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「無意味なもの」に存在する「意味」
たとえば。
何故、 ガラスでなくてはだめなのか。
別に、同じように無色透明な、たとえばアクリル素材とかプラスチック素材とかでもいいじゃない。
それなら壊れたりしないのに。
プラスチックにはなくて、ガラスにあるもの。
――質感の違い?
ガラスの質感って、一言で言うと 「壊れやすそう」。
そういう事か。
そこをつきつめると、「花は散るからこそ美しいし、生は限りがあるからこそ尊い。」なんて、
悪魔とは契約しないで済みそうです。(笑)
「そんなにそれが欲しいなら、 お前が今持っているものの中で命以外の一番大切なものと引き換えでなら、くれてやってもいいぜ。」
と、提案されたら。
……まあまず断ろうと思うので、 私の人生、 そこそこ精神的には事足りているようではあります。(笑)
以下は、少々長い余談だけど。
先日、軽度だが認知症を患っている方とやりとりすることがあり。
「記憶内容」は勿論、「自分で自分を」「現在という時間を」
「私」と「私の身体」の意見は必ずしも一致しない
スマートフォンを修理に出していた時、代替機をお借りしていたのだが。
機能はほぼ同じ。
でも、 いつも使っていた自分のスマホが、傍らにないだけで、 なーんか、落ち着かなかった。
――スマホですら、そうなのだ。
自分の身体の「代替機」はない。
自分の身体は、この世に二つと存在し得ない。
たとえば甘いもの。
精神的には、すごく求めている。
摂取すれば「幸せ~」と心が叫んでいる。
しかし、
「もう会えない人」はいない
この歳にもなると、「何年もずっと連絡をとっていない人」 というのは数限りなくいるのであるが。
そのうちの皆が今でも 「連絡をとろうと思えばとれる」と、実際私は「思い込んで」過ごしている。
――ふと「今どうしているだろう」とは思うが。
このまま、「会おうと思えばいつでも会えるはず」と、「思い込んで」過ごすのだろう。
「もう会えない」と、知る必要がないからだ。
「また会えるだろう」と思っ