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Sports2.0:アスリート×ビジネスが社会を変える

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スポーツ(sport)の語源は「持ち去る」「働かない」を指すラテン語“deportare”が変化した、「気晴らし」を表す古仏語“desporter”にあるという。技能を競う身体活… もっと読む
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#マーケティング

ぼくはスポーツが好きだから、スポーツでちゃんと儲けたい

ぼくはスポーツが好きだから、スポーツでちゃんと儲けたい

儲ける発想がなかった日本のクラブ
「スポーツでは食えない」とよく言われてきた。

日本でスポーツに関わる人の収入は、海外に比べても低い。スポーツの仕事が「ドリームジョブ」と呼ばれることはない。野球選手の年俸はたしかに高いけれど、そのほとんども、引退後の再就職にはかなり苦労する。

「スポーツにまつわる仕事」で食べていけるほど、業界自体が儲かっていないからだ。コーチやクラブ運営なんかは、とくに厳しい

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人種差別を真っ向から描いたナイキのCMは、なぜ作られたか

人種差別を真っ向から描いたナイキのCMは、なぜ作られたか

ナイキが制作し公開したCM は、予想されたとおりに一定の反発と、称賛と、様々な議論を読んでいます。

私はもちろんこのCMについて肯定的な立場に立つものですが、中には不買運動などを主張したり、Twitterで怒りの感情を吐露するユーザーも居るようです。

このような怒りが適切なものであるかどうかは別にして、そもそもなぜこのような「社会的な」CMが作られたのかを解説しましょう。

話は2年前にさかの

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eスポーツに他業界の企業が当たり前に参入する時代、ビジネスセミナーのモデレーターをやってみて

eスポーツに他業界の企業が当たり前に参入する時代、ビジネスセミナーのモデレーターをやってみて

こんばんは、謎部えむです。実は8月28日(金)に、「eSPORTS TRINITY」というビジネスセミナーにモデレーターとして登壇してきました。

eSPORTS TRINITYはeスポーツ業界に参入したい企業が、すでに参入して知見を蓄積している企業からノウハウを共有してもらえるセミナーです。

※モデレーターは簡単に言うと、会議や討論で参加者に話題や質問を振って議論を前に進めていく役割です。

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一般的な大学生がスポーツ業界に足を踏み入れることが出来た理由

一般的な大学生がスポーツ業界に足を踏み入れることが出来た理由

現在、2021年卒学生の採用選考真っ只中で、学生との面談を通して自分の学生時代を少し思い出しました。今でも「新卒でスポーツビジネスの仕事に就く」というのは門戸が狭いようでしたので、一つの事例として共有したいと考え、こちらの記事を書きました。

大学生時代は単位が取れる程度に勉強して、サークルに参加して、アルバイトをして、本当に一般的な大学生という感じでした。そんな私が「なぜ」スポーツ業界を選んだの

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スポーツ業界における『成長の仕組み』

スポーツ業界における『成長の仕組み』

「新卒でスポーツ業界には入らない方が良いよ。他の業界で3~5年働いて、力をつけてから挑戦した方が良い。」
これは就職活動をしていた時に多くのオトナに言われた言葉です。

私が学生の頃は『スポーツマネジメント学部』などスポーツ系の学部・学科が乱立した時期で、大学で「スポーツ」を学ばせるのに就職になると「仕事にしない方が良いと言われるのかと」、「大学って無責任だな」と強く感じました。

しかし、実際に

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eスポーツがビジネスとして注目される理由

eスポーツがビジネスとして注目される理由

「ただの遊びじゃん!」
「将来何の役にも立たない!」

ゲームをやっているとこんなこといわれませんでしたか?

親に「勉強しろ!」と取り上げられた経験がある人もいるのではないでしょうか?

しかし、今では一部のゲームが「eスポーツ」と呼ばれ、スポーツと同じプロ選手が誕生する産業になりました。

世界各地で大会が開催され、優勝賞金がなんと億単位のものまで出てきました。

子どものあこがれの職業にも名

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フェンシング界賞賛記事のウラ側

フェンシング界賞賛記事のウラ側

本日、東洋経済オンラインで、フェンシング協会会長の太田雄貴さんの改革への挑戦を書いた記事が公開された。

これは結果論でしかないのだが、多くの人に記事が届けることができた。社会に一石を投じるという、マスメディアに記事を書くことの役割を果たすことができたのは、僕にとって大きな成果だった。

では、なぜ僕の書いた記事は、ヤフートップに掲載されたのだろうか?

また、なぜ僕の書いた記事は、SNSでバズ

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スポーツ選手のYoutuber化はセカンドキャリアのロールモデルとなるか

スポーツ選手のYoutuber化はセカンドキャリアのロールモデルとなるか

昨年あたりから、Youtubeをはじめる元野球選手が増えてきた。
その草分け的存在が高木豊チャンネルである。

プロ野球ファンには言わずとしれたレジェンドで、解説者としても人気が高い高木豊さんのYoutubeには、OB・現役を問わず豪華ゲストが出演することも人気の理由である。

同じく元ロッテの里崎選手のYoutubeチャンネルも、彼の元来のしゃべり上手なキャラクターも相まって人気が高い。こちらも

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欧州ビッグクラブのグッズ展開まとめ

欧州ビッグクラブのグッズ展開まとめ

えとみほさんの問題提起に刺激を受けて、欧州ビッグクラブのグッズ展開がどうなっているのか、noteにシリーズにまとめてみようと思い立ちました。分析というよりはレポーティングで、Jクラブの今後のグッズ展開の参考になるような、ポジティブな議論が起こるといいなと思います。

■グッズ展開の整理近年のサッカークラブのグッズ展開は、「日常使い」「ロゴのシンプル化」「スポーツ性」で整理して語ると、とても面白い議

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「FC東京はクールなのか」という疑問から始まる推察・・・奈良クラブの「都市型クール」戦略。これはブランディングのねじれ現象だ。

「FC東京はクールなのか」という疑問から始まる推察・・・奈良クラブの「都市型クール」戦略。これはブランディングのねじれ現象だ。

あなたの好きなクラブは客観的にみてクールだと思えるだろうか?そんな疑問が気になる人・・・作家・中村慎太郎さん。サッカー(フットボールクラブ)のクールとは?芸術としてのサッカーとは?「宇都宮徹壱WMプレゼンツ 河内一馬と考える『芸術としてのサッカー論』アルゼンチンから発信することで得られたもの」の中で河内一馬さんに「FC東京はクールなのか?」を聞いてみたかったと言っていた中村慎太郎さん。しかし残念な

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みんなで創り上げる"第3のスポーツエンターテイメント"

みんなで創り上げる"第3のスポーツエンターテイメント"

こんにちは、スポーツカンパニーookamiの若月です。

昨晩、アジアカップの日本代表戦を多くの方にPlayer!で観戦いただき、「リアルカスタマージャーニー」も行っていただきました。
#Playerに行って帰ってくるまで

経緯はこちら。

・リアルカスタマージャーニーのご紹介
・第3のスポーツエンターテイメント
・メジャースポーツだけじゃない
・おわりに

リアルカスタマージャーニー#Pla

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【宣伝会議サミット 191113】若者理解には必要不可欠!スポンサー×プロチームが語るeスポーツ活用のいま

【宣伝会議サミット 191113】若者理解には必要不可欠!スポンサー×プロチームが語るeスポーツ活用のいま

但木 一真 氏
eスポーツラボ代表

藤本 寛 氏
株式会社わかさ生活
スポーツ経営部

梅崎 伸幸 氏
株式会社Sun-Gence
代表取締役

【パネルディスカッション】

e-sports:若者の間で盛り上がっている。
(高校生向けの選手権等も執り行われている)

ビデオゲームを使った対戦を競技として
捉えたものが「eスポーツ」

例として、ストリートファイター、ウイイレ、
スプラトゥーンな

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adidas×ヒューマンアカデミー マーケティングセミナーを聴いて。※画像追加しました

adidas×ヒューマンアカデミー マーケティングセミナーを聴いて。※画像追加しました

山下 崇氏【アディダスジャパン マーケティングセミナー】
「すべてはアスリートのために~ adidasブランドにおけるマーケティングプランニング」

約20分前に会場に到着、既に5名ほどの方が来ていて今回のセミナーへの期待感が伺えます。

■内容
FIFA World Cup (TM)のプロジェクトメンバーとしてマーケティングプランニングに参画し、数々の商品開発の経験も持つ山下 崇氏がヒュー

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北米で急成長を遂げるeスポーツの実態

北米で急成長を遂げるeスポーツの実態

はじめまして、アメマ速報の齊藤です。今回は、みなさんが注目しているeスポーツに関してまとめました。

eスポーツの競技人口は○○○と同じ・・!?日本を代表する自動車メーカー・ホンダが、eスポーツ最大市場である北米のeスポーツリーグで大手ゲームメーカー、ライオットゲームズ主催のリーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンシップシリーズの公式スポンサーに名乗りを挙げたというニュースが最近出ましたね。この

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