子どもの頃　父さんが　
日光からの
お土産に　買ってくれた　
鳩笛

黄色い　くちばしで
緑の　羽根
まあるい　目が
クリクリしてる

ずいぶん　色褪せたけれど
音色は　哀調が　深まったよう

春の里山で　鳩笛吹く
山鳩が　答えてくれる
柔らかく　丸まった　鳴き声は
緑に葉っぱに　ぶつかり
里山の奥まで　響いてく

透明な　蒼さの
小川で　鳩笛吹こう
めだかの　群れが
近づいてきて
小さな目を
パチパチさせる

月夜に　鳩笛吹こう
眠っていた
メジロの家族が
驚いて　チー、チー
キュルキュルキュル鳴いて
うるさいよ

強い風が　吹くと
鳩笛が　自然に
鳴ることがある
きっと　雲の上の
父さんが
吹いて　くれてるんだ

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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