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【留学体験談】大学5年生|ソウルでの韓国語語学留学|1か月|2005年8月|慶熙大学校(キョンヒ) 付属の語学学校|奨学金付きプログラムにて、ありがたき学びの日々

本日もお越し頂きありがとうございます^^
平日毎日配信中! 本日は番外編、韓国語の語学留学体験談です^^

本編(#16 私の7か国語学習の今まで)では、1年半も韓国語に触れていなかった私が、ソウルの大学での夏季語学学習プログラムに応募し、見事合格したお話を綴りました。

そして、あいも変わらず”到着してから学び始める”スタイルで、現地到着後に「アンニョンハセヨ」から勉強再開(→反省)というところでしたが、今回はその全編の”体験談”に続きます^^

留学中はどんな時間を過ごしたかなど、綴っていきます^^



韓国ソウルでの夏季語学留学 体験談

留学プログラムとの出会い

大学5年生の春頃、留学生センターの張り紙で「韓国語をソウルの大学で学ぶ、夏季語学プログラム(4週間コース)」を発見。なんと、現地語学学校の受講料と、滞在先の学生寮:無料(往復の飛行機代は自費)とのことで、語学マニアの心に火が付く。書類選考と面接により、学内で3名選出。

留学プログラム参加を決めた理由

大学二年生の春から1年間、大学の語学センターで学び、単位も取得。せっかく学んだ言葉でもあったので、話せるようになったらいいなとは思っていたところ、このプログラムと出会い、しかも受講料・宿泊料が無料というのは、過去数回の語学留学を経験した私としては見過ごすことができなく(語学留学のお金がかかるところ、は熟知しているので・・)、試さないわけにはいかない!と、応募しました(ダメ元で挑戦する性分)。

留学期間

2005年8月の1カ月

留学先の学習機関

慶熙大学校(キョンヒ テハック)の大学付属の語学学校 (👈リンクあり)
確か、語学堂という名前だった記憶があるのですが、今見ると、国際教育院という名前になっていて、さすがに20年程も時がたっているので、変化しているかもしれませんが、外国人が韓国語を学ぶ場があります。

慶熙大学は私立大学、ソウル市内にあり、とても大きいキャンパス。少し古いかもしれませんが、歌手のRain(ピ)さんの出身大学で、当時は女子の間で盛り上がってました。

レッスン内容

朝:語学学校での3時間程の授業
午後:友人たちと各々ちって、観光したり、宿題をやったりなど

語学留学の成果:語学はどの程度向上したか

1か月が経つ頃には、現地の方に道を聞くレベルにまで上達しました。
短期留学の良さは、短いからこそ、終わりが見えているからこそ、この一瞬だけでも必死に勉強しないとと頑張ることだなといつも思います。おかげで、短期間でレベルアップし、帰国後も、大学の韓国語中級クラスにあがり、韓国語レベルの維持に努めました。

(注:悲しき現実としては、20年という時が経ち、私の韓国語レベルは、今や文法レベルに降格・・。当時は、話せます、と言えていたレベルも、かなりしょんぼりな状況です。当時はハングル語検定3級を取り(準2級ももうあと2問で合格。。)、私の話せるリストに韓国語はいる、と認識していたのですが・・いと悲し)

滞在先

大学の学生寮(二人部屋)
日本では実家暮らしだったので、フランス留学ぶりの学生寮。仲間とワイワイ過ごしながらの生活が楽しかったです。

滞在中の過ごし方

韓国の大きな大学に留学できたのは貴重な体験でしたが、一つ大きな体験を綴ってみたいと思います。留学が8月だったので、日本では終戦記念日である8月15日をまたぐこととなりました。この日は韓国では、独立記念日です。
お恥ずかしい話、その認識を持たずに、ただ韓国語だけに集中していた未熟な大学生である私は、その日、いつものように大学構内を授業後、日本人の友人たちと歩き、気配の違いを感じていました。そして一度寮に戻り、宿題等をしてから、さてみんなで夕飯でも食べに外出するかと思った矢先、同じプログラムに参加していた子が血相をかえて外から帰ってきた一言に、背中がすっと寒くなりました。

「みんな、やばい、今日は独立記念日だ!日本人はあまり外を歩いてはいけないらしい。少なくとも、日本語をしゃべっちゃだめだぞ!」
え?何事?と自分がいました。

外がどんな状況なのか、気になる人々は(自分含む)、皆でくっつきあいながら、暗くなった大学構内を練り歩き、いつもは人気のない屋外の大きな講堂にたどり着きました。

そこにたどり着く前にもすでに「イルボン(日本)なんとかなんとか~」「なんとかかんとかイルボン(日本)~」と、明らかに日本への批判の言葉を発していることを感じ、友人と少し話す際には、頑張って覚えたての韓国語で耳打ちしながら、進んでいきました。

息をしてはダメ、なわけではないけど、日本語を話さずに前に前に進む、というこの経験は、息ができないような感覚にも近く、日本人だとばれると、囲まれて何をされるかわからない(「何しにきたんだ!ここは日本人がくるところじゃないぞ!と言われんばかりの熱量)、そんな会場を目の当たりにし、日本と韓国の間に歴史がある、を痛感し、胸が苦しくなる経験をしました。

講堂には、無数の人がいました。ざっと、1万人。
(多すぎかな。20年前の記憶なので・・)

大学生という若い年代(20年前ですが💦)の方々が、そんなに大勢の方々が一同に集まり、日本への不満を口々にする光景に、自分のバックグラウンドはシンプルではない、ということを痛感し、その後の人生でその場面を頭に浮かべることがあります。

今、思うこと

最後は少し重めの話ですが、これも私の留学体験の一つです。

語学を学ぶは、語学だけ完結しない。
語学を学ぶ、から、国を学び、人を知り、世界を知る。

いいことばかりではないけど、相互理解が、少しずつ、世界の平和につながると願い、そして信じつつ・・

ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
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