Kenji Tomita / 冨田憲二
記事一覧
なぜ「企業文化」が大切なのか?|カルチャーデザイン
皆さん「企業文化」と聞いて、一体どのようなものを思い浮かべるだろうか?
それはそれぞれのカイシャというものに空気のように存在していて、厳密言えば2つとして同じものは無い、法人におけるDNAや血液のようなものだ。しかし多くの人は「企業文化」というものに対して真に正面から向き合い、それが根本何であるか、なぜ大切なのか、どんな構造でどんな力学が働くのか、どのように浸透/維持していくのかという深い考察に
大帝国の凋落をアナロジーに企業衰退・組織崩壊の基本原理を学ぶ
コテンラジオの「ケマル・アタテュルク」シリーズ、珍しく「アナロジーとしての学び」を推奨しており、実際「オスマン帝国の凋落」のプロセスが、アナロジーとして企業衰退、並びに組織崩壊への基本原理として普遍性と学びが深かったので、備忘録的にメモしておく。
「歴史」を安易にアナロジーとして援用する危険性
念の為こちらに最初に触れておく。実際コテンラジオの本シリーズ冒頭でもその点に触れているが、歴史からの
逆境の心理的安全性ー混迷の現代社会を前提としたシン・組織論
"マネージャーの機能不全がいよいよどうにもならない状況になりつつあるーーー。"
こんな問題提議から始まるリクルートワークス研究所の記事が2024年2月7日に公開された。数十年にわたって実在していたミドルマネジメント人材の負荷に対して、近年では"アドオン的"に部下への繊細な「気配り」や細やかな「心配り」、つまり「感情的なケア」が求められるようになったというのが本稿の主な考察となっている。
大変興
脱タムパ的思考論ー「言語化がスゲぇ」が実は全く凄くない理由。
今はタムパ(タイムパフォーマンス)の時代と言われて久しい。特に若い世代(Z世代)を中心に「消費コンテンツの短尺化」という視点から全方位的な行動心理へ拡張されている。つまり、コンテンツを起点にあらゆる物事に人類が向き合う「態度」がせっかちになっているのである。これはいわゆる若者だけには留まらない生活・思考トレンド的な様相を呈している。このトリガーとなっているの言うまでもなくネット、スマホ、ショート動
もっとみる「成長の踊り場」で組織課題が噴出する本当の理由
多くのスタートアップが急激な成長を成し遂げた後に直面してしまう「成長の踊り場」において、私自身も組織課題が噴出する場面に当事者として立ち会い、組織・カルチャーに責任を持つ立場として忸怩たる思いを経験した。
あれは一体どういう現象だったのか、どのような複合的な要因であのような「カオス」が現出してしまったのか。引き続き横目でも見聞きする本現象について回顧的な考察を中心に展開する。サマリとしては次の3
全ては"勝ち続ける"ために。圧倒的逆算で創られていったサイバーエージェントの企業文化論|企業文化をデザインする人たち#05
2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第5弾を最終回と
“カルチャーとは組織のOS”未踏の地に立てた旗をグリップし続ける握力の源泉|企業文化をデザインする人たち#04[後編]
2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第4弾となる今回
“社内の不安を払拭する”逃げない背中を信じ続けるフォロワーシップの底力|企業文化をデザインする人たち#04[前編]
2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第4弾となる今回
"カルチャーが戦略を食う。"シリコンバレーから見た知的好奇心と忍耐強さという日本文化の価値とは|企業文化をデザインする人たち#03
2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第3弾となる今回は
全部「愛」だった。企業文化を紡ぐ人財に欠共通する欠かせない資質|企業文化をデザインする人たち#02[後編]
2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第2弾となる今回は
大失敗から始まった企業文化の"自律機能"が出来上がるまで|企業文化をデザインする人たち #02 [前編]
2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
第2弾となる今回は
経営統合下でコロナへ突入…「組織の分断」が教えてくれたカルチャーの底力|企業文化をデザインする人たち#01[後編]
2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする企画をスタートさせます。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
今回がそ
経営者になってやらなかった最大の失敗は「新卒採用」と言い切れる理由|企業文化をデザインする人たち#01[前編]
2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。
そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする企画をスタートさせました。
ーー「企業文化をデザインする人たち」
今回が
熱狂の桜ヶ丘|スマートニュースとカルチャーデザイン
"企業のカルチャーは創業過程、成長過程で様々な成功体験を通じて構築され深められ、時を経て虚い変化する。カルチャーは注意深くデザインし続けなければ自然の摂理のように拡大とともに薄まり、時代や環境の変化に影響を受ける——"
企業という生命体のDNAがそうであるならば、生い立ちや成り立ちをごく一定期間でも克明に記録して残しておくことに、社会的意義や一定の知的資産価値を感じざるを得ない。創業時における「