あおきよしみ

自分に正直に純粋に生きようとするほど傷つけられやすい世界。そんな人の支えになる言葉を紡…

あおきよしみ

自分に正直に純粋に生きようとするほど傷つけられやすい世界。そんな人の支えになる言葉を紡いでいけたらと思っています。正しいかどうかはいったん横に置いて、その時感じたことを大切にしながら、軌道修正していきたいです。/臨床心理士・公認心理師/元公務員/社会人大学院生(経営学専攻)

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記事一覧

固定された記事

やっとたどりついた自分なりの答え…カウンセリングとは何か

心理学の勉強をはじめて、早20年…(!)。 寄り道したり遠回りしたり、多くの臨床心理士が通らない道ばかりを選んできて、”カウンセリング”とまっすぐ向き合ってきたわ…

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責任を背負いすぎなくていい

心療内科医の鈴木裕介さんの本、「我慢して生きるほど人生は長くない」。 タイトルが絶妙に素晴らしくて、手にとりました。 本当にそうだよな、と…。 内容も素晴らしかっ…

19

認められることが生きる力になる

最近ちょっとした失敗をしました。 きっと9割方の人にバカにされるんじゃないかというようなことです。 でも、バカにせずに聞いてくれる人がいてくれて、救われました。 そ…

22

繊細さはもっと評価されていいと思う

先日相談対応をしていた時の気持ち。 繊細さはなぜこんなにも世の中で評価されないのだろう。 あたたかくて優しくて一方的すぎない繊細さをもっている素敵な人が、まわり…

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相手の自尊心を傷つけない配慮

コミュニケーションをとるときに、相手の自尊心を傷つけない言葉の選び方が大事だと思っています。 自尊心を傷つけない = 相手が受け止めやすい なのだと思います。 自尊…

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「私たちは何にでもなれる」イメージの力

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」に出てくるこの言葉がとても好きです。 「私たちは何にでもなれる」 信じる力をもらえる、パワーのある言葉だと感じます。 イメ…

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自分を責めるのはつらい、でも自分を守っている面もあるのかも

自分が悪い、ああしていれば、この力が足りなかったから、、、 うまくいかないことがあった時に、自分の悪かった(のではないかと思う)ところを無意識に探してしまうこと…

17

大切にされている感

相手が何をやってくれるかは、実はそれほど重要ではないのかもしれない。 それよりも、自分のことを大切にしてくれていると感じられるかの方が大事なのではないか。 最近そ…

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メンタルが強いことを目指さなくてもいい

メンタルが強くなりたい、とか、メンタルを強くする方法、とか、よく見かけます。 「強い」の定義にもよると思うのですが、たとえば、動じないとか、気にしないとか、心が…

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”助ける側”と”助けられる側”ではなくて

ずいぶん久しぶりの投稿となってしまいました。 大学院の課題に物理的にも精神的にも追われていて、何かをアウトプットする精神的余裕がありませんでした。余裕って大事で…

18

すべての人が優しい人に出会えますように

ひとりで苦しんでいる人の隣にそっと座る”誰か”でいたい。 ”誰か”がすでにいる人は、それでいいと思っています。 そこにでしゃばろうとするほどいい人でもないし、キ…

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あれはカスハラだったのか…/「ブラック霞が関」を読んで

厚生労働省出身の千正さんが書かれた「ブラック霞が関」。 仕事でご一緒したことはありませんが、省庁の働き方をなんとかしようと活動されている偉大な先輩。 やっと図書館…

15

隣で応援してくれる本とのはじめての出会い/「心をつかむ超言葉術」を読んで

ゆっこさんに紹介していただいた、阿部広太郎さんの「心をつかむ超言葉術」という本。 本と対話するというはじめての経験でした。 まず、とにかく読みやすい。 最近、文…

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「こころ温泉」はじめてみます

「こころ温泉」という時間を提供してみることにしました。 もともと、自分と向き合おうとする人を守る場所をつくりたい、という気持ちではじめたnote。 たどりついた一つ…

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「~しましょう」「~してみましょう」が苦手です

久しぶりの投稿です。 先週コロナワクチン(1回目)を接種したのですが、丸3日寝込み、その後は徐々に回復してきたものの、まだ本調子ではなく…。 書くことはもちろん、…

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やっとたどりついた自分なりの答え…カウンセリングとは何か

やっとたどりついた自分なりの答え…カウンセリングとは何か

心理学の勉強をはじめて、早20年…(!)。
寄り道したり遠回りしたり、多くの臨床心理士が通らない道ばかりを選んできて、”カウンセリング”とまっすぐ向き合ってきたわけではないけれど、それでもずっと心の中で大切にしてきました。

健康な人がカウンセリングを当たり前に受けられる社会になってほしい、という願いがあります。
でも、日本では到底無理だと思っていました。
”カウンセリング”という言葉にどうしても

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責任を背負いすぎなくていい

責任を背負いすぎなくていい

心療内科医の鈴木裕介さんの本、「我慢して生きるほど人生は長くない」。
タイトルが絶妙に素晴らしくて、手にとりました。
本当にそうだよな、と…。

内容も素晴らしかったので、よかったら読んでみてください。

今日はその連想で記事を一つ書いてみることにします。
責任を背負いすぎてしまうことについて。

私自身はもともと責任を背負いすぎてしまうタイプだったと思います。
誰かに頼まれたことを断ることはとて

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認められることが生きる力になる

認められることが生きる力になる

最近ちょっとした失敗をしました。
きっと9割方の人にバカにされるんじゃないかというようなことです。
でも、バカにせずに聞いてくれる人がいてくれて、救われました。
そして、その前提として「この人ならバカにせず話を聞いてくれる」、「私の気持ちを受け止めてくれる」という信頼感がありました。

こういう信頼感が、今のこの世界には少なすぎるのではないかと思います。
つらい思いをしている人をさらに追い込むよう

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繊細さはもっと評価されていいと思う

繊細さはもっと評価されていいと思う

先日相談対応をしていた時の気持ち。

繊細さはなぜこんなにも世の中で評価されないのだろう。

あたたかくて優しくて一方的すぎない繊細さをもっている素敵な人が、まわりの人とのやりとりから、その繊細さはよくないものかのように思わされてしまう。
話を聞いているだけで胸が痛くて、あなたのその感覚はとても素敵だと私は思います、と一生懸命お伝えしました。

繊細さって、もっともっと評価されていいと私は思います

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”脳に新しい道をつくる”を意識するとけっこう人生が変わる…かも?

”脳に新しい道をつくる”を意識するとけっこう人生が変わる…かも?

最近、脳への関心が高まっています。
「ニューロダイバーシティー」という言葉も気になっていて、勉強したいと思っている一つです。

これまであまり意識していませんでしたが、私たちの生活のほとんどは自動なんですよね。
心臓とか呼吸とか体の機能はもちろん、怒ったり悲しんだり、不安や怖さを感じたり、自分はダメだと思ったり、あの人に嫌われているかもしれないと思ったり…。気持ちの面も、その多くは考えているという

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相手の自尊心を傷つけない配慮

相手の自尊心を傷つけない配慮

コミュニケーションをとるときに、相手の自尊心を傷つけない言葉の選び方が大事だと思っています。

自尊心を傷つけない = 相手が受け止めやすい なのだと思います。
自尊心を傷つけられるかもしれないと感じると(これはほとんど無意識に行われます)、とっさに防御にエネルギーを使います。
それは自分を守るために必要なこと、ですが、本来伝えたかったことを受け取る余裕が少なくなってしまいます。
それを防ぐために

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「私たちは何にでもなれる」イメージの力

「私たちは何にでもなれる」イメージの力

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」に出てくるこの言葉がとても好きです。

「私たちは何にでもなれる」

信じる力をもらえる、パワーのある言葉だと感じます。

イメージの力はとても大きいと感じています。
たとえば、苦手な人と話すとか、言いづらいことを言うとか、とてもできそうにないことと思うことでも、イメージができればきっとできる。
逆に、イメージもできないことはたぶんまだチャレンジする段階では

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自分を責めるのはつらい、でも自分を守っている面もあるのかも

自分を責めるのはつらい、でも自分を守っている面もあるのかも

自分が悪い、ああしていれば、この力が足りなかったから、、、

うまくいかないことがあった時に、自分の悪かった(のではないかと思う)ところを無意識に探してしまうことがよくあります。
もはやクセというレベル。
いわゆる「自動思考」だと思います。

こういうことばかり考えていると、とてもつらいし、疲れてます。
頻繁に自分のことを責めているのですから、心が弱ってしまいます。

でも、いつだったか、こういう

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大切にされている感

大切にされている感

相手が何をやってくれるかは、実はそれほど重要ではないのかもしれない。
それよりも、自分のことを大切にしてくれていると感じられるかの方が大事なのではないか。
最近そんなことをよく考えています。

最初にこのことを意識したのは、ある子どもと母親とのやりとりをみていたとき。

子どもは、おもちゃで何かを作っていて、それを母親に「見て見て」とアピールしていました。その時母親は保育士さんと話をしていたけど、

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メンタルが強いことを目指さなくてもいい

メンタルが強いことを目指さなくてもいい

メンタルが強くなりたい、とか、メンタルを強くする方法、とか、よく見かけます。

「強い」の定義にもよると思うのですが、たとえば、動じないとか、気にしないとか、心が折れないとか、そういうことをイメージしているなら、メンタルが強いことが本当にいいのか、私は少し疑問です。

「この人メンタル強いな」と私が思うのは、たいてい悪い意味で、鈍感だな、こちらの言うことにまったく耳を傾けないな、それでも自信満々で

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”助ける側”と”助けられる側”ではなくて

”助ける側”と”助けられる側”ではなくて

ずいぶん久しぶりの投稿となってしまいました。
大学院の課題に物理的にも精神的にも追われていて、何かをアウトプットする精神的余裕がありませんでした。余裕って大事です。

さて、久しぶりに書けそうなテーマが浮かんだので、逃がさないうちに言葉にしてみようと思います。

”誰かを助けたい”という思いを持っている人に出会うと、少しモヤモヤします。
その気持ちは高尚で尊いものだと思っていますし、誰かの力になろ

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すべての人が優しい人に出会えますように

すべての人が優しい人に出会えますように

ひとりで苦しんでいる人の隣にそっと座る”誰か”でいたい。

”誰か”がすでにいる人は、それでいいと思っています。
そこにでしゃばろうとするほどいい人でもないし、キャパが広いわけでもない。

でも、ゼロとイチの間には天と地ほどの差があって、”誰か”が誰もいない人の心はどんなに苦しくて孤独なのだろうと、想像するだけで胸が締め付けられます。

一人でいい。隣に座って、うんうん話を聴いてくれる人がいること

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あれはカスハラだったのか…/「ブラック霞が関」を読んで

あれはカスハラだったのか…/「ブラック霞が関」を読んで

厚生労働省出身の千正さんが書かれた「ブラック霞が関」。
仕事でご一緒したことはありませんが、省庁の働き方をなんとかしようと活動されている偉大な先輩。
やっと図書館の順番がまわってきました(買えよ💦)。

私は、厚生労働省は日本一のブラック企業だと思っています。
もちろん良い面もありました。
頭の切れ方が一味も二味も違う、どこまで見てどこまで考えているの!?と驚くような先輩や同期、後輩と出会うこと

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隣で応援してくれる本とのはじめての出会い/「心をつかむ超言葉術」を読んで

隣で応援してくれる本とのはじめての出会い/「心をつかむ超言葉術」を読んで

ゆっこさんに紹介していただいた、阿部広太郎さんの「心をつかむ超言葉術」という本。
本と対話するというはじめての経験でした。

まず、とにかく読みやすい。

最近、文章を読んでもなかなか頭に入らなくて(学術論文を読まなければいけない苦痛…)、私のやる気や集中力の問題かも、と不安になることがあります。
もちろんそれもゼロではないのだろうけど、読みやすい文章はそれでも読めるんですよね。

カウンセリング

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「こころ温泉」はじめてみます

「こころ温泉」はじめてみます

「こころ温泉」という時間を提供してみることにしました。

もともと、自分と向き合おうとする人を守る場所をつくりたい、という気持ちではじめたnote。
たどりついた一つの形が「こころ温泉」というイメージでした。

傷ついたとき、疲れたとき、ひと休みしたいとき、
温泉につかるように、安心して自分の気持ちを話せる場所が作れたらと思っています。

福島太郎さんが紹介してくださいました!
私の気持ちを代弁し

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「~しましょう」「~してみましょう」が苦手です

「~しましょう」「~してみましょう」が苦手です

久しぶりの投稿です。
先週コロナワクチン(1回目)を接種したのですが、丸3日寝込み、その後は徐々に回復してきたものの、まだ本調子ではなく…。
書くことはもちろん、読むこともほとんどできていませんでした。
今の時代を生きることは本当に大変です。
みなさんも気を付けてお過ごしください。

さて、久しぶりのテーマで書いてみたいと思ったのが、「~しましょう」という表現についてです。
これがどうも苦手で。。

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