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10.幼少期の別れというもの
その当時、私の祖父(トシオさん)は職業を引退していた。私の祖母(ミツヨさん)と一緒に私を連れて紀南に出かけた。シラハマやカツウラに行った。
私はこの旅をよく覚えている。夜中に私は両親が恋しくなった。「家に帰りたい」と祖父母に言った。それは真夜中だった。家に帰るには三時間はかかっただろう。それでも祖父母は私を家まで送り届けた。
どういうわけかこの記憶が深く刻まれている。残念さと申し訳なさが入り交
9.幼少期の記憶の断片
私が3歳の時、幼稚園に行きはじめた。とにかく落ち着かず騒々しい子どもだったらしい。通学には電車を使っていた。キノカワ線という私鉄だった。日常的に利用していたはずだが、その当時の記憶はほとんどない。今では、運営する会社が変わっていて、ずいぶんと様相が違う。
いわゆる赤字ルートだった。私が中学生のとき、それを廃線にするかどうかで揉めた。キノカワ市とワカヤマ市が関わり、論争が繰り広げられた。そして、
8. 私が生きた人生
《3》
ここからは、私がいかにして、今の死に対するアイデアに辿りついたかについて話そうと思う。その目的のためには、私が私の人生をどのように過ごしてきたかをあなたに知って欲しい。
振り返ってみると、思っていた以上に、死は私の人生のあちらこちらにあった。しかし、自分の周囲で起きた死に対して、それなりの対応するには、私はある程度の年齢を重ねる必要があった。
一定の時間を共有した人々の死に直面した時
【小説】 「亮介さんとあおいさんとぼくと」が読みやすくなりました。
こんにちは。
雑賀千尋です。
お知らせです。
以前に書いた小説、「亮介さんとあおいさんとぼくと」が読みやすくなりました。
どう読みやすくなったかというと、次の話へのリンクを貼ることで、ページの推移が簡単になりました。
「はい?どういうことでしょう?」となると思いますので、ご説明しますと。
(PCなら問題ないのですが)スマホで読んでもらっている人には、この小説の1話を読んで、ページの下の方
「英語の練習帳」はじめます
I would like to start a new Magazine.
The name is"英語の練習帳".
The reason why I begin is it’s just I need to study English. Particularly for business.
At first, it’ll be something like dairy. I am going
しばらく更新が止まっております。引越しやら、転職やらで、バタバタしております。海外出張もありまして。年末くらいに落ち着いたら、小説の続き投稿いたしますので、お待ちくださいませ。
大学時代、お金がなくて、はなまるうどんで、かけ小ばかり食べていたことを思い出して、わびしい気持ちになっています。(実際、食べたのはかけ中とてんぷらで、ずいぶんと贅沢です)
ひらがなだけのぶんしょう
ぶんしょうをかいているなかで、すこしかんがえたことをためします。もし、ぶんしょうが、すべて、ひらがなだけで、かかれていたとしたら。
あるいみ、これは、にほんごにたいする、ちょうせんです。
じつは、いぜんに、だれかの、ぶろぐで、こんなことがあった。
ちょうせんご、はんぐるには、にほんごでいうところの、ひらがなやかたかなの、くべつがないそうだ。
ひらがなが、ずっとならんでいるようなものだ。
1日に、使えるエネルギーは有限。移動するでも、話すでも、エネルギーを使う。そのうち、文章を書くことに当てる時間をいかに捻出するか。毎日投稿している人をいたく尊敬します。
6. 人生の意味を知らない弟
その年の夏、千葉の弟から手紙が来た。チヒロは高校を卒業した後、千葉の国立大学に通った。彼は私と比べてずっとスマートな頭脳を持っていた。そして、私よりはるかに歪んだキャラクターを持っていた。
「私はもはや人生の意味を知らない。どうにかして管理しようとしても、状況は改善されるとは思えない。生きているのはいやだ」
彼から時々この種の手紙を書いた。私も別に生きる意味なんて持ってない。私自身の意味な