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記事一覧
Etude (29)「人生とはそれぞれの役を演じることなのか」
[執筆日 : 令和3年4月29日]
1.政治を考える上で重要な論点とは
岩波書店「岩波 社会思想辞典」の「政治」の項を担当された川崎修(立教大学法学部教授、ハンナ・アーレントの研究家)さんが政治について、以下のように記述しております。
「政治の概要を最大公約数的に概括するならば、その中心にあるのは、意見や利害が異なる複数の人間の間で秩序を形成・維持・変容する営み、言い換えれば、人々の間の差異
Etude (23)「三つ子の魂百までとは」
[執筆日: 令和3年4月1日]
今日は、4月1日、新しい年度(会計)の始まりでございます。隠居老人には、新年度もないとも言えるし、あるとも言えるのは、行きつけの茶店のコーヒーの値段が一挙に70円も値上がっていて、なんだこれは、コロナ禍のインフレはひどいなあと。聞くところによれば、持ち帰りの代金も上がるようですし、週刊誌情報では年金額が下がるともいうし、踏んだり蹴ったりの新年度のような感じです。
Etude (22)「さあ、あなたの暮らしぶりを話して」
[執筆日: 令和3年3月31日]
「どんな女性にとっても、最良の夫というものは、考古学者に決まっています。妻が年をとればとるほど、夫が興味を持ってくれるでしょうから」
コロナ禍にあって、旅の事を書くのは、絵に書いた餅を眺めさせるようなものでありますし、目に毒という気もいたしますが、旅行をするためには、最低3つの要素が必要な気がします。第一は、好奇心、所謂、今生きている場所より素敵な場所があ
Etude (21)「リヨンからの便りー時間とは記憶」
[執筆日: 令和3年3月30日]
昨日、アフリカからフランスに転勤した、元同僚から近況を知らせるメールが届いておりました。勤務地は、遠藤周作がかつて留学していたリヨンの町。リヨンは、1996年でしたか、リヨン・サミットが開催された地で、私は東京から外国人プレス対応のため、一足先に、H外務報道官とともパリに先乗りし、パリの外国特派員との会食(ギイ・サヴォワというミシュラン三星レストラン等で)など
Etude (20)「利他を考える」
[執筆日 : 令和3年3月29日]
昨日は、久しぶりに恵比寿の職場の元同僚から、4月から、観光・ガイドの授業で、西洋の講座を週一回受け持つ仕事が見つかったと、嬉しそうに連絡がありました。しかし、ヨーロッパに住んだこともない彼がヨーロッパの歴史、文化・観光的な事を語ることが果たして出来るか、大丈夫かと思いながら、そういう仕事なら私もできそうなので、特別講義で講師で招待してくださいと、期待せずのお
Etude (19)「真の孤独を知るために」
[執筆日 : 令和3年3月28日]
「教育の最高目的は、天才を養成する事である。世界の歴史に意義あらしむる人間を作ることである。それから第二の目的は、かかる人生の支配者に服従し、かつ尊敬する事を天職とする、健全なる民衆を育てる事である。(中略)教育の真の目的は、「人間」を作ることである。決して、学者や、技師や、事務家や、商人や、農夫や、官吏などを作ることではない。」
「人には誰しも能不能のある
Etude (17)「他人を理解することよりも、自分を理解することが遥かに難しい」
[執筆日 : 令和3年3月25日]
「他人を理解するには、豊かな想像力がいるのに、今の日本には、そんな教育はない」
イーデス・ハンソン(1988年8月31日朝日新聞「天声人語」)
呉兢の「貞観政要」の続きと申しますか、最後でございます。先に、人物鑑定法なることを書きましたが、側近№1の魏徴が太宗から乱世の後の泰平の時代に、賢人の人材登用をはかる上で、自己推薦制を採用しよう