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いんちょのつぶやき

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東洋医学のことや、東洋医学「的」な考え方、物事のとらえ方風味のおもいつきを掲載中。
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2020年6月の記事一覧

【人からの多彩な頼られ方】

【人からの多彩な頼られ方】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

ここのところ、ご自分の身近なことでの相談事を話してくださる患者さんが増えています。

雨降りの長引く陽気ですから、季節的な憂鬱も関係あるんじゃないかな。

鍼灸師は鍼施術の技術を施すだけの専門家というわけではない。
鍼を用いて施術ができるというのは、資格を有している最低条件でしかない。
ただの技術屋、専門家、というだけではなく、そもそも患者さんの健康というものに、

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【首の痛みは首が原因じゃない】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

6月は股関節や膝の痛みを訴える人、多かったです。
これもひとえに5月からのジメジメ陽気が強く影響しているんじゃないですかね。

とくに股関節痛があると、歩くときや立ちあがるときに体が思うように支えられないので、イライラもします。
陽気がよくないだけじゃなく、情勢状況もよくないころ。
ストレスもずいぶんたまられたんじゃないかなぁと思います。

原因が湿度の影響だから

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【梅雨はカラダの荷下ろし】

【梅雨はカラダの荷下ろし】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

沖縄は早々に梅雨明け。
だいたいその1か月後が関東地方の梅雨明け。
すでに5月から梅雨のような湿気過剰な時期を過ごしています。
カラダはそんな長期間続く湿気の影響で、すっかり重たくなっているみたい。

別にカラダに水がしみ込んで膨らんでいるわけではないのだけど、気持ち的にはそんな全身がポチャポチャと音を立てているように、むくみやゼロゼロいう咳、足腰の冷えなどを感じ

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【梅雨中盤はお腹の立て直し】

【梅雨中盤はお腹の立て直し】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

九州の方では大雨のようですね。
関東地方も今年は感染症と一緒に水害も心配。

こうした自然災害への備えって、上も下も、あっちもこっちもだから、万全っていうことは、なかなか難しい。

カラダも同様で、梅雨の湿度と夏の暑さと、そして気温差やエアコンの冷気など、文明という社会で過ごす人の体は、いろんなことにいつも備えていないと保ち切れない。

ジメジメする日が続きます。

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【ねじってシェイプ】

【ねじってシェイプ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

太ってきたから食べる量を減らして、痩せようと思う。
そんな決意を、若い方から聞かされました。

ぼくに言ってもらったのも、きっと何かのご縁。
ちょびっと東洋医学の知識で、そんなダイエットのお手伝い。

梅雨時、食べることをやめたり、食べる量を減らしても、カラダのサイズは大して変わらない。

それよりも、食べないことで、おなかの働きが落ちて体力を消耗したり、カラダが

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【梅雨こそカラダ支度】

【梅雨こそカラダ支度】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

今年は梅雨入り前から、体調不良を訴える患者さんとのご縁が、パラパラと続きます。

というのも、初夏を迎えた今年の5月が、ほぼほぼ雨続き。
例年になく、初夏の熱中症シーズン到来という印象のかけらもないような、異例の5月でした。

そんな梅雨のようなジメジメうすら寒い5月を経て、6月からの東京梅雨入り。

すでに二月ほど続けて湿度の高い期間を過ごし続けます。

湿気は

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【寝るのは食べることよりも大事】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

博心堂鍼灸院へお越しになられる患者さんたちは、鍼施術を受けられるだけじゃなく、東洋医学的な健康法や、ご自分にかなった生活習慣のアドバイスを求められる方がいらっしゃる。

ぼくがすべての患者さんにお勧めするのが、ちゃんと寝ること。

ちゃんと寝るのって、現代人にはとても難しいみたい。

・昼間眠いけど、夜になると寝られない
・ついつい夜更かしして寝不足になる
・布団

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【梅雨時の股関節の痛み】

【梅雨時の股関節の痛み】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

梅雨時、ジメジメした湿気に一日中貼りつかれていると、ココロもカラダも滅入ります。

そんなジメジメする湿気は、連日足元からしっかり体の中に侵入してくる。

毎日お風呂につかる習慣のある人はいいですね。

バスタブにつかって、しっかり足腰の冷えを解消しながら下半身の血流を連日促すことで、足腰から侵入する湿気を毎日排除できるというわけです。

湿気は体を表面から冷やし

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【withコロナよりもwith自分】

【withコロナよりもwith自分】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

感染症対策で今までと違った生活習慣をおくってみることで、新しい生活での功罪がたくさん見えてきたのではないでしょうか。

外出自粛という過ごし方が、体質や今までの生活習慣、日頃の心理面の状態で、かなう人とかなわない人との違いがあったんじゃないでしょうか。

聞くところによると、若い方の仮性近視が急に増えているのだとか。

そりゃ、家に引きこもってパソコンの画面を見な

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【梅雨時の腫れ傷み】

【梅雨時の腫れ傷み】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

先日までの暑さから、急転直下の冷たい雨降り。

朝からの雨だったりすると、体温が下がった体はなかなか起きられない。

そんな話をここ数日、よく耳にしていました。

厄介なのはそれ以前までの連日の夏日。

暑い日が続いても、梅雨時の体は発汗がまだまだ丈夫ではありません。

そのため、的確な体温調整の出来ない体は、体内に熱をこもらせやすい。

熱がこもると息苦しくなっ

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【寝るのも力】

【寝るのも力】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

鍼灸施術は患者さんの回復力を高め、自力で体が治っていくのをお手伝いするもの。
けっして、カラダを直接直しているわけではありません。

カラダが勝手に治っていく力を、条件よく引き出すことは、鍼灸師さんの腕次第で、どうにかできるもの。

でも、カラダを直接直しているわけではない。

人の体には自然治癒力という、具合が悪くなれば、勝手に自分で治す力があります。

この力

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【メンタルストレスを背負うカラダ】

【メンタルストレスを背負うカラダ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

体調不良の改善を長期間かけて臨みながら、日々の体調管理もかねて、週に1回、定期的におカラダを整えに博心堂鍼灸院へ足を運んでくださる患者さんがいらっしゃいます。

以前は週の前半後半と、症状対策に来られていました。

お越しになられるたびに、ご自分の心模様のあれやこれやを話してくださる。

おしゃべりすることで、ココロのわだかまりを解きほぐしたかったみたい。

くわ

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【携わる幅を広く】

【携わる幅を広く】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

6月19日になると県外への移動自粛も緩和されるみたいですね。

博心堂鍼灸院にお越しの患者さんたちの中には、県をまたいでお越しになられる方々もいらっしゃいます。

・のっぴきならない
・つらくてどうしようもない
・メンタルトラブル(つよい不安など)
を訴えて、これまでの期間にも飛び込みでお越しになられる方はいらっしゃいましたが、他県の方とのご縁はしばらくご無沙汰。

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【予防よりも対策】

【予防よりも対策】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

僕は患者さんに「だめっ!」ということをいいません。

時々患者さんから「これ、やっちゃだめですよね」とか「やっぱり具合が悪いのって、こんな不摂生やっちゃったからですかねぇ」なんてことを聞かれます。

・お酒
・夜更かし
・過食
・暴飲暴食
・薄着
・運動不足
・朝寝坊
などなど。

ほかにも「わたし、これやっちゃだめよねぇ」という話題には、
・人への恨み
・グチ

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