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産むとは何か?:合気道的に「うまずして何が女性か」問題にいっちょがみしてみる
静岡県知事選の女性向け演説で外相が「この方を私たち女性が(知事として)生まずして何が女性でしょうか」みたいなことを言って、
ジェンダー的な配慮が欠けているとして問題視する声があがったり、なんかタイトルがちょっと攻めてたりして各所で燃えているらしい。
今回は「産む」とは何かについて語るフリをして合気道のことを語ろう。
産むとは「むす」である産むという字は「むす」とも読む。
苔が発生していく、
5月の稽古まとめ:また少し弱くなった
今月の稽古を振り返ると3月末にめちゃくちゃいい稽古ができて、それがキッカケになって色々と考えが整理された。
自分ではかなり力が抜けてきたつもりだったけれど、さらに弱い力でやっていけるようになったと思う。
この調子でどんどん弱くなっていきたい。
という話だけだとあまりにも抽象的なので具体的なことはだいたいここら辺の記事に書いた。
4月は戦前と戦後の合気道について考えることも多かったけれど、何
『ブギーポップは笑わない』作品と合気道のつながり方は同じ:上遠野浩平作品解説
合気道の思想を理解するにあたって上遠野作品を読んでいたことはかなりプラスになっていたと思う。
本当に大事なものというのは、実は泡のように他愛のないものだったりするからだ。
そんなわけで、合気道的な観点から上遠野浩平のデビュー作である『ブギーポップは笑わない』について解説してみよう。
合気道とブギーポップの共通点まず合気道とは中心を探す武道だと思う。
表と裏、呼吸、天地、勝負、そうしたものの
合気道で考える自分との戦いに勝つ方法
合気道とは「自己に打ち克ち、敵をして戦う心なからしむ。否、敵そのものをなくする絶対的自己完成の道」だと言われている。
この道を行くためにはまずは自己に打ち克たなければならない。自分に勝てない限り、他人や敵をなくすることなんてできやしない。
というワケで自己に打ち克つ方法について考えてみた。
自分は敵なのか?けっこう人は思いこみで病んでしまったりする。
元ヤクザや犯罪者が、そういうレッテル貼
稽古メモ:今月あったことざっくりまとめ
ダンスで余裕を考えた
月初めに海外の人がやってる歌とダンスのショーみたいなのを見ていたら、ひとりの女性ダンサーが妙に目を引いた。
結局その女性はメインのダンサーだということが後でわかった。男女ペアでアクロバットなダンスを披露するパートがあったからだ。
ただ、明らかな実力者だとわかったのはその前で、他のダンサーと一緒になって踊っている時、ひとりだけ妙に力が抜けてるバケモノみたいなやつがいると気が
稽古メモ3回分:地道にやっていくしかない
じじいの世代交代
世代交代の波みたいなのを感じてる。
年齢が上の先生達が引退したり、出てこなくなったりして、もうひとつ下の年代の人たちが多くなってきた。
そうは言ってもみんな元気なじじい達で、そのせいもあってまだまだ力が強い。
これからどうなっていくのかは未知数だ。
おじさんを鍛えるおじさん
おれはおっさんではあるけれど、道場の中では若い方になってしまう。
なので年上だけど道場では後
稽古メモ:受けに関する問題
合気道ではたまに自分の思う通りに受けを取れと指導する人がいる。
いわゆる効いてなくても倒れたりするような受けはこういう教え方から生まれるのかも知れない。
それはそれとして、効いてなきゃ絶対倒れませんというのも違うとは思う。
効いてないなら、どこで失敗しているかを確認して教えてやったり、どうやれば倒せるか導いてやった方がいい。
ちゃんとした技なら色々抵抗してみたりしながら、自分がどんな反応を
稽古メモ:獅子はウサギを狩るにも全力を尽くす
力を使わずに動かす方法を人に教えている時に衝撃の事実に気づいてしまった。
「おれ、これテキトーにやってるわ」
相手よりも下から入る、相手を支える、そういうことはほんの少しの準備で事足りる。
肚を使えばよかったはずなのに小手先になっていた。
そんなことに急に気がついた。
こういっては何だけど、特別何かしなくても勝手に動いてくれる人はわりと多い。
そういう人に対して舐めた態度をとってしまっ