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道徳を読もう

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自己振り返りはもう古い。ありとあらゆる言葉から道徳を読もう。そうして自然との一体化などを通して真実に近づこう。お話上手になれるのが一番なんだけど。。。当マガジンの詳細についてはこ… もっと読む
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記事一覧

善か悪か

私の人間観は「人間。誰でもいい方がいい。」とまとめてしまえる。
俗に言う性善説に近いのかもしれない。
でも私には性善説に立っていますとは言いたくない気持ちがある。
ひねくれ者だというのも当たっているけれどそれだけともいえない。
自分自身だって色々悪いこと考えるし、自分以外の人間を全部いい人だーーー!!!みたいな勢いでは信じられない。
要するに私は本当に性善説には立っていない。

吉村萬壱さんの『哲

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時空を超える

量子コンピューターとか量子情報論とかいう言葉を聞いてどうも違和感があるのはそういうことかな?と。

量子論とか相対性理論とかというのは多分私たち人間が日常直感で感じている時空の感覚は実は絶対ではないという真理により近付ける考え方なんだと思う。

日常の時空感覚と違うものなんだからそりゃ理解するのは一苦労だろう。(私も実は何のことだかよく分かっていない)

『魔法のカクテル』(ミヒャエル・エンデ作)

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際限ない膨張(預言者の群れ)

際限ない膨張(預言者の群れ)

膨張するのは欲望ではない。

明日も俺は変わらず生きているという確信。どのような突然の悲劇、災難、災厄を想定したとしても、生命の危機に晒されて、ただ生きるためだけに泥水をすするような境遇に陥っている確率は相当に低い、との自信。でなければ一瞬にして死んでしまっているだろうし、それならそれでしゃーない。

予測の根拠もある。天気予報で巨大台風が接近しているなんてニュースも入ってきていないし、2011年

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歌を忘れたカナリヤは

歌を忘れたカナリヤは

象牙の船に金の櫂月夜の海で歌を思い出せるのだそう。(断言はされてないけど)

人間は一体何を忘れているのか?

そこから突き止めないと話が始まりそうにない。

いや。ひょっとすると、人類史上一度も獲得したことのない何かを手に入れなければならないのかもしれない。

もちろん、「手に入れなければならない」とまで言う以上、それなりのポテンシャルは備わっている前提。

たとえば、歌を忘れたカナリヤを、金の

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必要な調整

の続きみたいな感じで

感覚についてより科学的に理解すること。個人をあまりかっちり固定したくはないけれど、私たちは個々にそれぞれやっていくしかない。誰かさんの言いなりになるとしても、気付いた時点で初めて「それでいいや」と妥協するような場合も含め、そう決めるのはアナタ。

個々人が取り組むことのうち感覚というのは初歩の初歩であり全てであると言ってもいいと思う。

感覚というのは、実は、各々、自分自身

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変わらないわけ

強烈な何かがあるはず。

『Brave New World』(Aldous Huxley 著)は1931年に書かれた(出版は1932年)。びっくり。

第一次大戦と第二次大戦の間、いわゆる戦間期、だから100年ぐらい前から、現代文明というものに幼児性が嗅ぎ取られていた。

それから全く変わらないどころか、益々強まっているように見える。

経済は成長が目指され続けているようだけれど、経済が成長してい

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厄介な風邪

コロナの印象。

いろんな意味で。

大の大人がちょっと大げさに恐れたり、騒いだりしている様子は、前世紀から続く現代人の際限ないお祭り欲求を感じさせる。

流れが急に変わっている時などは、一人一人の理性的な判断が求められるのだけれど、そしてそれは今の今ではなくて、相当以前から大事とされてきたというか、そこそこの注意や知性をはたらかせれば実践できるだろうと仮定されてきたこと。のわりに全く期待通りにな

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問題は(文化)相対主義じゃなくて

例えば文化相対主義というものには問題もあるとされるけれど、文化というものを通して何か(人々の行動など)を分析しようという範囲内で使われているうちは、特段問題なんてないんだろう。

「文化ってそもそも何?」ってのは答えに窮するような問いだから、、「文化を通して分析」というのも、はっきりとした境界線は引き難いんだけど。。。文化なるものがあくまでも観察や分析のためのフレームワークに過ぎないと理解されてお

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人間の実力〜意味に価値

考え方というものはこうも頑健に根付いてしまうものなのか。

「意味」とか「価値」という言葉の意味するところが私の考えるものとは全く違う。そして私の「意味」や「価値」についての理解というのは、少なくとも今この21世紀の世の中で「意味」やら「価値」やらについて考えたり論じたりする人々の中では異質なんだと思い知る。

「意味」も「価値」も存在する。

地球を含むこの大宇宙に何かが存在するなら、どんな物質

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曖昧な道徳

「また今日もなかったわ。卵。野菜は多少あったんだけどねぇ。」

トモコは先々週から在宅勤務となった夫のヒトシに言うでもなく呟き、限られた戦利品であるニンジンやトマトを買い物袋から冷蔵庫へと移していた。

ここ数日同じ報告を聞かされている。

そう。コロナの影響で食料・日用品の買い占めが起こり、スーパーでは入場制限までかけられる事態になっている。

不要不急の外出は避けるよう政府からのお達しが出てい

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プラクティスから始めるということ

私としては人々の日常の感覚からスタートしたい。スタートだけでなく、終始そこへ戻れるように注意し続けていたい。

日常の感覚というものは別に表現されるためにあるわけではないのだけれど、現代の世の中は、記述なり表現なりされることをほぼ自動的に求めてくる。

そこからしてプロセスが過たれている。

何故グローバリゼーションなるものが進んでいくのか?

そこにはきっと人間の当たり前の #日常感覚 が作用し

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【推論】(未)成熟

人間も生き物だし、生きている時間が長ければ熟すというか、、、いろんなものが発達していく(そしてやがて衰えて死んじゃうんだけど)。

肉体的なものは結構早く(二十歳代そこそこぐらいから)下降線を辿るのだろうけれど、人間50年どころか、今は80年とも90年とも言われる中で、内面というか、知識というか、、、そういうしばしば人間特有とされる面については、できることなら命絶える時まで成長していられたらなぁ、

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「闘う」についての理論

長きこの地球の 歴史の一幕に
立ち会う事を 奇跡と呼ぶのだろう
永遠(とわ)に星は流れ 瞬くその間に
人類(ひと)が織りなす 夢と希望の舞台
私とあなたが 逢うところ
ここから未来を 始めよう
栄光に満ちた孤独なHERO
夢追う人達の歌
情熱を消さないで
歩みを止めないで
この世に生まれた以上
愛情に満ちた神の魔法も
悪戯な運命(さだめ)にも
心折れないで
でなきゃ勝利は無いじゃん!!
素晴らしき

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敵は超巨大だ

敵は超巨大だ

さっさと何か書いた方がいいのは山々なのだけれど、計画も必要と思う。それぐらい書きたいと思うことはバカデカい。

人間が道徳心を失った地点まで戻らなければならない。

しかも、私が21世紀の現在使える言葉は、相当西洋文明に浸食を受けている。

つまり、極東の辺鄙な島国で生まれたのに、西洋オリジンの文化が、土地特有の翻訳・解釈も経ながらだけれど、生活の一部として受け入れられているという状況。

それは

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