【201】③「ママにはわからない」きみの言葉。私にはわからなかった。愚鈍。自罰の夢を毎日のように見ている。生きてないきみの夢。起きて起きてと声をかけても目を覚まさなかった。固く鼓動のない胸。きみの残像の時間も止まり成長しない事を噛み締めて毎日辛いよ。苦しかったね。ごめんなさい。
感受性の高さゆえに傷つきやすかったり、繊細がゆえに弱い人も少なくない。だが、その事実をもって、隣人を凡愚と見下し、無意識下にでも優越心に浸るのなら、その人間は繊細でもなんでもなく、この上なく卑しく愚鈍な人間なのである。