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You`re entirely bonkers. But I’ll tell you a secret. All the best people are.
「私は出雲へは初めてになると思います。壱ノ城家の巫女のことは話には聞いているけれど、私には関係がない話だっていうのも。貴方はもしかして神様たちにおねだりをする気でいてくれるんですか? 私を助けてくださいって言い出すみたいにして」
芹沢美沙は東名高速道路を走る『イオリア+』の助手席で膝の上に乗せた妖精アンダーソンに向かって話しかけている。
アンダーソンは芹沢美沙の膝から決して離れることのないよう
See, Madness, as you know is like gravity. All it takes is a little push.
「いえーい! こいつがあれば私はリエンから自由になれると思う。正直さ、嫌なんだ。目の前でもう一人の自分が泣き叫びながらズタズタに切り裂かれて命を奪われていく。なのに、私はどうにもならないほどに快楽を貪ってブレーキだってかけられない。ねえ、助けてくれるんだろ、私をさ! 連れて行ってよ、もう誰にも縛られない自由がある場所に!」
「まぁ待て。お前の言っているリエンがどんなやつかは分からないけど、まだ身体
Revenge is never a straight line. It's a forest, And like a forest it's easy to lose your way... To get lost... To forget where you came in.
芹沢美沙は初めて蒼井真司に身体を許した夜の記憶が眠りの中で再生され始めたのをきっかけにしてゆっくりと現実を掴み取るようにして目を醒ます。
ヴァギナが濡れないはずの潤滑ゼリーを利用した性体験を必要としたのは木場真理亜の提示した条件を満たす為であったとしても、彼女が蒼井真司を必要としていたのは事実だったし、芹沢美沙に与えられたのはやはり快楽だったはずだと彼女は雨上がりの朝の太陽が照らす光がカーテンから
Either way whichever way, no harm no foul. Cos either way, it’ll be one hell of a ride. I’m ready.
「さっきの人が真織さんなんですね。何だか不思議な雰囲気を持っていたけれど、彼自身は自分のことが何の変哲もない人間だと思い込んでいる。狭間で生きることがどんなに大変なことか分からないままいようとしている」
芹沢美沙は立ち寄ったホテルの一室で窓際の席に腰掛けて外の景色を眺めながらまるで独り言のように谷村真織の印象について話している。
「彼は昔からそうなんだ。わざとかと思っていた時期もあるけれど、そう