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「会社のために働く」ってよく聞くけど、何か違和感がありませんか?

こんばんは、アドバイザーのこうたです。

最近ビジネス系の記事を読み漁っていたら、「会社のために働く」というワードが個人的に引っかかったので記事にしてみました。


最初は違和感がなかったんです。

なぜなら私は代表(今は退いています)なので、会社のために働くことが第一だから(会社の存続・拡大=部下のため にもなる)。

しかしよくよく考えてみると、一般従業員が会社のために働いていることなんてあるのだろうかと疑問に思いました。




1.給与を払っているんだから当然

受け取っている対価分の働きをするのは当然です。

そこは間違えちゃいけません。

実際、「給与分は働く」なんて発言を耳にすることは少なくないと思います。

でもそれって、『会社のため』ではないですよね?

極端な解釈をすれば、『自分のため』です。

給与をもらっているから働いているのではなく、給与をもらうために働いているわけです。



上記の実際の正しい解釈はともかく、どういう気持ちで働いているかの実情を考えると、『会社のために働く』というセリフは大半の人が意識していないことになります。




2.なんのために働いているのか?

私としては、「なんのために働いているの?」と質問をした時、お金のため、家族のため、生活のためと即答する人のほうが信用できます。

どんなに仕事が好きな人でも、じゃあ無給で良いのかと問われればイエスと言う人はいません。

人生とは妥協が必要で、本当に仕事を目的としているのであれば、妥協が難しくなります。

しかしお金のためであれば、多少の妥協は飲み込めるようになります。

仕事は手段であって、人生の目的にしてはなりません(直近の目的、もしくは代表などは別)。


一方で、「なんのために働いているの?」と聞いて「お金のためです」と答える人でも、実際は目的と手段が入れ替わっていることもあります。

妥協が許されなくなってしまった人たちです。

妥協とは、快諾したくはないけどギリギリ許容できることを指します。

つまりは我慢です。

この我慢の限界を越えつつも我慢を強いられる状況。

本記事でお伝えしたいのはこの部分です。



『会社のために働く』というセリフは、従業員が言う分にはまだいいのです。

それに出世して会社の仕組みを変えたい、より良くしたいという想いで頑張っている人はたくさんいます。

その人たちは「会社のために頑張って働いている」と言いながらも、「生活のために働いている」とも答えるでしょう。

しかし、企業側が言ってはいけません。


従業員なら「給与をもらうために働く」で済みますが、企業側が言うと、「給与が欲しいならとことん働け」となってしまうのです。

内容は正しいですよ。

でも実際に口にすると、支配者と奴隷の関係になってしまいます。

いわゆるブラック企業の典型に成り下がるのです。




3.会社のために働かせたいなら、まずは金

日本は海外と違い、成果を出せば出すほど給与がグンッと伸びるわけではありません。

大金を稼ぎたいのであれば、独立したほうが手っ取り早いことすらあります。

ただその反面、従業員には選択の自由と安定が優先されています。


会社の特色で転勤を拒否、または希望することができる企業も少なくありませんし、福利厚生も新しい制度がどんどん増えていますよね。

これは企業側が従業員に寄り添っている結果です。

給与を上げることは難しいものの、他の部分で満足度の向上を図っているわけです。

そして何よりも、企業側は従業員をクビにすることがほとんどできません。

まあこれが、日本の平均収入が世界で下位である大きな要因の一つなのですが、ある意味そのおかげで不変の安定を約束されているんですね。

(簡単に言うと、給与を上げると事業が傾いた時のリスクが増す。でも後から減らせないし、無能を切ることもできない。だからリスク回避のために下手に上げられない)



そんな中、企業が「会社のために働け」と言ったらどうでしょう?


会社のために残業しろ
会社のために休日出勤をしろ
会社のことを考えて有給申請を控えろ


これらを行ったところで昇給するわけでもないのに、強制的にワークスタイルを決定づけられてしまう。

もはや支配者と変わりません。

そして実際、大きな企業ほどその傾向が強いです。

事実、日本で意欲を持っている従業員の割合は6%で、139ヶ国中132位

平均収入1位であるアメリカで意欲を持って働いている人は31%で、こちらもトップです。

つまり、『より働かせたいならまずは金』が証明されてしまっていると言えます。

お金が難しいから働き方改革に力を入れるわけであって、それすらもできないのであればブラック企業認定するしかないのです。




4.企業と従業員に上下関係はない

まずは、従業員が会社のために在籍していると考えるのはやめましょう。

実際がどうとかではなく、第一には生きるために働いています。

そして現状に満足している人は少ないです。

それでも長く働いてもらい、力になってもらうためにはどうすべきなのか。

そこから考えてみてください。

不満のみの状態で働かせていれば、能力の平均が下がったり、一気に人が辞めたりで、必ずどこかで詰みます。

それはあなたの代ではないかもしれませんが、未来のどこかで詰みます。


逆に従業員は、不満があるならさっさと辞めましょう。

あなたには辞める自由が与えられています(一部例外あり)。

転職なんて簡単にできないとよく聞きますが、もちろん限度はあります。

20代であっても、無責任に絶対大丈夫とは言えません。

でも意外に働き方はたくさんあり、知らないだけで選択肢自体はそれなりにあるものです。

イメージだけで諦めるのではなく、実際に調べてみてください。




「会社のために働く」は、企業側も従業員側も口にするものではありません。

お金のために働き、従業員のために会社がある。

これが対等(win-win)の関係というものです。


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