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記事一覧
ブックサンタ2023
少し肌寒くなってきたこの頃。気が早い雑貨屋さんにはもうクリスマスグッズが並んでいますね。
昨日は「ブックサンタ」に参加しようと思って、仕事の帰りに大きな本屋さんに行きました。
「ブックサンタ」とは、ひとことで言えば子どもに本を寄付する活動のことです。
去年何かのきっかけで知って、とても素敵な活動だなと感銘を受け参加してみました。
大人になってから改めて考えてみるとサンタの存在って結構残酷で
冬に読みたい天文学エッセイ『夜の魂ー天文学逍遥』
冬になると甘くてこってりしたお菓子が食べたなくなる。フルーツを散りばめたバターたっぷりのシュトーレンや、濃厚なホットチョコレート、アプリコットジャムをしのばせたザッハトルテーー。疲れた心と身体にしみわたる甘さの。
冬の読書も例外ではない。シュトーレンみたいな甘くて華やかなものが読みたくなる。数年前から私の「冬に読む本リスト」の定番となったのが、『夜の魂ー天文学逍遥』だ。
『夜の魂』は、天文・物
生活に疲れた日に読む本|レシピ本/語学書
生活に疲れた日は、なにを読むか
だれにでも、生活に疲れてしまう日があると思う。お皿洗いや洗濯といった生きていくために必須の家事、公私ともに抱える無数のタスク、仕事や勉強で成果を求められること……。そんなものに圧倒される日。もちろん余裕があるときには、そんな日々が楽しいものだけど。
疲れてしまって「いったん一時停止させて!」と白旗を振りたくなる日は、自分の生活にまったく関係のない本を読む。現実
小説を読んで「わからなかった」とき、自由になれる気がする
受験生のころ、小説の読解問題が苦手だった。制限時間内に小説を読みとおし、与えられた選択肢のなかでもっとも適切なものを選ぶ作業。
――大人になってからは、あんなにつまらない小説の読み方は他にないなと思う。でも学生時代は、小説を読んで「きちんと理解する」のがとても大切なことのように思えた。
大人たちの「名作をいくら読んでも、理解できていないと意味がないよね」という意見に、たしかにその通りだと思った
2023年読書のふりかえり
2023年も残りわずか。今年の読書のふりかえりをしてみようと思います。
途中まではビブリア、途中からはnotionで読書の記録をつけていました。
記録を見る限り、読了した本は180冊らしい。
きわめて個人的なふりかえりでしかないのですが、お楽しみいただけたらうれしいです。
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◽総評◽️
読みすぎたかもしれない。こういうの
Notionでつける読書記録
以前こちらの記事で、読書の記録方法について迷っていることを書きました。
その後Notionが便利らしいと聞きつけ、Notionでの読書記録を始めてみることに。
数ヶ月経って使い慣れてきたので、紹介してみたいと思います。Notion自由度高くて便利で楽しいですよ!
興味があるテーマのメモ
まず私のホーム画面はこんな感じです。
Studyというページのいちばん上にボードを置き、興味のあるテー
『ショウコの微笑』を読んで 韓国文学も面白いかも!
こんにちは。いよいよ読書の秋ですね📚🍂🌕
先日『ショウコの微笑』という、韓国の短編集を読みました。新しい韓国の文学シリーズの一冊として刊行されています。
今年読んだ現代小説の中でいちばん刺さったかもしれない。
韓国文学はあまり読んでこなかったのですが、この本をきっかけに興味が出てきました。
実はこの本、ブックカルテという選書サービスで、ある書店員さんに選んでいただいたものです。
自
読んだ本と読みたい本の管理方法
みなさんは読んだ本や読みたい本のリストを作っていますか?
私は「読書管理ビブリア」というアプリを使っています。
ブクログとか読書メーターも使ったことがあるんですが、結局シンプルさがしっくりきてビブリアに落ち着きました。高校生の頃からずっとこれです。
ビブリアのこの読書の妖精(?)が好きです笑
何冊読んだからエライ!なんて絶対に言わなくて、温かく見守ってくれます。
メモと感想を書く欄もあるの
読書感想文よりも、読書の収集記録はどうかな?
学生さんは夏休みの時期ですね。夏休みの宿題といえば、読書感想文なんてあったっけ、とふと思い出しました。
読書好きのみなさんは、読書感想文は好きでしたか? 私は実はあまり好きでないほうでした。
学校の先生がいつも教えてくれるような「正しい」価値観を肯定する方向性で物語の感想を書くことが必要なのかなという気がしていたからです。
たとえば、「主人公の誰々くんみたいに他人に優しくしようと思いました」
語学好き必読エッセイ | 『べつの言葉で』
「読書好き」にはいろいろなタイプがいると思います。起伏のあるストーリーを追うのが好きな人、情景描写を頭の中でじっくりイメージして味わうのが好きな人、構造に注意して読みたい人ーー。
私は言葉自体がそもそも好き、というタイプです。ひとりで歩いている時なんかはしょっちゅう言葉について考えているし、辞書も読みものみたいに読んだりする。そんな具合なので当然、文学と同じくらい語学にも興味を持っています。
翻訳夜話2 サリンジャー戦記 | 読書メモ
読んだ本
村上 春樹/柴田 元幸『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』文藝春秋、2003
メモ
J.D.サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(『ライ麦畑でつかまえて』という翻訳のほうが有名かな)の魅力を余すところなく語った本。
村上春樹と柴田元幸が、作家と文学者という異なる立場から、そして時には翻訳者同士という同じ立場から、徹底的にキャッチャーを語っています。
キャッチャーは知性より
2023年1月の読書記録(小説)
1月に読んだ小説の記録。
注意
個人的な読書の思い出です。あらすじとかも特に書いてないのであしからず…。
1冊目: レモンケーキの独特なさびしさ/エイミー・ベンダー
2023年、最初に読んだ小説。読みたい本リストに入っていたものの、なぜ読みたかったのかをすっかり忘れてしまい、数年間その存在を忘れていた。図書館でたまたま見かけてすぐに借り、2日で一気読みした。
2冊目: カラマーゾフの兄弟(