは伝えた方が良いのだと信じることにした。というのも実際、去年の9月に突然視界が眩しくなってサングラス生活を余儀なくされた(高校の授業も不審者みたいな格
2019年3月21日 01:06
ツイッターの140字の枠には収まりきらないので、今までつぶやいてきたことや今後考えることを書いていこうと思います。