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姑息で小さい嘘が,息長で大きい呪いに化ける

いつものようにふと思い立たったので,これまでの人生における反省と今後の人生を生きていく上での教訓を自分にぶっ刺す.

タイトルの通り,姑息な(=一時のがれ,その場しのぎ)嘘は,自分のそれ以降の人生に無駄に長い呪いをかけることになる.
(息長(いきなが)は,造語)

「姑息で小さい嘘が,息長で大きい呪いに化ける」とはどういうことなのか

あくまで自分のケースだが,
虚栄心がために,他人に等身大の自分ではなく虚影の自分を見せようとする(自分を大きく見せようとする)と,
ありもしないその虚影を演じ続ける続けるために,自分を歪めてしまうこと

とでもいうのだろうか.
簡単に言うと,自分に嘘をつくということ.

分かっていたようで,それを本当の意味でできていなかった自分は臆病者だった.
具体的に他人に迷惑をかけたというエピソードがあったかどうかも正直あまり覚えていない.
ただ,姑息な嘘を吐くとその嘘にまとわりつかれることが多かった.
そしてその嘘が消えるまでに多くの時間と精神的労力が必要だ.

少し自分をよく見せようという一時の快楽に自ら溺れにいく救いようがない行為だ.
メタ認知をしてくれるもう一人の自分はどこかで気づいてくれているのに.
追求されないであろうことを予想してか,本心でないことも,特に聞かれてもないことをも,ペラペラ饒舌に話してしまう.

そういう時は脳内にバグが生じ続けていて,まるで霧がかかったように,自らの思考がクリアでない不健全な状態だ.

そのような行為を重ねれば重ねるほど,よりその行為が強化される上,無意識に精神が疲労し自分の本音が分からなくなる.
風邪や花粉症より,ひどくねちっこい症状だ.
まさに呪い.
インフルエンザのように短く激しい症状でなく,完治までにとても長い時間が必要だ.
すぐに正確に効く特効薬もない.

分かっているようで分からない自分のことだが,このケースに関してはよく分かる.
根本的な要因,そもそも自己肯定感が低いのだ.
自分の人生を本当の意味で豊かにしようと考えたときに,無意味に他人と比較し,自己肯定感を下げ続けてしまう.

何者でもないと頭ごなしに決めつけて,さらに負のスパイラルに陥る.
無気力感も強まり,何かをしようにも常に腰が重い.

そもそも,自分の人生は自分のものでしかないのに,他人と比較することは無意味なのだ.
もちろん,比較して何かしらここが強みのようだ,ならばこういう部分はさらに伸ばそう!というようなポジティブな解釈をすることもできるから,考えようではある.

自分は自分,自分だからこそやりたいことに埋没し,やるべきことを考え,やるべきでないことはやらず,自分の人生に夢中になり続ける方が豊かな人生を送ることができる気がする.
他人に無駄な興味を持ち続けることは本来必要ないのだ.
しかも,無意識に自分を苦しめ続ける羨望の眼差しは.
SNSをガン見しないで,目の前の自分の人生に集中し楽しみ続ければいい.

症状の根本を断つには,

自分の状態に気づく(問題発見/メタ認知)
状態の何故を問い続ける(問題の要因を特定する)
何をするべきで何をしないべきかを決める(課題設定)
内心の触診を繰り返す(状態の経過観察と軌道修正)

が必要であることに気づいた.

ひたすら自分に向き合うことでしか,呪いを解くことはできない.
解かれたという感覚を,なかなか得ることができない.
幾重にも呪いがかかっているからだ.
ただし,今は徐々に弱まりつつあることは確かである.

実体験だからこそ,分かる.
得るものは本当にないし,虚無である.

ただ,そこから気づきを得て,カルテを作り再発しないような対策までを考えることができた.

もうあんな呪いを,自分からかけようと思わない.

本質を見極め,自分を大切にし続けよう.

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