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記事一覧

デザインとの出会いを育む授業設計~東海大学経営学部「デザイン1」より

私の周りにはデザインを仕事にしている人に溢れ、デザインについて定義なしに語ることができ、デザインの価値を特に説明しなくとも分かりあう仲間がいる。 しかしいま目の…

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10日前
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リサーチャー交流会から一晩明けて

思いつきで書いてます。昨日の交流会を振り返りつつ、個人的に好きなデザインリサーチプロジェクトの偏愛を紹介しています。 リサーチャー交流会振り返り 昨日、メルカリ…

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2か月前
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デザイナー哲学対話、第二弾やります

\やるよ/ こんにちは。MIMIGURIの座敷童子です。11月1日に本郷のMIMIGURIオフィスで開催されたデザイナーをはじめとしたデザイン関係者を集めた哲学対話。早いものでそ…

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4か月前
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「ありえた可能性」を内省するオンボーディング向けワークショップ『アンビバレント・レター』

本コラムは2023年MIMIGURIアドベントカレンダー13日目の記事です。 MIMIGURIのリサーチャーの座敷童子(@a_praxisnohito_)です。西村とも呼ばれています。昨年に引き続き…

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4か月前
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誘導か共創か?-インタビューにおける介入の意義を考える

MIMIGURIのリサーチャーの座敷童子(@a_praxisnohito_)です。Research Advent Calendar 2023の1日目を担当します! まずは1年の振り返り 2023年のリサーチ関係のハイラ…

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5か月前
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デザイナーなど17名を集めて、夜な夜な哲学対話をやってみた。

2023年11月1日、文京区本郷にあるMIMIGURIのオフィスで、デザイナーをあつめた哲学対話を行ってみました。若手からベテラン、企業から公的機関、学生に至るまで幅広くデザ…

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6か月前
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Quest──MIMIGURIのリサーチャー西村歩が語る、「探究する文化」のアップデートに向けた新施策

はじめに株式会社MIMIGURIのリサーチャーの西村です。2022年に新卒入社して二年目を迎えました。現在は「研究開発本部」の他に「組織探究本部知識創造室」の二部門を兼務し…

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7か月前
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「食のデザインリサーチ」を味わう会をやってみました。

こんにちは。MIMIGURIのリサーチャーの西村(@a_praxisnohito_)です。 1.はじめに「現状を望ましい状況に変えていくことを目指す行為の指針を考案する者は、みなデザイ…

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9か月前
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名和先生、比嘉先生と、実務と研究の関係を考えるシンポジウムを開催します。

日本実務教育学会でパーパス経営の名和先生、メッシュワークの比嘉先生と、実務と研究の間を考えるシンポジウムを開催します。 実務から研究へ、研究から実務へ。 決して…

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11か月前
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「ランブリングデザイン」に関する諸研究の紹介

突然ですが、最近ぶらぶらしていますか。月曜日から金曜日までgoogleカレンダーに指示されるように動き、土曜日や日曜日もスケジュールが綿密に組まれている。絶えず頭の中…

nishimuraaayumu
11か月前
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春~夏にかけて開催されるデザイン系の学会紹介

学会シーズン到来ー 5月~7月は大忙しになります。なぜならこの時期は学会が盛んに行われるからです。6月のスケジュールのうち、週末がほぼ学会で埋まってしまいました。…

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「パーソンセンタードデザイン」に関する諸研究の紹介

こんにちは、MIMIGURIの研究開発職の西村です。新卒でMIMIGURIに入社したのが1年前。当時は研究開発部門は存在せず、遊軍的な働きでしたが、昨年9月から本格的に研究開発部…

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「共創」とは何かの定義を試みる

こんにちは、西村歩です。株式会社MIMIGURIでリサーチャー(研究職)をしています。MIMIGURIメンバーが以下のキーワードでリレー記事を書いていくMIMIGURI AdvetCalendar2022…

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「総合政策学」の30年を書きました。

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士2年の西村と申します。来年からは企業の研究職として、主に組織やデザイン、そして実践知に関する研究に従事することが決まり…

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デザインとの出会いを育む授業設計~東海大学経営学部「デザイン1」より

デザインとの出会いを育む授業設計~東海大学経営学部「デザイン1」より

私の周りにはデザインを仕事にしている人に溢れ、デザインについて定義なしに語ることができ、デザインの価値を特に説明しなくとも分かりあう仲間がいる。

しかしいま目の前には「デザイン」に対し、ちょっと縁遠いと感じてしまいがちな大学生たちがいる。それがのべ160人。そんな大学生たちにデザインへの親近感を感じてもらうために、どのような講義をすべきでしょうか。そういう話をします。

こんにちは。座敷童子です

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リサーチャー交流会から一晩明けて

思いつきで書いてます。昨日の交流会を振り返りつつ、個人的に好きなデザインリサーチプロジェクトの偏愛を紹介しています。

リサーチャー交流会振り返り

昨日、メルカリさんのオフィスで「リサーチャー交流会」が開催されました。この「リサーチャー交流会」をざっくりまとめると、マーケティングリサーチャーとデザインリサーチャー(≒UXリサーチャー)の交流会です。

きっかけはデザインリサーチャー3人(草野さん

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デザイナー哲学対話、第二弾やります

\やるよ/

こんにちは。MIMIGURIの座敷童子です。11月1日に本郷のMIMIGURIオフィスで開催されたデザイナーをはじめとしたデザイン関係者を集めた哲学対話。早いものでその第二弾の開催が決定しました。第一弾は以下の記事をご覧ください。

このイベントを開催してから、多くの方がこのデザイナー哲学対話に注目してくださっていたことがわかりました。また今回の哲学対話会の参加者の方がポッドキャスト

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「ありえた可能性」を内省するオンボーディング向けワークショップ『アンビバレント・レター』

「ありえた可能性」を内省するオンボーディング向けワークショップ『アンビバレント・レター』

本コラムは2023年MIMIGURIアドベントカレンダー13日目の記事です。

MIMIGURIのリサーチャーの座敷童子(@a_praxisnohito_)です。西村とも呼ばれています。昨年に引き続き2度目のMIMIGURIのアドベントカレンダーです。「冒険」をテーマに、中途入社の方のオンボーディング向けのワークショップ、『アンビバレント・レター』を作ってみたのでご紹介します。

今年、MIMIG

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誘導か共創か?-インタビューにおける介入の意義を考える

誘導か共創か?-インタビューにおける介入の意義を考える

MIMIGURIのリサーチャーの座敷童子(@a_praxisnohito_)です。Research Advent Calendar 2023の1日目を担当します!

まずは1年の振り返り

2023年のリサーチ関係のハイライトでいうと、Research Conferenceのスタッフをしました。全国のリサーチ仲間が出来たことは大きな財産でした。朝6時の九段下の空気は大変澄みきっていました。

他に

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デザイナーなど17名を集めて、夜な夜な哲学対話をやってみた。

デザイナーなど17名を集めて、夜な夜な哲学対話をやってみた。

2023年11月1日、文京区本郷にあるMIMIGURIのオフィスで、デザイナーをあつめた哲学対話を行ってみました。若手からベテラン、企業から公的機関、学生に至るまで幅広くデザイナーなど17名に集って頂きました。改めて、こんな怪しすぎる会にご参加いただきましてありがとうございました。

ことの始まりは、リンクアンドモチベーションのUXデザイナーである辻井さんのツイートから。

この「哲学対話をやって

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Quest──MIMIGURIのリサーチャー西村歩が語る、「探究する文化」のアップデートに向けた新施策

Quest──MIMIGURIのリサーチャー西村歩が語る、「探究する文化」のアップデートに向けた新施策

はじめに株式会社MIMIGURIのリサーチャーの西村です。2022年に新卒入社して二年目を迎えました。現在は「研究開発本部」の他に「組織探究本部知識創造室」の二部門を兼務しています。知識創造室で、私はMIMIGURI内における「探究する文化」づくりのための探究支援制度であるQuestの設計に取り組んできました。

7月27日に開催された「DesignOpsMeets #2  成長支援の取り組み」では

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「食のデザインリサーチ」を味わう会をやってみました。

「食のデザインリサーチ」を味わう会をやってみました。

こんにちは。MIMIGURIのリサーチャーの西村(@a_praxisnohito_)です。

1.はじめに「現状を望ましい状況に変えていくことを目指す行為の指針を考案する者は、みなデザインを行っている」

ノーベル経済学賞を受賞したSimonのこの言葉は、誰しもがデザインという「行為」の実践者となりうる価値観を広く浸透させた言葉です。また学部時代の専門がデザインとは遠かった自分が、デザインに導かれ

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名和先生、比嘉先生と、実務と研究の関係を考えるシンポジウムを開催します。

日本実務教育学会でパーパス経営の名和先生、メッシュワークの比嘉先生と、実務と研究の間を考えるシンポジウムを開催します。

実務から研究へ、研究から実務へ。

決して単純化はできないですが、この二つの世界を絶えず往来するという試みは珍しくはなくなりました。

あえて一つの世界に絞らず、二つの世界を行き来していることで何が見えてくるのか。あるいはその二つの世界の間には何があるのだろうか。

そういった

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「ランブリングデザイン」に関する諸研究の紹介

突然ですが、最近ぶらぶらしていますか。月曜日から金曜日までgoogleカレンダーに指示されるように動き、土曜日や日曜日もスケジュールが綿密に組まれている。絶えず頭の中では「次のタスク」がやってきて、本来は空白でなにもない時間でも、脳はキマっていて常にタスクのことを考えている。逆に無目的であることに気持ち悪さを感じてしまう皆さま。僕もそういうときあります。

ところで最近のデザイン研究では、あえて無

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春~夏にかけて開催されるデザイン系の学会紹介

学会シーズン到来ー

5月~7月は大忙しになります。なぜならこの時期は学会が盛んに行われるからです。6月のスケジュールのうち、週末がほぼ学会で埋まってしまいました。でもいろいろな研究に出会えるのは楽しみなことでもあります。

ここでいう研究者とは、大学院生なども含んで“研究”に取り組む人という広義の研究者を指します。そして学会とは研究者が、これまで取り組んできた研究の成果を発表しあい、普段出会えな

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「パーソンセンタードデザイン」に関する諸研究の紹介

こんにちは、MIMIGURIの研究開発職の西村です。新卒でMIMIGURIに入社したのが1年前。当時は研究開発部門は存在せず、遊軍的な働きでしたが、昨年9月から本格的に研究開発部門が立ち上がり、最近は、チームでナレッジマネジメントや新規事業、多角化経営論の研究活動に本腰を入れて取り組んでいます。今後ともよろしくお願いいたします。

MIMIGURIの研究開発に関心のある方は以下の記事をご覧ください

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「共創」とは何かの定義を試みる

「共創」とは何かの定義を試みる

こんにちは、西村歩です。株式会社MIMIGURIでリサーチャー(研究職)をしています。MIMIGURIメンバーが以下のキーワードでリレー記事を書いていくMIMIGURI AdvetCalendar2022(11日目)の一環で執筆しています。

いやぁ・・前回の塙さんの記事が本当に良かった。。

自己紹介から。

西村歩と申します。会社では名前の真ん中をとって「ラー油」と呼ばれています。Twitte

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「総合政策学」の30年を書きました。

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士2年の西村と申します。来年からは企業の研究職として、主に組織やデザイン、そして実践知に関する研究に従事することが決まりました。

修論を書くのが疲れたので気分転換に記事を書いてみます。テーマは「総合政策学」についてです。慶應SFCの上山信一先生にお声をいただき、共著として執筆に関わらせていただいた論文『総合政策学-30年の回顧と展望―理念、研究、改革実践の

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