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次世代様式のシゴト

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記事一覧

創薬・初期開発セミナー

創薬・初期開発セミナーの講師を担当します。(一社)医療開発基盤研究所主催で、PharmaTrain講師として担当します [https://lnkd.in/g64ugHV9]. . "本シリーズでは、開発経験豊富な薬理学専門家と弁理士による3回のセミナーでの講義とDiscussionを通して、下記の目標達成に必要な知識を得られるようにします。" #drugdiscovery #development

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知財マーケットは成立するか

週末、米国で主催されている勉強会に参加する機会があり、IP Exchange Marketについての議論があった。当方も21世紀に入って弁理士になりたての頃に日本版のMarket設立に参画したことがあったが、文化が違いすぎていて、時機も尚早すぎた(いまでもそうかも)ので、途中で立ち消えになった。ただ、その時に得た知識や経験を活かし当時はまだ特許事務所では(いまでもそうかも)誰も扱っていなかった知財

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知財アナリスト(コンテンツ)

このほど、知財アナリスト(コンテンツ)に登録されました。http://ip-edu.org/ipa_con?fbclid=IwAR2lm0UqBEc2YDbM0eLdRWrIcs43-GJeX1m5by_eH5PdtgjgtbBTRD9BAXg

同じ知財といっても、特許とは対極にある分野。しかし、ビジネスはそんなこと関係ないし、LLMを取得したときも、そもそも区別しない局面も多いことを再認識した

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知財制度の考察

下記セミナーにパネリストとして参画しました。

http://www.tmd.ac.jp/tlo/information/event/2020/jinzaiyosei_tokubetu.pdf

恩師からのお誘いだったのですが、抗生物質を研究していて、法務修士を修了した実務家であり、TRIPSとも関係深い活動もしているので、まさに、時機を得たテーマにしゃべることができました。

そこで気づいたのは

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20年ぶりの再会

あるヴァーチャル会議に参画し、その後ネットワーキングのため、ブレークアウトルームに強制的に分けられた6人のグループに20年前に知財実務を習った先輩・元上司がいた。すっかり初老の風貌で一瞬わからなかったがウェブ会議の利点である文字情報による氏名表示で彼と分かった。先方はすぐに分かったようであった。短い会話を楽しんだが、世話になったことのお礼を言うと、先方は、そういうこともあった感じで遠慮気味。20年

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国勢調査

明日は国勢調査の日。調査項目で戸惑ったのは、勤務地。対象となる日程は、すべて在宅勤務であった。。。。はてさて、どう記入すべきなのか。。。また、ちょうど大学院を卒業したばかりなので、対象を外れたが、がっつり通学と労働をしている時期だったので、その場合どう記入すべきか疑問に思った。

法務修士

社会人になってから大学院に通うことは、日本ではあまり通常ではないし、職場によっては、迷惑がられたり、異分子扱いされたりする。

20代の大半を過ごした欧州では、社会人経験のあと学びなおすことは日常。そんな経験を経ていたせいか、時代に変わり目に大学院に再び通い始めた。

社会人向けの時間割をしてくれているとはいえ、時間のやりくりが大変だし、アメリカ式の教育を課しているので、事前準備が大変だった。しか

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標準技術と特許

最近技術標準の話題を聞くことが増えてきた。

そこで出てくるのは、中国。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61905270U0A720C2MM8000/

「標準業界」でも、中国が世界戦略を進めている。

そこで振り返って特許出願を俯瞰してみると、中国の出願戦略。

ある技術に注目してランドスケープを策定・分析するよう依頼されることがあるが、中国が異常な

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未来志向と顧客主義

最近、当方の技術分野(といってもあるいみ守備範囲は広いので、いろいろあるが)でも標準技術の議論をすることが頻繁にある。将来技術標準・規格化をにらんで、特許出願戦略をしようというのである。

マーケティングでは、顧客主義と未来志向という観点で議論がされることがあるが、このような話は、未来の顧客・ステークホルダをどのように規定していくかを想定するものである。

コンセプト出しから、出願戦略を練ること、

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温故知新とニューノーマル

米国知財弁護士との交流会に出席した。当方の知財実務を指導いただいた先輩弁理士にもお目にかかることができた。お顔を拝見しただけで認識できず、ウェブミーティングの氏名表示でようやく認識できたほどで、20年以上の歳月の流れを感じた。普段は米国現地開催のため実務との関係で出席できなかったが、コロナ禍のおかげ(?)で従来参加できなかったものができ、普段交流できない人との新たな出会いや、繋がり、古き知己との再

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秘密特許

最先端の技術を毎日取り扱っていると、安全保障上重要な技術に遭遇することがある。グローバルな業務をしていると、アメリカや中国など、安全保障に敏感な国もあるし、無頓着な国、日本という対照的な違いに遭遇する。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000190582.html

最近上記のような報道がされて盛り上がっている。

昭和23年

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