無題

年賀状の感性、とは。

先日、有名なテレビ局で、年賀状特集をしていました。


一番、ウケない年賀状は

自宅のプリンターで印刷されただけ

子供だけ、写されただけ

の、手書きすらない、年賀状だそうです。


「ただのダイレクトメールと同じで、印刷物」

「事務的」

「ポストに入っている、チラシと変わらない気分になる」

と出演者、大多数の意見。


子供(だけ)が、写された年賀状は

「その子供と、年賀状をしてるのと、ちがうんだけどなあ・・・」

と、これも大多数。

子供の写真入り年賀状で喜ぶのは、その祖父母

仲の良い親戚、いとこのおばちゃんだけ、だそうです。


年賀状用に、家族の写真を写すためだけに

写真屋さんで、毎年5万円をかけている家族がいるとか。

多くの人が、家族写真はいらん・・・と言っているのに

と、これは大物出演者の方々の、意見。


すこし前までは、写真入り年賀状といえば

せめて、子供が小学校に入学しました、というくらいの喜び時でした。

その時だけ奮発して、写真屋さんで写された

きれいな写真入り年賀状が、送られて来たのを思い出します。


20年くらい前は、結婚しました、というのも

文字で書かれていたのを、どこかで見かけたことがあります。

それが逆に、ほのぼのとしていて

どんな人と結婚したんだろう、という想像を掻き立てられました。


想像を掻き立てられる・・・

こういう感性は、セックスと同じように思います。

女性は、事務的な動作ではなく

想像を掻き立てられる、手間のかかった愛撫や前戯を悦ばれます。

年賀状もセックスも、相手を思いやる、想像してみる

そのちょっとした、気持ちの込めようが喜ばれます。


年々、年賀状の出荷枚数が減っています。

メール年賀が増えています。

メールは、簡単、いつでもできる、見慣れたデジタル文字。

だからこそ、喜びの日に、年賀状を受け取ると

その、貴重性を感じます。


とは、個人の意見ですが

また上記のように、テレビではあれやこれやと意見もありますが

私にとっては、それを超えて、差し出す人たちが沢山いること

毎年送ってくださることが、十二分嬉しく感じています。


30年後あったらいいな

それは

年賀状1枚の手作り作品が、上手に出来たとき

それが3桁枚、同じものを瞬時に作れたら、いいな~♪ということ。


年賀状、毎年11月から心を込めて、作り始めています・・・。

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