MAYA

広告会社勤務/北海道在住の28歳/既婚子なし 日々、自分に言い聞かせる言葉たち。

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広告会社勤務/北海道在住の28歳/既婚子なし 日々、自分に言い聞かせる言葉たち。

記事一覧

デジタルでも”アナログ”は叶う

先日、タクシー運転手さんと こんな会話をした。 「ついさっき、20代の女性2人を乗せたん だけど、その女性たちがGO Payのことを 『時代だね~』『もうついて行けないよ~…

MAYA
8日前
7

あれから2年、母への想い。

母が亡くなって2年が経った。 毎年、母の日が近づくといつも以上に 母に思いを馳せる。 私は母にとてもよく似ていて、まるで一心同体のように気持ちを理解しあえていたと…

MAYA
3週間前
5

「グリーンブック」-寂しいときに寄り添える存在。

※以下一部ネタバレを含みます。 週末最後の夜は、 映画「グリーンブック」を鑑賞。 これまで、友情を描く鉄板の感動系だよね、と 勝手に分類して、見る機会を逃してきた…

MAYA
1か月前
8

サラリーマンの春は試練。二度と手に入らないものに気づく。

サラリーマンにとって春は、 結構「試練」じゃないか??と思う。 転勤、新体制、新たな業務・・・ たとえ嬉しい変化だって、不安や重圧は 誰にでもあるから、超えなきゃい…

MAYA
2か月前
5

ただ、「言葉」の可能性を信じていたい。

ひとは、「思い」と「言葉」によって 人格が作られている、とわたしは思う。 「なんとなく生きている」そう言う人が いたとしても、今日までの道のりの中で その人の「思…

MAYA
2か月前
6

是枝裕和監督『怪物』-その”真実”は誰のもの?

昨年公開の是枝監督の映画『怪物』を やっと見ることができた。 ※以下一部ネタバレを含みます。 この映画は子どもの学校でのいじめを きっかけに、社会問題化している教…

MAYA
2か月前
6

ついていきたい最高上司の4か条

この春、また上司が変わる。 入社7年目になる私は、 これまで「上司との関係性づくり」を とても大事にしてきた。 それは、人事評価だけが理由ではなく 多くの人を巻き込…

MAYA
2か月前
10

「幸せ」を別の言葉で表すなら。

先日のこと。 仕事で出会った3つ下の 後輩ちゃんと、休日に会うことに。 知り合ってからしばらく経っていたのに、 ぐっと距離が縮まったのは昨年末。 彼女は昨年転職し…

MAYA
3か月前
4

小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』-ヴィム・ベンダースのルーツに触れて。

先日、映画『PERFECT DAYS』鑑賞後、 その余韻に浸る毎日を過ごしている。 そんな中、ヴィム・ベンダースが敬愛し 『PERFECT DAYS』にもそのエッセンスが 詰まっていると…

MAYA
3か月前
9

「変わってしまう」ことの寂しさと「変えたい」と思えるワクワク。

コロナをきっかけに、会社で他部署の人と 交流をしたり、宴席の機会がすっかり なくなった。会社の文化が変わった。 こうなると・・ 他部署の人と関わる機会はほとんどな…

MAYA
3か月前

「好き」「嫌い」に理由はいらない。自分だけのもの

少し前のドラマを見ていて、 とても救われた言葉があった。 「好き」「嫌い」に理由はいらない、 自分だけのもの。という言葉。 普段、色々な場面で自分の考えを話したり…

MAYA
3か月前
2

『PERFECT DAYS』

2024年、最も観てよかった映画と 今から言い切れてしまう最高の映画。 あの雰囲気に浸りたくて、2回も観てしまった。 (以下一部ネタバレを含みます) ドイツのヴィム・…

MAYA
3か月前
10

泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。後編

(前編のつづき) なんとも・・私とその上司は引き寄せられる 運命にあるのか。 私は今、別の部署で、その泣くほど最悪だと 思っていた上司のもとで今日も働いている。 …

MAYA
4か月前
4

泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。前編

私は新卒で今の会社に入り、 まもなく7年目になる。 入社して最初の上司が本当に最悪だった。 私はフリーペーパーを発行する部署で 広告営業に配属された。 既存顧客に対…

MAYA
4か月前
3

母の形見リング

女にとってジュエリーは特別なものだと思う。 頑張った証であったり、自分に少し自信を 持たせてくれたり・・ お守りのようなものだ。 母も指輪が好きで、いつも身につけ…

MAYA
4か月前
2
デジタルでも”アナログ”は叶う

デジタルでも”アナログ”は叶う

先日、タクシー運転手さんと
こんな会話をした。

「ついさっき、20代の女性2人を乗せたん
だけど、その女性たちがGO Payのことを
『時代だね~』『もうついて行けないよ~』と
いう会話をしててね・・
若い人がそんなん言うから笑っちゃったよ。」

運転手さんは思わず笑いながら、
「それはこっちだよ!!」とつっこみを
入れてしまったらしい。

・・・案外そんなものか。
時代の最先端を歩いているよう

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あれから2年、母への想い。

あれから2年、母への想い。

母が亡くなって2年が経った。
毎年、母の日が近づくといつも以上に
母に思いを馳せる。

私は母にとてもよく似ていて、まるで一心同体のように気持ちを理解しあえていたと思う。
だからよく、あーでもないこーでもないと
語っては、大泣き、大笑いしていた。

私の口癖は「お母さんが死んだらわたしも
死ぬ!」だったほど、母のそばを片時も
離れない子どもだった。
母が病気を患ってからは、さすがに心配
させまいと

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「グリーンブック」-寂しいときに寄り添える存在。

「グリーンブック」-寂しいときに寄り添える存在。

※以下一部ネタバレを含みます。

週末最後の夜は、
映画「グリーンブック」を鑑賞。

これまで、友情を描く鉄板の感動系だよね、と
勝手に分類して、見る機会を逃してきた。

見終わってみると、そんな先入観は
すっかり消えていて・・さすがは名作。
段々とふたりが距離を縮めていく様子が
とても自然でしっくりくるし、互いを
大切に思う気持ちが伝わってくるような
温かい映画だった。

まったく違う世界に生き

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サラリーマンの春は試練。二度と手に入らないものに気づく。

サラリーマンの春は試練。二度と手に入らないものに気づく。

サラリーマンにとって春は、
結構「試練」じゃないか??と思う。
転勤、新体制、新たな業務・・・
たとえ嬉しい変化だって、不安や重圧は
誰にでもあるから、超えなきゃいけない
試練のように思える。
少しずつ暖かくなっていく春の陽気に
力を借りながら、少し先の未来を想像して
皆なんとかやっているんだろうな。。

私は、「試練」というほどでもないが
この数年は色々と行き詰まっている。
自分が、向かっていき

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ただ、「言葉」の可能性を信じていたい。

ただ、「言葉」の可能性を信じていたい。

ひとは、「思い」と「言葉」によって
人格が作られている、とわたしは思う。

「なんとなく生きている」そう言う人が
いたとしても、今日までの道のりの中で
その人の「思い」のもととなるような
考えや感じ方が必ずどこかにあって、
「言葉」を使っていくつもの選択を
してきたはずだ。

わたしは小さいころから今に至るまで、
周囲からはよく「考えすぎだよ」と
言われるほど、なんでもあれこれと
考える性格だ。

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是枝裕和監督『怪物』-その”真実”は誰のもの?

是枝裕和監督『怪物』-その”真実”は誰のもの?

昨年公開の是枝監督の映画『怪物』を
やっと見ることができた。

※以下一部ネタバレを含みます。

この映画は子どもの学校でのいじめを
きっかけに、社会問題化している教育現場の
課題や多様性とは、などについてしっかり
描きつつ、その中で私たちの日常の中にも
スッと入り込み、観る者を試すような
是枝監督らしい映画だった。

『怪物だーれだ』のセリフは、
まさにこの映画のキーワード。

自然な展開ながら

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ついていきたい最高上司の4か条

ついていきたい最高上司の4か条

この春、また上司が変わる。

入社7年目になる私は、
これまで「上司との関係性づくり」を
とても大事にしてきた。

それは、人事評価だけが理由ではなく
多くの人を巻き込まなければならない時や
自分の考えや悩みを相談し指針が欲しい時、
もっとも近くで自分の仕事を認めてもらう
存在が必要である、と考えているからだ。

といっても、「仲良し」というのは苦手で
少し言いにくいことも言える、適度な距離感

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「幸せ」を別の言葉で表すなら。

「幸せ」を別の言葉で表すなら。

先日のこと。
仕事で出会った3つ下の
後輩ちゃんと、休日に会うことに。

知り合ってからしばらく経っていたのに、
ぐっと距離が縮まったのは昨年末。

彼女は昨年転職し、それまでは
人前に出る仕事をしていた。
今は私のいる会社と、とても関係の近い
会社にいて、職場から離れた実家から
毎日通っている。

経歴も出身も違うけれど、不思議なほど
似ている部分があったり、テンションが合う。
話すうちに、家族

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小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』-ヴィム・ベンダースのルーツに触れて。

小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』-ヴィム・ベンダースのルーツに触れて。

先日、映画『PERFECT DAYS』鑑賞後、
その余韻に浸る毎日を過ごしている。

そんな中、ヴィム・ベンダースが敬愛し
『PERFECT DAYS』にもそのエッセンスが
詰まっているという、小津安二郎監督の作品が
気になり『秋刀魚の味』を鑑賞した。

まず、予告編を観たのだが・・
3分ちょっとで触れられる独特の雰囲気と、
言葉を駆使した繊細で豊かな表現が
とても好きだった。

*** 以下ナレ

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「変わってしまう」ことの寂しさと「変えたい」と思えるワクワク。

「変わってしまう」ことの寂しさと「変えたい」と思えるワクワク。

コロナをきっかけに、会社で他部署の人と
交流をしたり、宴席の機会がすっかり
なくなった。会社の文化が変わった。

こうなると・・
他部署の人と関わる機会はほとんどない。
それほど大きい会社ではないのに、顔と名前が
一致しなかったり、あいさつ程度の当たり
障りのない会話しか交わしたことのない人ばかり。

お酒も、人と話すこともすごく好きだが、
大人数でその場の「ノリ」に合わせることに
疲れてしまう私

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「好き」「嫌い」に理由はいらない。自分だけのもの

「好き」「嫌い」に理由はいらない。自分だけのもの

少し前のドラマを見ていて、
とても救われた言葉があった。

「好き」「嫌い」に理由はいらない、
自分だけのもの。という言葉。

普段、色々な場面で自分の考えを話したり
意思表示をする。

「これはこうした方が良いと思う」
「私はこうしたい」

そのあとに続くのが、そう思った理由。
それを言わなければ、「なんで?」と
聞き返されることが多い。
だから無意識に相手を納得させるように
論理的に話す。

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『PERFECT DAYS』

『PERFECT DAYS』

2024年、最も観てよかった映画と
今から言い切れてしまう最高の映画。
あの雰囲気に浸りたくて、2回も観てしまった。

(以下一部ネタバレを含みます)

ドイツのヴィム・ベンダース監督と日本を
代表する役所広司が最強ダッグを組んだ。

ただ毎日を淡々と過ごす役所広司演じる
「平山」が積み重ねていく毎日に、シンプルであることの美しさや気持ち良さを感じる。
まさに、この映画のキャッチコピー『こんな

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泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。後編

泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。後編

(前編のつづき)

なんとも・・私とその上司は引き寄せられる
運命にあるのか。

私は今、別の部署で、その泣くほど最悪だと
思っていた上司のもとで今日も働いている。

前の部署でその上司が先に異動し、
東京勤務となった。

その後すぐ、私も同じ部署へ
(勤務地は札幌)異動することになった。

(正確には、フリーペーパーが休刊となり
部員は解散となったのだ。)

いわゆる「広告代理店」業務を行う部署

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泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。前編

泣くほど最悪な上司が泣けるほど最高な上司になった話。前編

私は新卒で今の会社に入り、
まもなく7年目になる。

入社して最初の上司が本当に最悪だった。

私はフリーペーパーを発行する部署で
広告営業に配属された。
既存顧客に対してフリーペーパーの広告枠を
セールスしたり、新規顧客へのテレアポ、
広告会社への媒体売り込みなどが主な内容だ。

その上司は何かにつけて、私を指導した。

周りの10歳以上離れた先輩方誰ひとり
として実践できていないような「ビル倒

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母の形見リング

母の形見リング

女にとってジュエリーは特別なものだと思う。
頑張った証であったり、自分に少し自信を
持たせてくれたり・・
お守りのようなものだ。

母も指輪が好きで、いつも身につけていた。
母の指輪がかっこよくて、
「いつか欲しい」と思っていた。
デザインが素敵なだけじゃなく、
母の歩んできた人生に、重ねてきた毎日に
力をもらえる気がして。

キズがついていて、チャームが取れていて、
形も少し歪んで見える母の指輪

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