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いい様に使われていませんか?

こんにちは🤗🌈
今回は労働をテーマに
どの職種でも起こりがちな問題の1つとして
老健施設の一部の労働にフォーカスして
話をしてみたいと思います。


【名目と実態】


ある施設はワンユニット。
つまり、9人のご利用者が入居される施設。

夜勤の人員は、法律上1人以上となっており….

当然に
大抵の会社は
夜勤帯は1人の人員しか配置しないのが常である。

そこが今回の【注意ポイント!】

大抵の場合
夜勤勤務者の出勤時間は
16時や17時
そして、翌日9時退勤
というパターンが多いのではないでしょうか?

これがどういうことかと言うと….

そう…
物理的に
ゆうに8時間を遥かに超える
労働となる訳です。
しかし、これ事態が問題ではなく…

問題は此処からです。

この夜間業務…
書類上、2時間とか4時間休憩
となっていませんか?

実際に、1時間以上の休憩時間があり
8時間超えた部分と深夜労働が、しつかり割増計算されているなど、実労働に則した労働環境であれば何の問題もないでしょう…

しかし
中には、以下の様な会社が実際に存在しています

実態は、休憩や仮眠等が取れてもおらず…
また、その休憩時間と仮付けされている時間帯の
賃金の支払いが除外されていたり…

変形労働性にて勤務している社員に至っては
深夜の実態のない休憩時間分を
他の日で調整するという驚きの解釈にて…
本来、月に9日程度の休みがあるはずが…
何故か、月のお休みが減っていくといった
まか不思議な労働環境に置かれている…

多くの経営者は
【ご利用者が寝てる間にたっぷり休憩してるでしょ!】
と、いうでしょう
(1度は、社員の業務を密着で監督がてら、御自身の眼と体で実体験してみるのも面白い発見があります)

また、
昔から介護の世界にどっぷり浸かっていた
多くの先輩介護者や同僚の方は….
【私もはじめはしんどかったけど、そのうち慣れるから…】と
それが生命を脅かす事柄であっても、既に洗脳された思考から誤った考えで洗脳してくるでしょう…
(排便処理や口腔処理などは、【慣れる】という表現が適している)


介護される側は
当然ではありますが
生身の人間であって、介助者の都合なんて考えなくても良い立場です
よって、全ては中断しながらの対応となります
例えば
歩行がおぼつかない状態の人間に
何がしかの介助が無ければ
即座に転倒し、軽くても怪我や骨折です
なので
本来、命を扱う現場で
まった!】は通用しません

【休憩時間の定義】

介護施設には
自立性がほぼ難しい状態で
介助を必要とする方々が
入居してきます。
夜中であっても
対応する頻度や時間は
本来
個々のご利用者に
合わせなくてはならないはずです

なので
介助者が
現場から離れることが出来ない環境であれば、
それは物理的に

その時間は休憩時間換算ではなく
【待機時間!】
つまり労働時間なのです。



労働基準法で
休憩時間については
以下の様に定義づけられています

「労働時間の途中に置かれた労働者が
権利として
労働から離れることを
保証された時間」



【現場で起こりがちな誤った思考】

なので
多くの経営者が主張しがちな
常に介助している訳では無いんだから…
的な考えや
多くの先輩介護者方が主張しがちな
昔から私達もやって来たし…やれて来た
的な考えや
同僚の深夜労働者に対して
翌日も休めるんだから実質連休でしょー
的な考えは
(全人類に与えられている24時間は同じであり
、昼働くか夜働くかの違いである)

全く話の論点が
ズレていると言うことです

【思うこと】

労働時間については
過労死が公になり始めてから
特に注目を浴びて来たのではないでしょうか…


若い内は気が付かないかも知れませんが…
過度な労働は…
歳を重ねた頃に
脳や心臓】に多大な悪影響を及ぼす可能性も高いとされています
それは、生身の身体は消耗品だからです
過度に使えば退化や故障は当然の原理です…

現に
精神疾患を抱える患者の多くが
医療や介護関係者という割合の多さは
見逃すことは出来ません

介護は儲からないからと…
会社役員や管理職が言っているかも知れません…

しかし
そのことと
社員の健康を脅かす労働とは
全くもって別の話です

また、その話も何処までが真実でしょう?
どれだけの収入があり
何にどれだけの支出がなされているのかなど…
帳簿も見ずに、鵜呑みするのはいささか疑問です

なにより
会社の利益と貴方様の健康(命)を
天秤にかけた時に
将来、ご自身だけでは無く、ご家族にも影響を及ぼしかねないリスクを負ってまで

いい様に使われていいものでしょうか

そこまでの大義名分ってあるのかなぁ…
と、私は何処か日本人特有の偏った思考に陥ってはいないかと懸念しています

それに
生涯、会社が貴方様の健康を保証するなんてことも現実的ではありません

この様な事例は
介護施設の夜勤業務に
限ったことでもないでしょう….

また
むしろ
疲弊した過度な労働から
介助者自身の心が破綻し
ご利用者を虐待してしまおうものなら
刑務所に入るのは介護者である貴方様です

虐待という手段が
許されるということは決してありませんが
先ずは
背後に隠れた
会社組織の労働環境の実態を
大々的に公表されてしかるべきではないかと思います


【対応策】

では
どうするか…

社員が共通の認識を持って
専門知識のある方に間に入っていただくなどして
会社に働きかけるか…
転職するかの2択になるかとは思います

会社が、AI導入を躊躇するのも、人を雇った方が安く済むからというのもあります。
なのに、社員を大切に扱わない会社は実に多い…

誠に残念な状況です

言葉が少し雑にはなりますが…
人財の代わりはお金で買えても
生身である貴方様の心身の健康は
お金では買えない貴重な存在です
自分を守るのは自分でしかありません

【まとめ】

今や医療・介護業界は特に
人財は何処もひくてあまたです
中には
真面目に事業を展開されている会社も
あるはずです…
くれぐれも
いい様に使われ無い様に】
御自身の先の未来と健康を
先ずは最優先に考えることが
長い目でこの世の中を見た時
ひいては 社会はじめ、
より良い介護業界の繁栄に繋がるのではないかと願ってやみません🌈

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