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小さな違和感

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日常で感じた小さな違和感。一度は「ん?」と感じたような、またはこれからどこかで感じるような、そんな違和感をまとめました。
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XやSlackで見かける、「1on1したい人ぜひ!」投稿への若干の違和感

XやSlackで見かける、「1on1したい人ぜひ!」投稿への若干の違和感

「1on1募集!」「1on1しましょう!」「1on1したい人いればぜひ!」
最近、高校生や大学生がこのような投稿をしているのを何度か目にしたことがあるのだが、文脈によってはこの類の投稿に、若干の違和感を覚える。

おそらく、社会人になってからの上司との「1on1ミーティング」が当たり前になった今、そして、自分が学生時代にもほぼ同様の意味で使っていたこともあり、最近の学生の「1on1」とは異なる意味

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「○○じゃん」という言葉への慣れなさ

「○○じゃん」という言葉への慣れなさ

関東で暮らし始めて1年と少し。
未だになれない言葉遣いのひとつに「○○じゃん」がある。

なじみの深い関西エリアでは「○○やん」の文化。
「ji」という発音が加わっただけだが、どうしても慣れない。

地方出身のみなさま、こんなことってありません?

1,職場で聞こえてくる「じゃん」

これまでの人生、方言についてそこまで意識することはなかった。
大学時代にはオンラインで全国の友人・先輩と活動してい

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名前の漢字を間違える君へ

名前の漢字を間違える君へ

1、名前を間違えられることについて世の中には人名には似た漢字が多く使われている。

「斎藤」と「斉藤」と「齋藤」と「齊藤」
「〇太郎」と「〇太朗」などである。

そうした漢字は間違えられやすい。
そして間違えらえた人はその訂正をしないことも多い。

かくいう僕もその当事者である。
さすがに就職活動の際には企業側としても誤った漢字で送ってくることは少なかったが(注:なかったとは言っていない)、旅館の

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「ホンネを話してほしい」という前に

「ホンネを話してほしい」という前に

「本音で話そうとチームで決めたのになかなか話してくれない」
「ひとりだけ本音が聞けずいつまでたっても打ち解けない」

こういう声を友人から聞くことがある。

友人の気持ちもわからなくはない。
おそらくチームビルディングにおける「本音で話すことの大切さ」を何かの本やセミナーで聞き、それを実践しているにすぎないのだろう。
だから悪気があってそう言っているのではないのもわかる。

しかし僕はこの言葉に、

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後輩女子に「かわいいですね」と言われる大人系男子大学生の考察

後輩女子に「かわいいですね」と言われる大人系男子大学生の考察

先日のMTGで、大人しめな仕事できる系後輩に言われた言葉が印象に残っている。

「shinさんってかわいいとこありますよね」

「かわいい」と呼ばれること。一度だけなら「その人の個性・価値観」と考え、特に気にすることはない。
しかし、先日ボランティアで修学旅行女子高校生4人組を案内した際にも、出会った瞬間、初対面の状況から「かわいい~」「優しそう~」の洗礼を受けた。

年増、あるいは大人びていると

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部屋の電気を消さない人から共同生活の面白さを感じた日

部屋の電気を消さない人から共同生活の面白さを感じた日

部屋を出ていくとき、電気を消さない人がいる。
僕は必ず電気を消す派。指摘したら思わぬ反応が返ってきた。

電気を使わないときは電気を消す。
これを当たり前だと思っている自分は、幾度となく視界に入る、空虚な明るい下段のドミトリーを見て唖然とした。

一週間ほど前からワーキングホリデーのため、日本の某地域のゲストハウスに滞在している。そして、同時期に参加するワーホリメンバーが何名かいるため、うち男性は

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「先輩」という敬称

「先輩」という敬称

先日、アルバイト先で、新人研修を行った。
新たな仲間となった2年生の後輩はありがたいことにとてもまじめで、メモを取りながら質問しながら、積極的に僕の研修を受けてくれた。

研修自体はごく普通の内容だし、姿勢もとても立派だった。
ただ、質問や雑談の時、ある言葉が飛び出すときにどこか懐かしさを覚えた。

「『先輩』が業務で気を付けていることって何ですか?」
「『先輩』、この場合はどうすればいいですか?

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志望動機を「作る」ことへの違和感

志望動機を「作る」ことへの違和感

就活が(名目上)解禁されましたね。
僕も就活生の一人として、企業との出会いにワクワクする一方、説明会やESのラッシュが訪れ、日々一年後の未来のために戦っています。

さて、多忙なこの時期ですが、みなさんはエントリーする企業をどのように選んでいるでしょうか。
今回はその中でも「志望動機」がテーマです。
就活生かつ継続中の身の意見なのであくまでも参考までにといったところですが、「志望動機が書けない!」

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「腐らない」ことへの違和感

「腐らない」ことへの違和感

冷蔵庫が壊れた。

自分の感覚のせいかな。

電源抜き差ししたら直るかな。

しばらく待ってみたら復帰するかな。

いろいろ試したけど、やっぱり駄目だった。

一週間ほど様子を見て、結局電気屋さんに診てもらった。

案の上、復帰できなかった。

その冷蔵庫はマンション備え付けだったので、大家さんが交換費用を支払ってくれて、ひとまず解決した。

今は以前にように問題なく使えている。

でも、変わった

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「お疲れ様です」に感じる違和感

「お疲れ様です」に感じる違和感

 「お疲れ様です」この言葉を日常的に使う人も多いだろう。バイトや団体の会議の始まりと終わり、業務中に同期に出会ったとき、日常の様々な場面で使う。

 これは「お世話になっております。」「宜しくお願い致します。」などと同じようないわゆる「定型表現」だろう。

 しかし、職場ならまだしも「学生団体」や「サークル」でこの言葉を使うことに、やや違和感を覚える。

 「お疲れ様です!今回は○○について連絡し

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