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鉄人の谷 の HEART BEAT
マンハッタン・ブリッジの上を通過する地下鉄の軋んだ金属音に包まれて、ボクは考え始める。今、DUMBOにいる。
薄汚れた銀色の車体から上へ下へと拡散する轟音が、周辺のアパートビルのガラス窓にぶつかって跳ね返り、波打っている。その鉄のパーカッションの響きは意外に安定していて、この街の心臓(ハート)が打ち出す鼓動だと思うのは、ボクだけではないはず。
ここ。
そう、「鉄人の谷」に行くには地下鉄「F」ライ
見上げれば 希望のような 青い空
ウチに帰る途中の長い坂道は
八月終わりの 雨あがりの小道
去りゆく夏の風に揺れて ひらひら舞ったサクラの葉っぱ
コンクリートの歩道に落ちて
版画になった 絵になった
旅の終わりのモナリザよ
ボクは訳もなく君の写真、撮りたくなったんだ。
ひらひら はらはら ドキドキ ぼちぼち
いちねん 365日
オイラの旅はどんなだろう
おなじ坂道 行ったり来たり
暗い日 寒い日 厳しい日
時には弾む 嘉
奪い合うって何なんだ
今の世の「時代」という荒野では
高笑いの声がする
その陰で涙を流す人もいる
ダレかを傷つけることが当たり前のゲームにも似て
地に吹く風に聞いてみる
奪い合うって何なんだ
競い合うって何なんだ
誰が決める
誰が勝者と
奪い合うって何なんだ
それは性(さが)
それは陶酔
それは はっきり言っちまえば それは 自己愛なのだろう
鏡の前に立てば きっと判る
鏡に映った自分
どうだい 健やかに
まるくなるというコトは・・・
朝 お日さまが昇ってきて
昼 雲が流れて
黄昏時 気持ちがしーんとなって
夜 星が降る
そんな毎日の中で
観察と思考のサイクルを繰り返して学んだコトがあります。
あたりまえに思えるコトほど
あたりまえではない
・・・と思った方が うつくしいです。
たとえば
友だちが 「うん、いいよ」の一言で あたりまえのことのように こちらのお願いを引き受けてくれる
そんな時の友だちは とてもさりげないけれど
アサガオのカルテット
イノセント
ただ咲くほどに紫は
ため息ばかりぞ 霜月の君 今が、晩秋だということが、紫色に深さを与えている・・・ような気がする。それが心にしみて来る。いつ寒さと共に終わるのか、その命。それほど遠いことではないだろう・・・ニューヨークの冬はすぐそこ。
けれど今日が、このアサガオ四姉妹の出番だったのだ。順番が来て、ただ咲いている、それだけのことなのだが、尋ねずにはいられない。君よ、だれの