ちょっと前の話です。たまたまスーパーでたまごが９８円と激安で買えてテンションＭＡＸで運転しとりました。で、片側二車線から分岐してる右折専用レーンに入ってから交差点を曲がって、あとは家に入るだけって状態になったんですよ。そしたら、右折専用レーンで先に一台車がとまっとったわけです。まぁこれ自体は普通というか、何もおかしなことはないですよね…… ただひとつ、向こうの運転席が見えていることを除けば。

いやはや理由は分からんのですが、本来自分が行きたかった車線に逆走車が何のサインも出さんと停車しとったんですよね。こんなこと急にやられたら、マジで脳がバグりますよ。信じられない交通状況に出くわしたときって、いかに慌てず、キレずに運転できるか？っていう心の瞬発力が試されるもんなんでしょうね。とりあえず、自分はこう考えました（車内で「Energy Drive / MintJam」を聴きながら……）。

「なんや、信号待ちしとる思うたら、あんた車逆向いてもうてるやん。どうせアレやろ？下痢って運転能力ゼロになったけど、その残りカスみたいな理性でなんとか世界が終わる５秒前の状態を保っとるんやろ？いやもうそれだけでエライで、はっきり言うて。そういう絶望的な状況、人生生きとったら何度かぶち当たるんやからしゃーないて。たまたま今日やっただけでな。自分も一昨年の夏そういうのあったから怒るに怒れんわなぁ」

「まぁ、不注意やとか土地勘が無かったとかかもしれへんけどやなぁ。下痢ってるってのはこっちの勝手な作り話やけど、そういうヘタな言い訳されるより緊迫してて共感できるし、納得がいくってもんなんやから。でも、勝手に逆走レーンで停まっとるわけやからハザード（ランプ）くらいたいてもらわんとこっちからくる車にとって危ないってことくらい考えたらわかるやんか？それすらできひんくらい腹痛いってことなんか？それやったらまぁ…… しゃーないわなぁ。とりあえず警察とか連絡して、そこのコンビニのトイレ駆け込んでき！次から気ぃつけなあかんで？」

まぁこんな感じで、理解不能な交通状況に見舞われたら自分は「相手が下痢ってるかもしれない運転」をやって冷静さを保つようにしています。結局、右折専用レーンに入るのを諦めて直進して遠回りで帰りました。幸運だったと思うのは、右折専用レーンが短かったことですね。もし右折専用レーンが長くて先にそっち側を走行していたら、びっくりしてとっさに（安全確認せずに）直進レーンに回避して後続車と激突！みたいなことになり兼ねなかったからです。この逆走車初体験には、運転についての気づきがひとつあったなぁという感じです。