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私の旅行記 元町 トアロード中央商店街 その4 CROSS 神戸 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 三宮センター街から元町商店街への裏道散策、いい時間とお酒で仕上げた帰り路、

素敵な出会い

というお話し。

経緯

 戯れに路地の居酒屋さんからそのまま神戸元町商店街の線路側の裏道を行くと、今どきの珍しい店内丸見えのしかも交差点の角の店舗なのでその街路に接する2面共に総ガラス張り店舗デザインとCROSSの上品なのに鮮やかでしかも薄っぺらくない深みのあるワインカラーに目を奪われ…

In Love at first sight

  (一目惚れ、頭にfall-in-loveを想起させるinを付けて遊んでみました…如何、inを付けると紋切り型な感じから一歩抜け出る感じしませんか…)

 ここは神戸元町のしかも裏通り。店構えも中にチラッリと見えるスタッフさんの上品さもまた半端なく、ドレスコードがちと…問題。“冬寒の居酒屋さんからの帰り路なので中はポロシャツ、カーキ色の短パン、スニーカーというCalifornian(カリフォルニアン)ビジネスカジュアルスタイル。カリフォルニアで現地に馴染むため取り入れ、カジュアルとハイソ両建てだったのを、叶えたい夢を叶えサラリーマンを成れの果てにもなることができ、その卒業を機に心を開放する目的でハイソを封印していたのでした。しかしガッツで入店。(笑)

 ドアを閉めると一瞬にして街の喧騒(けんそう)からは無縁になり、デッドな世界。正に神戸の”ハイソ“な感じが漂う時空へと迷い込んだのでした。その心地よさで

覚醒。

 その瞬間にハイソスタイルも復活させようと思ったのでした。 その後、ボタンダウンのワイシャツ10枚程度に濃いグレーのスラックス数本を大人買いしたのは言うまでもありません。(笑)

 その辺りまではこちらをお楽しみ下さい。

 この様にその十字路の角に有ることが店名の由来のCROSSという店舗に入った瞬間に私の心のモードが切り替わったのでした。落着いた雰囲気のお店の方々とも妙に波長が合い、ドレスコードも気にせず会話を楽しみながら、心地良い時空の中で小一時間過ごし英国の建物の版画と、熟慮の末結局目に止まったCROSSのボールペンを手に入れたのでした。
 その時の気持ちが今も保たれ、若い頃からのスタンスとの整合性を保ちつつの人生を楽しんでいます。

 ということで…今回はその続編。

 そのお店のあるトアロードはかつて、港近くの外国人居留地と、その家族が住む山の手の異人館街を結ぶ道路だったそうです。名前の由来はその外国人居留地に有ったトアホテルだそうです。

 面白い歴史を持っホテルなので教養として…

 トアホテル(英称:Tor Hotel)は兵庫県神戸市北野町で1908年(明治41年)に開業したドイツ系資本の高級ホテル。トーアホテルとも呼ばれる。ホテルは1950年(昭和25年)に焼失し、跡地には神戸外国倶楽部が建つ。その名はトアロードに残されている。

トアホテルは、イギリス人の富豪F・J・バーデンズの屋敷「The Tor」(トールの家)があった場所に建てられた。本館は1908年(明治41年)に竣工し開業した。旧香港上海銀行長崎支店などを手がけた日本人建築家下田菊太郎 設計による全客室バス付の本格的ホテル専用建築で、当時「スエズ以東で最高のホテル」と称された。

トアホテルは日本人向けに「東亜ホテル」という名称も積極的に用いた。「トア(Tor)」という名称については、ホテル開業以前にこの場所にあったバーデンズの屋敷名との関連性が指摘され、英語の「小山」に由来するという説、ドイツ語の「門」に由来するという説など諸説あるが、命名に関しての客観的な証拠がなく決め手に欠ける(トアロード#名称の由来参照)。

大規模な建造物であったが山麓すぐに位置していたため、第二次世界大戦の戦災を免れた。しかし戦後GHQに接収され、その管理下にあった1950年(昭和25年)に原因不明の火災により全焼した。

 何か怖いですよね~

でもそれを含めて元外国人居留地感がありますね。

出典は以下。

 そして、たまたま感じるものが有ってわざわざ引き返してまで入ったこのCROSSというお店もまた凄いお店。

 何とも店長は、トアロード中央商店街振興組合の理事長さん。正確にはファッション雑貨「クロス」の清水俊博社長(71)。そしてこの地で育ったそうです。「商店が立ち並び、その2階で家族が暮らすような生活道路だった」のだそうです。隔世の感。「おしゃれなイメージの通りだが、子どもの頃は落とし穴を作ったり、ビー玉遊びをしたりと遊び場の一つだった」なんて話も…

 運と勘としつこさの人生の運と勘が充分発揮された特別な路、その要の方との出会いだったのです。

 そんな背景で、たまたま吾妹が珈琲好きで神戸ならではの珈琲お土産にしたく探しているという話から、ならば最高の珈琲を紹介してあげるということに。商店街としての閉店時刻間近だった事もあり、店長からわざわざそのお勧めの珈琲店に連絡を入れて前捌きして下さいました。

 CROSSさんからは1分程度のところに、拘(こだわ)りの自家焙煎の珈琲店は有りました。
 管理の行き届いている清潔なお店で、こだわり感満載の店づくりに圧倒されつつの入店。CROSSさんから連絡貰っている言われ、CROSSさんの店内での落ち着いていて丁寧な対応がここでも連続性を保って続きました。

神戸らしい時空…

樽珈屋
078-333-8533
兵庫県神戸市中央区下山手通2-5-4 深澤ビル 1F

神経質なまでに完璧に管理された店舗内
好印象♥

 詳細は以下に譲ります。

 そこで、オリジナルブレンドを幾つかと、是非味わって欲しいと頂いたサンプルをお土産として手にすることができたのでした。

 ということで、元町商店街や三宮センター街さんとは全く異なる、これまたディープなトアロード中央商店街さんとの素敵な出会いをご紹介させて頂きました。

 神戸ネタは以下のマガジンに纏めてあります。宜しけば…

 


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