snapsyashin

澁澤龍彦好き愛してる。寺山修司も好き。中井英夫、二階堂奥歯も好き。三島由紀夫と誕生日が…

snapsyashin

澁澤龍彦好き愛してる。寺山修司も好き。中井英夫、二階堂奥歯も好き。三島由紀夫と誕生日が同じ。 元理系文学部生。

記事一覧

固定された記事

自己紹介(2024年版)

《自己紹介》 好きな人は澁澤龍彦。好き愛してる。彼がいなかったら、私はどんなにつまらない人間になるだろう。 二階堂奥歯嬢や寺山修司、中井英夫、南条あや嬢、村崎百…

snapsyashin
2か月前
21

澁澤龍彦生誕祭~ざっくばらんに個人的思い出を振り返って

本日5月8日は澁澤龍彦氏の96回目の生辰である。 本当は今日にあわせて、書いていたnoteを公開したかったのだが、書き終わらなかったので、そちらは8月5日の「ドラコニア忌…

snapsyashin
19時間前

前夜祭

明日5月8日は我らが澁澤龍彦氏がお生まれになった日である。 僕のこの世で最も好きな人。 とうの昔にお亡くなりになり、逢うことの叶わない人。 ニーチェだったか、遠人…

snapsyashin
1日前
1

自殺の影響

先日、話してて久しぶりに昔の友達のことを思い出したので、忘れる前に書いておくことにする。 人間が忘れる順番は「聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚」の順番らしが、僕はす…

snapsyashin
12日前
4

この世界に因果なんてありはしない。

「結果には、すべて原因がある」 と言ったのはガリレオ・ガリレイであったか。 因果律といって、あらゆる出来事は何かしらの原因から生じた結果であり、原因なしにはいか…

snapsyashin
1か月前

衛生観念の変遷

フランスの衛生観念15世紀中期  貧乏学生「プラッター」の手記より 「一部の下層市民と同じように、学生は学年に関係なく害虫がわくのであるが、その量がどれほどのもの…

snapsyashin
1か月前

人生に目的なんてありはしない。

人生に目的なんてものがあると信じて疑わない者がある。 声を大にして言いたい。 人生に目的などありはしないのだと。 君は何のために生きているのか? この問いに答え…

snapsyashin
1か月前

英語で文脈から推測なんてのは時間の無駄。~S.M先生

以下は一部編集しており、正確な発言ではないことを先に断っておく。 「まぁ、これって、これも言わなきゃいけないんですけど、おおっ、ねっ、っていうわけで、depend on…

snapsyashin
1か月前
1

「三角関数より金融経済を学ぶべき」「古典は不要」

これまでのnoteの加筆修正中なので、アクチュアルな事象についてだが、一度書いているから、改めて書き直すことにする。 「三角関数より金融経済を学ぶべき」 という話が…

snapsyashin
1か月前
3

3.11後の世界を生きる

80年代後半には「世界の終わりブーム」があった。 五島勉の『ノストラダムスの大予言』が流行り、 前世少女がハルマゲドにそなえて仲間を集めはじめたり、 子供たちの間…

snapsyashin
1か月前

名前なんかいらない

名前を付けるという行為は、世界を分節化する行為である。 連続体である世界を名前によって分類、整理することで、ヒトは物事を理解しようとする。 ペットや人形に名前を…

snapsyashin
2か月前
4

愛をめぐる断片~澁澤龍彦・三島由紀夫を中心に~

知人が言うに 「『だから』が恋であり、『だけど』が愛である 限定が恋であり、譲歩が愛である」 彼女の論に則すると、私の澁澤龍彦氏への気持ちは恋であり、愛である。…

snapsyashin
2か月前
2

ご報告

私がnoteを始めてから2年経ちました。 今年1年はあまり書けずなかったのですが、 私生活もひと段落しましたので、そろそろ書き始めていきたいなぁと思ってます。 つきま…

snapsyashin
2か月前
3

普段無意識でやっていることを如何に意識的にするか。

 Sigmund Freudが述べるように、意識というのは氷山の一角なのかもしれない。 素人の私がこうして文章を書いているときも、全ての単語を意識的に選んでいるわけではない(…

snapsyashin
8か月前
1

改めまして

4月になったので改めてご挨拶申し上げます。 4月になり周りが大学生になったり、社会人になったりする中、 敢えて無職という道を選び、 こうしてnoteを書かせてもらって…

snapsyashin
1年前

自己家畜化と攻撃性の移行

チンパンジーの雄は雌に対して暴力的である。 雌に対して暴力をふるい、怯えさせてから交尾する。 これに対して、人間はどうだろうか? それを現実世界で行うヒトは、DV…

snapsyashin
1年前
自己紹介(2024年版)

自己紹介(2024年版)

《自己紹介》

好きな人は澁澤龍彦。好き愛してる。彼がいなかったら、私はどんなにつまらない人間になるだろう。

二階堂奥歯嬢や寺山修司、中井英夫、南条あや嬢、村崎百郎、鶴見済、青木正明も好き。

村上春樹より村上龍が好き。
『ノルウェーの森』のような沼のように静的なものより「限りなく透明に近いブルー』のような動的なものの方が好き。

つらい時に読むのは澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』や南条あや嬢の『卒

もっとみる
澁澤龍彦生誕祭~ざっくばらんに個人的思い出を振り返って

澁澤龍彦生誕祭~ざっくばらんに個人的思い出を振り返って

本日5月8日は澁澤龍彦氏の96回目の生辰である。

本当は今日にあわせて、書いていたnoteを公開したかったのだが、書き終わらなかったので、そちらは8月5日の「ドラコニア忌」、澁澤さんの命日にあわせて出したいと思う。

しかし、せっかくの辰年の5月8日に何も出さないのは、少々惜しい気がするので、昨年と同様にざっくばらんに個人的思い出を振り返ってみることにする。

まず、彼との出逢いは、高校1年の夏

もっとみる
前夜祭

前夜祭

明日5月8日は我らが澁澤龍彦氏がお生まれになった日である。

僕のこの世で最も好きな人。

とうの昔にお亡くなりになり、逢うことの叶わない人。

ニーチェだったか、遠人愛と言ったのは。

プラトニックな気持ちで純粋に憧れておくのが良い。

その意味において、この世に存在しない澁澤龍彦は、永遠の憧れであり、愛しい人。

たとえ何度子供を堕させようとも、僕の彼への愛は変わらない。

たとえどんな掠れ声

もっとみる
自殺の影響

自殺の影響

先日、話してて久しぶりに昔の友達のことを思い出したので、忘れる前に書いておくことにする。

人間が忘れる順番は「聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚」の順番らしが、僕はすでに彼女の匂いすら忘れてしまった。

でも、まともに、すなおに、胸いっぱいに受け止めた死の痛撃が原因なのか、彼女の最後のことばは脳裏にこびりついている。

「助けを求めるだけ無駄で自らで解決するしかない。誰も信用できないけど、誰かに助けて

もっとみる
この世界に因果なんてありはしない。

この世界に因果なんてありはしない。

「結果には、すべて原因がある」

と言ったのはガリレオ・ガリレイであったか。

因果律といって、あらゆる出来事は何かしらの原因から生じた結果であり、原因なしにはいかなるものも生じない法則のことである。

しかし、私は因果律を信じてはいない。

きっと世界には因果なんてなくて相関しかない

それを人間が解釈するだけである。

因果や対比、同値関係なんてきっと世界は定めていない。

例えば、

高校の

もっとみる
衛生観念の変遷

衛生観念の変遷

フランスの衛生観念15世紀中期

 貧乏学生「プラッター」の手記より
「一部の下層市民と同じように、学生は学年に関係なく害虫がわくのであるが、その量がどれほどのものであるかは、おわかりいただけまい。~(中略)~特に夏はオーデル川の岸辺でよくシャツを洗ったものである。シャツを木の枝に干して乾くのを待つあいだ、服を掃除して、地面に穴を掘り、山のような害虫の死骸を埋め、土をかけ、十字架をかけた。」

1

もっとみる
人生に目的なんてありはしない。

人生に目的なんてありはしない。

人生に目的なんてものがあると信じて疑わない者がある。

声を大にして言いたい。

人生に目的などありはしないのだと。

君は何のために生きているのか?

この問いに答えられるのは熱心な宗教家だけさ。

そもそも僕らは自らの意思で生まれてきたのではない。

2018年に話題となったシラノ・ドベルジュラックの言葉を借りれば、

「この今の時代を見たいか、あるいは別の時代まで待つかときみに訊ねただろうか

もっとみる
英語で文脈から推測なんてのは時間の無駄。~S.M先生

英語で文脈から推測なんてのは時間の無駄。~S.M先生

以下は一部編集しており、正確な発言ではないことを先に断っておく。

「まぁ、これって、これも言わなきゃいけないんですけど、おおっ、ねっ、っていうわけで、depend onって言ってるんだよね。「かかっている」、日本語だったら、「✕✕にはるかに多くのことがかかっているのだ」。まるまる、まる。それでいいですね。at stakeって、なかなか訳しにくい言葉だけど、それでも正解です。「危ないことにね、危機

もっとみる
「三角関数より金融経済を学ぶべき」「古典は不要」

「三角関数より金融経済を学ぶべき」「古典は不要」

これまでのnoteの加筆修正中なので、アクチュアルな事象についてだが、一度書いているから、改めて書き直すことにする。

「三角関数より金融経済を学ぶべき」

という話がTwitterで話題となった。

なるほど三角関数は実生活でほとんど使わないから、それなら直接役に立つ金融経済を学ぶのに時間を割いた方がいいというわけだ。

一見理にかなっているように見えるかもしれないが、

僕には、無駄に終わりそ

もっとみる
3.11後の世界を生きる

3.11後の世界を生きる

80年代後半には「世界の終わりブーム」があった。

五島勉の『ノストラダムスの大予言』が流行り、

前世少女がハルマゲドにそなえて仲間を集めはじめたり、

子供たちの間では暗い噂話が広がっていたりした。

結局、1999年7月に空から恐怖の大魔王は降りてこなかった。

21世紀はちゃんときた。

99年3月30日になくなった南条あや嬢が生きなかった2000年は当たり前かのようにやってきた。

そし

もっとみる
名前なんかいらない

名前なんかいらない

名前を付けるという行為は、世界を分節化する行為である。

連続体である世界を名前によって分類、整理することで、ヒトは物事を理解しようとする。

ペットや人形に名前を与える人もいる。

確かに、佐々木嬢も「クトゥルーちゃん」や「ホームズ」と名付けていた。

なかには、家電に名前を付ける者もいる。

トースターが「山崎」、冷蔵庫が「芝山」、掃除機が「富永」、机上の読書灯が「森」、テレビが「吉村」、パソ

もっとみる
愛をめぐる断片~澁澤龍彦・三島由紀夫を中心に~

愛をめぐる断片~澁澤龍彦・三島由紀夫を中心に~

知人が言うに

「『だから』が恋であり、『だけど』が愛である

限定が恋であり、譲歩が愛である」

彼女の論に則すると、私の澁澤龍彦氏への気持ちは恋であり、愛である。

すなわち、恋愛なのかもしれない。

常に成長し続ける作家である澁澤さんが好きであり、4回も堕胎させた澁澤さんだけど好きなのだから。

彼女との話をきっかけに愛ついて少し思ったことがある。

愛とは何か。

愛を定義することが困難な

もっとみる
ご報告

ご報告

私がnoteを始めてから2年経ちました。

今年1年はあまり書けずなかったのですが、

私生活もひと段落しましたので、そろそろ書き始めていきたいなぁと思ってます。

つきましては、計120の記事を非公開にして修正あるいは加筆していこうと思います。

今改めて読み返してみると違和感を感ぜざるを得ず、この1年で良くも悪くも文体が変わった気がしてならないのです。

日々思ったことあるいは読んだ本、見た芝

もっとみる
普段無意識でやっていることを如何に意識的にするか。

普段無意識でやっていることを如何に意識的にするか。

 Sigmund Freudが述べるように、意識というのは氷山の一角なのかもしれない。

素人の私がこうして文章を書いているときも、全ての単語を意識的に選んでいるわけではない(本来は全て意識的に選ぶべきなのかもしれないが)。

「感覚」というもので、コロケーションで、結束性で、無意識的に言葉を選んでいる、あるいは選ばされている。

意識的に行っているのは、構成を考えることのみ。まぁ、構成すらも下手

もっとみる
改めまして

改めまして

4月になったので改めてご挨拶申し上げます。

4月になり周りが大学生になったり、社会人になったりする中、

敢えて無職という道を選び、

こうしてnoteを書かせてもらっています。

寺山修司の言葉を借りるならば

「人生は汽車に似ているな」。

一本汽車を見送り、敢えて遠回りをする私はきっと恵まれている。

閑話休題

4月になったということで本格的に活動を始めていきたいと思います。

といって

もっとみる
自己家畜化と攻撃性の移行

自己家畜化と攻撃性の移行

チンパンジーの雄は雌に対して暴力的である。

雌に対して暴力をふるい、怯えさせてから交尾する。

これに対して、人間はどうだろうか?

それを現実世界で行うヒトは、DV男などと侮蔑されている。

幼少期からの教育によって、僕らは当たり前に暴力をインモラルなものと捉えている。

人間の家畜化

というほどのことではないけれども、人間の攻撃性は丸くなった。

こうなった原因の一つに「処刑」が挙げられる

もっとみる