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私にとっての「書く」ということ。
本当はもう、毎日文章を書くのなんてやめよう、と思っていた。
もうずっと思っている。そこまでして書きたいことなんてない。毎日書きはじめて1週間くらいのころから思ってる。もう疲れた。
だから今日は何も書かないで、明日も何も書かないで、その次の日も何も書かないで、特に理由も言わずにしれっとフェードアウトしようと思っていたけど、どうもうまくいかない。何かを書きたくなるし、書かなければと思ってしまう。
勘違いのおまじない。
自分を鼓舞してくれる他人の存在ほど大切にしたいものもない。根拠のない論理でもって私を励ましてくれる他人がほしくなる。
人は誰しも挫折や自信喪失の瞬間に直面する。仕事、学業、趣味、スポーツ、その他なんでも自信喪失の瞬間というのはあるもので。
そんなとき、他者のひとことが自分自身の見方を根底から変えることがある。根拠や論理などを超えたアドバイス。
勘違いさせてくれる人は魔法使いのようだね。
勘
人生なんて、楽しもう。
この記事は、人生が楽しくなかった私が人生を楽しめるようになったきっかけの話。今から14年前の2010年の話。
大学に入学したはいいものの、特に目的もなく、未来のことを考えるには若すぎて、私は毎日悶々としていた。口癖は「俺は何がしたいのか分からない」であり、年齢は20歳だった。
部活もサークルもやっていないから友だちもいない。大学にはほとんど行かず、何をするでもなく、時間があり余った日にはイヤホ