早生まれ

双子を授かった話 ⑥ 出産「じゃ、ちょっと産んでくる」

管理入院はやることがない。早産防止のために、基本的には安静にしているだけだからだ(胎児の発育促進のために、「効果はないかもしれないんですが」と言われつつマルトース(麦芽糖)の点滴は受けていた)。

 これはとても贅沢なことでもある。

 ボクらは初産だから、妻が管理入院となってもボクが一人暮らしに戻るだけだ。さして困ることはない。既に上の子がいるご家庭なんかは大変だ。残された夫は子どもの世話をしな

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大人になるということ

早生まれの特権。

人より長く子供でいられること。

だからこそ、大人になってく友人を俯瞰的に見られる。
ある意味無責任に他人事として大人になることから少しだけ遠回りできる。
そして、軽蔑が、羨望が私の中で渦巻く。

そんな私も少しずつ見えなくなってきている。

大人を軽蔑し馬鹿にする感情だって、
暖かい陽に照らされた電車に揺られて寝過ごしたり
友達とパンを食べながら帰ったり
友達とホームのベンチ

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