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私の人生-About My Life

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私が書いてきた記事のうち「私の人生」にまつわる記事をまとめています
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【自己紹介】私の人生のもくじ

【自己紹介】私の人生のもくじ

〈最終更新日:2024年3月3日〉
※筆者は現在33歳

この記事は、私の自己紹介+もくじ記事であり、フォロワーさんが100名を超えた時に書いた記念記事です。31歳札幌の男性会社員がどんな人生を歩んできたかについてまとめています。

記事内には、私の人生のターニングポイント記事のリンクをいくつか貼っていますので、目次代わりにも使ってみてくださいね。

[0]まずは圧倒的感謝2022年7月2日時点で

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小樽の鯉のぼり。

小樽の鯉のぼり。

大学生のころはこの季節が憂鬱だった。

大学には7年くらい通って結局卒業することはなかったわけで、友だちもおらず楽しみもなく。私が通った大学は小樽にあったから札幌から通うわけなんだけど、電車で約45分かかる。

小樽に向かうために札幌を出発してしばらくすると銭函という地域を通過する。ここから先は荒れる日本海沿いに線路が面していて、小樽に着くまでの間、目の前には北の日本海のパノラマが広がる。

電車

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みんなの50円玉大作戦。

みんなの50円玉大作戦。

小学校5年生のとき窓の外の景色を見ながら「あーお金ほしいわぁ。ずっち〜」と考えた。

大人になったらお金持ちになって遊んで暮らすんだ、みたいなことは考えたことはないんだけど、小学校5年生のときに「お金ほしいわぁ」と思ったのは、漫画のコナンと犬夜叉とドラゴンボールとONE PIECEを全巻ほしかったからだった。

5年生なりの知能で考えて閃いたのは、クラスにいる40人ひとりひとりから50円玉をもらえ

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忘れ物をしたら子どもにゲンコツさせる鳥。

忘れ物をしたら子どもにゲンコツさせる鳥。

幼稚園から小学校にかけてどんなことをしてたかなぁと振り返ると、詳しくは思い出せないんだけど断片的に覚えていることがある。

で、私のnoteの場合、そういう過去のエピソードを記憶のつづく限りで書くのだけど、これが結構難しい。

記憶をどれだけ辿ってもフリからオチというエピソードが成立していないものもあれば、単純な話、つぶさに思い出せないものもある。

だけど、断片的な記憶はあるわけだから、今日は小

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春が死ぬまでの話。

春が死ぬまでの話。

春に殺されそうになったことがある。

どうやって殺されそうになったかというと、左手首に噛みつかれてブンブン振り回され、それでたくさんの血が出たのだ。11歳のときだった。もうおしまいだと思った。

小学校2年生の冬に我が家にやってきた犬は、母が「早く春がくるように」ということで名前を春とした。春と書いてハル。

そういや同じ「春」という名前の登場人物が出てくる作品といえば伊坂幸太郎の『重力ピエロ』が

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私にとっての「書く」ということ。

私にとっての「書く」ということ。

本当はもう、毎日文章を書くのなんてやめよう、と思っていた。

もうずっと思っている。そこまでして書きたいことなんてない。毎日書きはじめて1週間くらいのころから思ってる。もう疲れた。

だから今日は何も書かないで、明日も何も書かないで、その次の日も何も書かないで、特に理由も言わずにしれっとフェードアウトしようと思っていたけど、どうもうまくいかない。何かを書きたくなるし、書かなければと思ってしまう。

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酔った勢いで。

酔った勢いで。

酔った勢いで「死にたい」と言ってる人に会ったことがない。酔った勢いで笑ってる人ならよく見るし、あと、泣いてる人もたまに見る。

たとえば私の妹が中学生のころ、家にあったワインを妹が間違って飲んでしまったことがあった。いまから20年近く前だ。

妹は気づかないうちに相当な量を飲んでしまったようで、人生初めての酔いがまわったのかおいおいと泣き出した。

泣き出したかと思ったら、兄妹の中で唯一病弱だった

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人生と愛の煙。

人生と愛の煙。

花は散り、月は沈み、砂時計は重力に従い落ちる。この世のすべては刹那の夢のごとく、あっという間に消え落ちていく。

文字通りあっという間に消えるものもあれば、川の流れに削られる岩壁のように長い年月をかけて崩れ消えるものもある。

落ちる、消える、崩れる、自然界のだいたいの消失という事象の要因は「重力」によるところが多そうだ。花が散るのも、月も、砂時計も、重力の影響で落ち消える。

なぜなら体積がある

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桜を見たことがなかった。

桜を見たことがなかった。

タイトルの通りである。生まれてからある程度の年齢になるまで桜を見たことがなかった。うそじゃない。はじめてこの目で桜を見たのは、高校1年生のときだ。

札幌にお住まいの方ならば大いに共感してくださることと思うのだけど、札幌の人にとって「春=桜」ではない。

こっちの桜はたいていGW前後に咲くからだ。入学式シーズンに桜は咲かない。少し後なのである。

それから桜といえばみなさん決まって「ソメイヨシノ」

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勘違いのおまじない。

勘違いのおまじない。

自分を鼓舞してくれる他人の存在ほど大切にしたいものもない。根拠のない論理でもって私を励ましてくれる他人がほしくなる。

人は誰しも挫折や自信喪失の瞬間に直面する。仕事、学業、趣味、スポーツ、その他なんでも自信喪失の瞬間というのはあるもので。

そんなとき、他者のひとことが自分自身の見方を根底から変えることがある。根拠や論理などを超えたアドバイス。

勘違いさせてくれる人は魔法使いのようだね。

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バラ色の人生。

バラ色の人生。

12歳のとき「人生はバラ色」であるらしい、ということをサッカー元日本代表の中澤佑二選手から教えてもらった。

私は小学校5年生からサッカーをやっていて、中学、高校と合計で8年のあいだ、ずっとサッカー少年だった。

サッカーの神様に選ばれなかった私は、監督から言われるがまま、選ばれなかった選手なりに努力を覚え、太陽が沈むまでひたすらにボールを蹴るサッカー少年だった。

サッカーを始めて1年後の小学6

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妻にはずっと黙っていよう。

妻にはずっと黙っていよう。

私がnoteをはじめたのは2022年の6月。

私が音声配信をはじめたのは2022年の12月。

いまこれを書いているのは2024年3月。
スタートからまだ2年は経過していない。

妻は知らない。

私がこうして毎日noteでエッセイを書いていることを妻は知らない。私が定期的に音声配信をしていることを妻は知らない。

おそらく妻は、私が大の文章好きだということを知らない。私がおしゃべりすることを大

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人生なんて、楽しもう。

人生なんて、楽しもう。

この記事は、人生が楽しくなかった私が人生を楽しめるようになったきっかけの話。今から14年前の2010年の話。

大学に入学したはいいものの、特に目的もなく、未来のことを考えるには若すぎて、私は毎日悶々としていた。口癖は「俺は何がしたいのか分からない」であり、年齢は20歳だった。

部活もサークルもやっていないから友だちもいない。大学にはほとんど行かず、何をするでもなく、時間があり余った日にはイヤホ

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ママが作る朝ごはんを楽しみに待つ元カノ。

ママが作る朝ごはんを楽しみに待つ元カノ。

現在33歳の私だが、23歳までは「食」に対して全くこだわりを持たない人生であった。

もちろん母は栄養バランスのいい食事を提供するように心がけていたと思うし、小さなころは出てくる料理、出てくる料理が好きだったと思う。

栄養士だったかなんかの勉強をしている母を見て、子ども心に私たち兄妹の成長を考えてくれているのだなぁ、と感じたものである。長男としてね。

が、母の料理が我も忘れるほどに熱狂的に好き

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