『愛情生活』

知人からアラーキーこと荒木経惟さんの奥さん・陽子さんが書いたエッセイ『愛情生活』を貰う。他人なのに、あるいは他人だから許されたり、許されなかったりする夫婦の関係性に面白さと、少々の羨ましさを感じる。内容は濃密で赤裸々だけど、文章はさくさくと読めて軽快(気になるひとは貸すので声かけてください)。
 
ところで、ふたりが長年暮らした豪徳寺のマンションはわたしの実家の目と鼻の先にある。豪徳寺の周辺は一軒

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「東京日和」荒木陽子 荒木経惟

大半が写真なので一瞬で読了。

一瞬で号泣。

アラーキーといえばヌードを撮ってる鬼才のイメージしかなくて

女性モデルの虐待告発のニュースも記憶に新しい

クレイジーな芸術的なヌードを撮るカメラマンで

割とサイコな、芸術に魂を売った、というか

血も涙もない怖い系の人、と思ってたんだけど

この本には、生前の陽子さんとの仲睦まじい様子が写真と陽子さんのエッセイが綴られていて

陽子さんのエッセ

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すやすやぴー😴♥️
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「途中」の写真

写真術の黎明期は露光時間が長く必要だったため、撮影に何分もかかった。日本に写真術が上陸して町なかに写真館ができたときも、長秒露出のために人物の顔がブレないように首を後ろから固定する器具があった。
明治初年を舞台にした杉浦日向子の漫画『合葬』に、首押さえをすすめる写真師に対して「首押さえなどいらん!」と反発する若侍が描かれていて、その頃は鍛錬のある武士ならば根性で静止していられる程度の露光秒数であっ

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〈集合的無意識〉の表現〜『あの人に会いに』

◆穂村弘著『あの人に会いに 穂村弘対談集』
出版社:毎日新聞出版
発売時期:2019年1月

……ごく稀に奇蹟のような言葉や色彩やメロディに出会うことができた。この世にこんな傑作があることが信じられなかった。世界のどこかにこれを作った人がいるのだ。それだけを心の支えにして、私は長く続いた青春の暗黒時代をなんとか乗り切った。(p3~4)

やがてみずからも売れっ子の歌人となった穂村弘は憧れの創作家た

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ありがとうございます♡
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渋谷アートストリート / 石井さん編

2019年2月20日(水)14:15〜14:55

00:00 | 00:30

パーソナリティ 石井孝之さん(タカ・イシイギャラリー)
ゲスト 飯田耕太郎さん(写真評論家)

本日は写真評論家の飯田耕太郎さんをゲストにお迎えしました。
「大学の写真学科に入って、一週間で自分には向いていないと分かった」という飯田さんが写真評論家になった経緯を伺いました。
アラーキーこと写真家の荒木経惟さんとの出会いや印象深いエピソード、女性写真家の写真をまとめたガーリーフォトの写真集「シャッタ

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渋谷アートストリート / 石井さん編

2019年1月9日(水)14:15〜14:55

00:00 | 00:30

パーソナリティ 石井孝之さん(タカ・イシイギャラリー)
ゲスト 野村佐紀子さん(写真家)

本日は写真家の野村佐紀子さんをゲストにお迎えしました。
写真家のアラーキーこと荒木経惟さんの愛弟子である野村さん。
荒木さんとの出会いや心温まるエピソードについて教えて頂きました。
また、ヌード写真を多く撮影してきた野村さんがこだわっている点について、毎年開催している新作展についてお話を伺いました。

♪リ

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荒木経惟 よく知られていないけど荒木さんの本当の魅力は天才写真家以外の領域にあるんだ😎📷お正月特集📷

四半世紀前の事だけど深夜に新宿ゴールデン街を私が歩いていたら例の声がかかった。声の主は天才荒木である。天才写真家に伴われてゴールデン街の飲み屋に入った。天才写真家にたくさん写真をとられた。それから数ヶ月経過したら彼の写真集と言う日記に私の姿も掲載されていた。それで私も天才写真家本人ではないけれど三日間だけちょっと天才っぽい写真家になることができた。

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派手な格好をする僕が人物(自撮り含む)をめったに撮影しないワケ。

2018/06/08
くる🎩
衣替え、去年購入した無印良品のふわふわYシャツ。
今年も着ます。くるウサ🎩です。

今日は、
ぬいぐるみのはぐ🐰に、服を着せてみたい話です。

僕はイベントでは、
「スチームパンク+旅芸人」のイメージを
纏うことがあります。

イベントで撮影に行くとき、
僕とはぐ🐰で「くるハグレポート」でやってますが、

写真のメインは、ほとんどはぐ🐰のみなんです。
僕はほ

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はぐ🐰「読んでくれたのね。嬉しい」
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【個展】桜井祥直(Sakurai Yoshinao)「自然と不自然の嘘」@鳥取 ギャラリーそら

桜井氏は、皆の夢を叶えるコンサル写真家だ。突き詰めれば、対話機能のついたコンサルティング型フォトアプリとでも言い表そうか。桜井氏とその作品には全て、「対話」や「協働」の跡がにじんでいる。

今回が初の個展となる彼の世界観は、現実と虚構が混ざり合うポートレイト集となっている。素のストレート写真もあれば、撮影後の画像処理によって生み出された「虚構」もある。共通しているのは、彼の地元・鳥取を舞台として、

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当事者の時代 「全部自分でやる」 主体性の時代

遅ればせながら、例のモデルのKaoRiさんによる荒木さん告発の件について、契約等もろもろの件はちょっとおいといて、いくつか気づいたことを。

テクノロジーの進化、スマートフォンが出現したことで、写真の概念が大きく変わってしまった。少し前なら、タレントやモデルになりたいなら事務所に所属して、カメラマンに宣材を撮ってもらって売り込み、雑誌の取材で(カメラマンに)写真を撮ってもらい、ライターにテキストを

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